2020年11月13日金曜日

型技術協会 2020年度 第2回 企画委員会

が,令和2年11月13日(金)の午後にオンラインで開催されました.前回は8月だったので,随分と久しぶりな気がしましたが,年4回の開催なので,こんなものなのでしょう.しかし,委員長の自分自身が各企画の進捗状況を完全に把握していないという事実を痛感することになりました.遺憾の極みです.

 講習会である「型技術セミナー」は,対面での実施を重視して,複数の会場でリアルタイムで行うサテライト方式で1回だけ開催されましたが,やはり不自然なのか,色々と問題があるようです.今後は,安全かつ確実に開催&視聴できることを重視して,オンラインでの実施を軸に検討することになると思います.

 見学会である「技術交流会」は,対面での実施であるにもかかわらず,受けれてくれる企業様が2社もありました.本当に感謝の言葉しかありません.ただ,これが当たり前のことだと考えてはいけない.事実,来年3月以降については完全に白紙の状態です.実施できるかも分かりません.一番頭の痛い問題です.

 セミナーに先駆けてオンラインで開催することになった「型技術基礎講習会」改め「型技術Web基礎講習会」は,開催案内が配信されてから申し込み状況を注視していましたが,何とか目標をクリアできたということで安心いたしました.このWeb基礎講習会の成功は自分にとっての悲願なので,絶対に軌道に乗せたいと考えています.

 委員長の責任で企画することになっている「型技術シンポジウム」は,今週の月曜日に講師や講演題目などの内容が確定し,開催案内をまとめることができました.日程調整に苦しみましたが,頑張った甲斐があって,素晴らしい構成になったと自負しております.できれば,予定どおり対面形式で行いたいところですが,新型コロナウイルスの状況によっては,オンライン開催への変更についても検討しなくてはなりません.

 自分は物事をはっきり口にする性分なので,委員の皆さんにはお願いではなく,命令するように伝わっているのではないかと心配しています.これまでは,委員会後の懇親会で修正することができたのですが,それも叶わない状況です.委員会が対面で開催され,その後の懇親会で委員の皆さんと楽しく交流できる日が来ることを切望しています.

2020年11月9日月曜日

鋳物屋なんでもつくれます

という文庫本を土日で読了していました.著者の上野歩さんが私の金型の本を参考文献にしてくれたことが縁になって以来,新作が刊行される度に購入して楽しんでいます.今回も女性が主人公でした.東京の下町を舞台にした女性鋳物師(いもじ)の奮闘,やっぱりモノづくりに頑張る女性の話はいいですねえ.すごく感動するというわけではありませんが,何だかホッとする内容でした.次の作品も楽しみです.
 フルモールド鋳造,富士山が見える広大な工場,「大村鋳造工業」のモデルは「木村鋳造所」だとすぐに分かりました.一度見学させていただく機会がありましたが,本当に勉強になりました.あれから色々と学んだ今,この本を読んだことがトリガーになって確認したいことが湧き出てしまい,再訪したいという気持ちが高まってきました.こうなったら型技術協会 企画委員長の地位を乱用して,技術交流会の会場をお願いしたいところです.調べてみたところ2004年に一度お世話になっているみたいですが,随分経っていることですし,またお邪魔させていただければと思います.