2011年11月26日土曜日

今週は忙しかった…

今日は,2限に夜間主の生産システムの講義のために大学に行きました.講義後,すぐに帰宅できればよかったのですが,今週は外出ばかりしていたので,溜まりに溜まった文字どおりの残務を消化するために,16時までバリバリ仕事しました.今週は,本当によく働きました.後期最大の山場を乗り超えたのではないかと思い,スケジュールを確認してみたところ,来週は外出2回,その次の週も外出2回,その次の週は外出3回.本当に,いい加減にしろ!という感じですね.卒論も佳境なので,しばらくの間は山を下りずに「尾根を歩く」ことにいたします⇒「m-shige's log: 尾根を歩く」.

2011年11月25日金曜日

東京で電通大研究室のOB会

 今となっては,私の研究室の前身と言えるかどうか分かりませんが,私が講師の時まで電通大に存在していたT研究室のOB会が,今日の夜19時より,東京駅丸の内北口近くの炉端料理の店で開催されました.
 参加者は男性ばかりで16名でしたが,全員,30代後半以上の年齢となっていて,関節が痛いだの,無理が出来なくなっただの,髪が薄く&白くなっただの,もう飲めなくなっただの,情けないことばかり見聞きしましたが,全て自分自身にも当てはまることなので,何も反論することできませんでした(笑).
 来る人が固定化されてきた感のあるこのOB会ですが,この時しか会えない人に会えることを楽しみに参加しています.来年も盛大なOB会となるように,来年の幹事になった人には頑張って欲しいです.


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2011年11月24日木曜日

精密工学会 第351回講習会 製造系ソフトウェア最前線

の司会を務めるために,今日は終日,横浜のみなとみらい地区にあるパシフィコ横浜で過ごしました.みなとみらい地区は,妻と何度もデートした思い出の場所で,いつ来ても当時のことを懐かしく思い出します.冒頭から,おのろけですいません(笑).
 今回の講習会は,私が責任者となって企画したもので,6件の講演のうちの4件を私自身で交渉して,アレンジさせていただきました.私自身が聴講したいと思える内容にまとめたつもりです.
 オープニングは,静岡文化芸術大学のMZ先生の講演でした.MZ先生には,CAD/CAMに関する総論的な内容で話していただくよう依頼しました.CADを専門にしているMZ先生が,どのような話をするのか大変興味を持っていましたが,意外にも自分の講義の内容に近かったことに驚くと同時に,自分の講義の方針は間違っていないのだという自信にもなりました.しかし,内容はMZ先生の方が奥深いものでした.この講演の内容は,自分の講義にも絶対に反映させます.
 2件目は,牧野フライス製作所の方による機械加工で金型表面に装飾を付加することを可能としたCAMに関する講演でした.このCAMは,TwitterやFacebookでもよく話題になっています.大容量のデータを扱うために,64ビットOSへの対応や,プログラムのマルチスレッド化,SLTデータ変換の最適化など,開発では大変苦労されているようです.しかし,大きな可能性を感じさせる機能なので,今後も注目していきたいと思います.
 お昼休みの後の3件目は,オープン・マインド テクノロジーズ・ジャパンの方が,5軸制御加工CAMのデファクト・スタンダード的な存在となった「hyperMILL」について,その歴史と発展,考え方,将来性について講演されました.私はほとんど知っている内容でしたが,5軸制御加工の現状を知らない人は,何でも出来そうに見える最新の5軸制御加工用CAMの機能に驚いたのではないでしょうか.
 4件目は,豊田中央研究所の方が,ご自身が研究されてきた,楕円工具による曲面加工,同時5軸制御加工やリアルタイム加工のためのCAMの開発,NC加工シミュレータ,型彫り加工工程設計システムなどについて講演してくれました.講師の方とは,学会などで同じセッションで発表することがあるなど,色々と交流があります.他の人の研究の歴史を聞くと,なんだかとっても刺激になります.
 休憩の後の5件目は,株式会社アマダの方が,機械板金加工用CAD/CAMシステムの紹介をしてくれました.3次元CADデータを徹底的に活用し,レーザー切断・タレットパンチプレス等のブランク加工機械から,ロボットを利用した自動曲げ加工システム等のNCプログラムを一気通貫で作成する仕組みについて,実演を交えながら解説してくれました.これまでに何度も見たことのあるシステムですが,いつ見ても溜息が出るほどの完成度です.このシステムがあれば,板金による一品物の製造が,どこでも簡単にできるようになるでしょう.
 最後の6件目は,iCAD株式会社の方が,100万個もの部品に及ぶ大規模な機械装置のデータでも,0.2秒で処理できる3次元CADエンジンを搭載した 「iCAD V7」 について講演されました.通常のハイエンド3次元CADでは開くこともできないような大容量のアッセンブリデータを,32ビットOSのノートパソコンでもサクサク扱える様子を見て驚愕しました.数少ない純日本製CADということですが,国際規格化を目指して,ISOに殴りこみをかけて欲しいところです.
 どの講演も大変すばらしく,自分としては大満足の内容でしたが,集客では今ひとつでした.自分の興味が世間の興味からズレているのかも知れないと思うと気鬱になります.今回のセミナー1回だけ,なんとかまとめてくれるようにと依頼されて,この精密工学会の企画委員となったのですが,なんだか申し訳ない気持ちです.次回のセミナーで集客に貢献できるように,もう少しだけ頑張りたいと思います.

2011年11月23日水曜日

愛車がパンクしました

 今日は「勤労感謝の日」でお休みのハズでしたが,昨日まで出張している間に対応しなければならないことが溜まってしまったので,仕事があることに感謝しながら,自転車で大学に行きました.
 大学に向かう途中で,後ろのタイヤの空気が抜けていることに気が付き,大学で空気を入れたのですが,昼下がりに帰宅する途中で,また空気が抜けていました.これは完全にパンクだと思い,この自転車を購入したサイクルプラザまで押して行って,修理してもらいました.修理は10分ほどで終わりましたが,タイヤが相当傷んでいるので,次に同じようなことになったら,タイヤを交換しなければならないが,そうなったら,新しい自転車の購入を検討した方がよい,と言われてしまいました.
 この自転車は,以前,電通大で日本機械学会の年次大会が開催されたときに会場係を担当することになり,東地区と西地区を何度も往復するのに便利だろうと思って購入したものです.この思い出したくもない悪夢のような年次大会が開催されたのは2005年の9月ですから,もう6年も前のことになるのですね⇒ JSME2005 in UEC.月日が経つのは早いものです.
 6年もの間,チェーンに油を差すぐらいで,ろくに整備もしてきませんでしたが,よく今日まで走り続けてくれたものです.突然,愛着が湧いてきました.今度,店に持って行く時がお別れになってしまうので,自分でも少し手を入れながら,出来るだけ長い間乗り続けたいと思います.

2011年11月22日火曜日

JSME RC249 第10回研究分科会

を幹事として運営するために,平成23年11月22日火曜日の午後は,ヤマザキマザック 大口製作所へ行って来ました.5月に美濃加茂製作所を見学させてもらっていますが⇒ m-shige's log: 平成22事業年度 マザック高度生産システム研究助成対象者の発表会ならびにマザック高度生産システム論文賞の表彰式,今回の大口製作所も何回も来ているという印象です.
 今日の研究者委員の方からの話題提供は,5軸制御加工の工具経路に関する内容でした.同じような研究をしている自分も,大変興味深く聴かせていただきました.
 16時からの工場見学では,MAZAK道場,安全道場,CYBER工場,組立工場,ショールームなどを見せて頂きました.大口製作所は,主に横型のマシニングセンタを製造しているとのことです.大きなものから小さなものまで組立途中の工作機械がびっしりと並んでいる様子を見て,工作機械については,リーマン・ショックから落ち込んでいた仕事量がずいぶん戻ってきていると感じました.しかし,各工作機械に掲示してあった発注元は,海外の企業がほとんどでした.国内からの受注は全体の3割ぐらいだそうですが,それよりも少ないように感じました.日本のものづくり,全体としては,まだまだ厳しい状況のようです.
 17時から,社員食堂の横の部屋で懇親会となりました.夜の仕事に備えて食事をされている社員の方のそばで宴会をするのは,とっても気が引けます.最後の懇親会まで,ヤマザキマザックの関係者の皆様には大変お世話になりました.心より御礼申し上げます.このRC249研究分科会も,あと2回の開催を残すのみとなりました.最後まで幹事としての務めを全うできるよう頑張りたいと思います.

型技術ワークショップ2011 in 岐阜

に参加するために,平成23年11月21日月曜日は岐阜に行って来ました.6時50分品川発の新幹線に乗り,9時頃にはJR岐阜駅近くの会場に着いてしまいました.最近,名古屋への出張はまったく苦にならなくなりました.慣れというのは,恐ろしいものです.
 私は,お昼前の「切削加工①」と午後一の「CAD/CAM/CAE」のセッションの合計9件の発表で,3時間も座長を務めました.昼休みの時間が50分と短いところに,何気なく入った定食屋の料理が出てくるのに20分以上もかかったため,左の写真のようなしっかりした定食を5分で完食しなければならなくなりました.早食いでよかったと思うことができた,特殊な経験となりました.来年のワークショップの実行委員会には,昼休みを長くすることを提言したいと思います.
 午後の「研削加工・研磨」のセッションでは,研究室の特攻隊長OM君が「画像処理による良否判定を用いた産業用ロボットによる研磨作業の自動化」という題目で発表を行いました.先週の練習では問題ないと思っていたのですが,画像処理のセッションではないので,理論的な部分は少し簡略化して,わかりやすく話した方がよかったかもしれません.でも,これは事前に会場の雰囲気を読めないと対応できないことなので,仕方ないと思います.あと,私にも経験のあることですが,準備をしすぎると質疑応答の時に聞かれてもいないことを話してしまうことがあります.回答は,少し足りないぐらいが良いのです.出来るのか出来ないのか,どこまで出来るのか,どうして出来ないのか.でも,彼にとっては初めての学会発表だったのですから,充分に及第点だと思います.
 夕方からの懇親会では,美味い刺身と岐阜牛を肴に,美味い地酒を堪能しました.日本酒もよかったですが,20年物の古酒が素晴らしかった.少し慌ただしかったですが,とても充実した一日でした.来年の型技術ワークショップは神戸で開催されます.皆さん,来年の11月,「型技術ワークショップ2012 in 神戸」でお会いしましょう.

2011年11月20日日曜日

Facebookページを立ち上げました

先週末,研究室のFacebookページを立ち上げました.既に25以上の 「いいね!」 をいただき,ユーザーネーム(ユニークURL)を取得しました.

 電気通信大学 知能機械工学科 森重研究室: http://www.facebook.com/morishigelab

 これまで,研究室に関する情報はWebコンテンツで発信してきました.

 Welcome to IMS Lab.: http://www.ims.mce.uec.ac.jp/

 データベースとしてはこの内容で良いと思いますが,HTMLを編集するというやり方では手間がかかりすぎて,トピックス的な情報をタイミングよく発信することが困難でした.この部分を,Facebookページで補完することにいたしました.

 早速,各研究に関する写真のアルバムを作ったり,昨日のオープンキャンパスの写真をアップしたりしてみましたが,大きな可能性を感じます.できれば,研究室の学生も参加するような運用をしたいと考えています.

学部オープンキャンパス2011秋

今日2011年11月19日土曜日は,調布祭の中日でオープンキャンパスが併催されました.私の研究室も,東5号館2階ロビーで卓上工作機械によるキーホルダー加工,東4号館513室で5軸加工CAMと加工インタフェイスのデモンストレーションを行いました.
 キーホルダー加工は,オープンキャンパスというイベントで,自分だけオリジナルの記念品をゲットできるうえに,実際に動いているものを見ることができるということで,大変好評だったようです.13時から16時半までの3時間半で40個の加工に対応できたので,成功だったと思います.加工機が1台だけだったため,最大50分の待ち時間が生じたので,次回からは加工機を2台にして対応したいと思います.
 研究室でのデモンストレーションには,Twitterで交流している方や,午前中の学科同窓会の幹事会に出席された方が来てくれて,私自身も対話を楽しむことができました.後半の来訪者はほとんどありませんでしたが,これはひとえにアナウンス不足が原因だったと思います,調布祭パンフレットへの掲載依頼など,来年度は修正したいと思います.
 研究室のOBも訪ねて来てくれて,久しぶりに近況などを語り合いました.中堅の立場となって忙しい人,これから忙しくなりそうな人,新しい職場へ進む人など,様々な道へ進んで行くようです.みんな,頑張れ.
 展示が終了した17時から,学生を慰労するために簡単な飲み会を開催したところ,思いの他盛大に飲んでしまい,大変なことになってしまいました.新しい出会いあり,色々な再会あり,思い出に残る一日となりました.調布祭の時は,大学に居るべきですね.