2012年1月28日土曜日

理想の詩

今週の月曜日,学科の就職事務室で,面談する企業の人を待っていた時に,机の上に置いてあった薄い冊子を何気なく開いてみたところ,次のようなコピーが目に留まりました.

「違いを理解しているからこそ、補い合うことができるんです」

なんて素晴らしいコピーなんだろうと思い,そのことばだけ資料の裏にメモしたところで企業の方たみえたので,その冊子は机の上に戻しました.企業面談が終わった後,そのまま居室にもどりましたが,ことばが頭を離れず,そのままFacebookに投稿してみたところ,かなりの反応がありました.翌日も企業面談があったので,事務室に行ってみたところ,冊子は昨日のまま机の上に置いてありました.気になって仕方なかったので,事務室の了承を得て,冊子を自室に持ち帰って読んでみました.

 冊子は,理想科学工業がコミュニケーションをテーマとした情報を届けるために発行している『理想の詩』という広報誌で,問題のことばの記事は,2010年にスペースシャトル・ディスカバリー号に乗船して宇宙でのミッションを成功させた山崎直子さんのインタビューでした.色々な人種や言葉の人達と一緒に,ミッションに取り組みながら感じたことだそうです.

「語学力より大切なのは、伝えたい何かがあること―」

 コピーも素晴らしいですが,記事の内容も素晴らしいです.この広報誌が,本気で作られていることがよく分かります.年に春夏秋冬の4回発行されているようですが,ホームページの講読申し込みフォームから申しこめば,無料で定期送付してくれるそうです.

 理想の詩:2011 冬号|RISO: http://www.riso.co.jp/home/co/uta/

 早速,申し込んでみたところ,木曜日に今回読んだ2011年冬号と2011年秋号が送られてきました.これも,コミュニケーションに関する話題が満載でした.ささいな偶然から,素晴らしいことばに出会いました.『理想の詩』の春号が送られてくるのが楽しみです.

2012年1月27日金曜日

効力を発揮してこその努力

が,今日27日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『寝る時間まで惜しんで働いても、成果が出なければ時間と労力の浪費にすぎない。創意と工夫がともない、効力を生んでこそ努力は努力として認められる。努力したが、結果はだめだったでは、努力したことにはならないのである。』 という解説が添えられていました.これは,「挑戦」のことば「結果が出てこその努力」の変化球というか,ほとんど意味は同じですね(笑)⇒「m-shige's log: 結果が出てこその努力」.本田宗一郎氏も,ネタ切れですかね(笑).
 「結果が出なくても,頑張ったことが大事なんだ」 など,よく聞くことばです.大嫌いなことばの一つです.またまた大学の話で恐縮ですが,頑張ったのに結果が出なかった卒論や修論なんて,私の記憶にはありません.十分な結果が得られなかった学生は,結局,頑張っていなかったと思います.学生が卒論や修論を書く時期となりましたが,書けないということは,やっていないということ.例外はなく,実にシンプルだと思います.

2012年1月26日木曜日

型技術セミナーと研究室公開

 今日の午前中は,「第103回型技術セミナー -変革期を迎えた金型加工の現状と今後(加工実演見学付き)-」 の司会をするために,東京都品川区東大井にある愛知産業株式会社に行って来ました.今回のセミナーは,型技術協会の金型多軸加工研究委員会が企画して,毎年開催しているものです.他学会のセミナーが集客に苦戦している中,このセミナーは毎回大変な盛会で,今日も47名もの参加がありました.私も,この研究委員会の関係者の一人として,毎回参加させていただいていますが,やはり,このセミナーは面白いと思います.夕方から予定されていた来年度の卒研配属希望者を対象にした研究室公開の準備のために,午前中で失礼しなければなりませんでしたが,最後まで聴講したいと思う内容でした.それにしても,午前中の会の雰囲気から,日本のNCメーカーに対する工作機械ユーザーの怒りが,ひしひしと伝わってきました.なんだか,ワクワクしますね.
 夕方16時15分からの研究室公開では,まず始めに教員である私自ら研究室の活動方針や研究内容について説明した後,主力3テーマ+1活動を自由に見学してもらいました.一度に大勢が来ることはありませんでしたが,終了時刻の17時45分まで,見学者が絶えることはありませんでした.当初は,ちょっと強面で見学者に接しようと考えていたのですが,それも最初だけで,あとはずっと和気あいあいとした雰囲気で学生とのやり取りを楽しませていただきました.やはり,学生と対話するのは嫌いではないようです.
 今日のくだけた私,講義の時の私,ブログやTwitterなどの発信から想像される私,どの私も正しく私です.かなりの気分屋だと思います.ツンデレかもしれませんが,それは自分に正直だからではないでしょうか.こんな私と最短でも1年間,一緒に行動してくれる学生が,第一希望で6人揃うことを期待しています.

2012年1月25日水曜日

菓子パンよ,さようなら

今週から,私のダイエットがセカンドステージに進むことになりました⇒ m-shige's log: 30代になって体重が気になったら読む本.これまでの昼食は,生協の購買で調理パンや菓子パンを買って,手軽に済ませることが多かったのですが,市販のパンはカロリーが高いものが多いということなので,大学の食堂できちんとしたものを食べることにしました.
 2限が終わると,食堂は学生でいっぱいになってしまうので,早めに行って済ませたいところなのですが,今日の2限は学部生産システム工学の講義でした.講義が終わって食堂に向かったときには,既にレジのところから長蛇の列になっていました.私は,食事のために行列することが大嫌いなのです.しかし,ここでパンを買ってしまっては元の木阿弥です.
 そこで,生協の入り口近くで売っている弁当を試してみることにしました.ここの弁当は,同じ学科の先生方がかなり利用されている様子を見ていましたが,これまで一度も利用したことがありませんでした.おかずの入ったパックが5種類ほど用意されていて,それにご飯のパックを付けて500円というお値段です.揚げ物メインのパックでは本末転倒になってしまうので,今回は肉じゃがのパックにしてみました.
 居室に戻って,さっそく食べてみましたが,ホールで入っていたじゃがいもが食べづらかったことを除けば,案外いけますね.これから,生協食堂が混んでいるときは,利用しようと思います.

2012年1月24日火曜日

VERICUT実習と,OBの訪問

 今朝の関東地方は,昨晩降った雪で一面真っ白となりました.溶けた雪で路面が凍結してしまい,自宅から大学に行く途中で何度も転びそうになりました.後期の火曜日の1限は,担当している大学院の生産システム工学の講義があるのですが,今週と来週はNCシミュレーションソフトウェア「VERICUT(ベリカット)」の実習をすることになっていました.計算機室の30台以上のPCにソフトウェアをインストールしたり,CGTech の日本本社の方に指導に来ていただくようお願いしたりするなど,時間をかけて準備していました.雪の影響で,欠席や遅刻が増えるのではないかと心配しましたが,事前に欠席の連絡があった学生以外は,1時間近く遅れた学生が数名いただけで,履修している学生のほとんどが参加してくれました.
 ただ,残念なことに,アカウントの認証処理がうまくいかず,ログインに1時間以上かかったPCが3台,講義が終わるまでログインできなかったPCが5台もありました.最初から数が足りていなかったところに,8台ものPCが使えなかったため,自分で作業できなかった学生が大勢いました.申し訳ない気持ちでいっぱいです.講義に計算機室のPCを使っている先生に聞いたところ,ログインが集中しないように,一度にログインする人数を10名程度に制限しているそうです.また,一番最初に計算機室のPCを使うときは特に時間がかかるので,注意が必要とのことです.今回,一応全員ログインしたので,来週はもう少し状況は改善されると思います.来週の実習には,ノートPCを数台用意して,不測の事態に備えることになりました.この講義も来週の実習で最後なので,ビシッと終わりたいと思います.
 1限の講義から,今週が締め切りとなっている修論の指導,就職担当教員としての仕事である企業面接,なにもかもが思うようにいかなかった一日でしたが,2006年度修了のOBが訪ねてきてくれて,いろいろと話ができたことが救いでした.一番盛り上がったのは,共通の趣味になったらしいゴルフの話題でした.卒業していった学生と,本気で趣味の話ができるようになったんだなぁ.彼女が修論を書いていた時の様子を思い出しながら,お互いに重ねた年月が無駄ではなかったと思いました.気を取り直して,明日から論文の指導に尽力したいと思います.

2012年1月23日月曜日

牧野フライス製作所本社を訪問

 今日の午後は,東急東横線の都立大学駅近くにある,牧野フライス製作所本社に行ってきました.目的は,5月に開催を予定している型技術協会が主催する型技術セミナーを,ここで開催できるかどうかの下見と,そのセミナーで牧野フライスから提供していただく講演内容のすり合わせ,そして,私が2月10日〆切で依頼されている解説原稿を書くための取材です.しかし,この本社は渋谷から近いのに,静かで良いところに在りますね.
 まず最初に,セミナー会場として本社のすぐ近くにある加工技術センターを見させていただきました.1階の工場(?)には,主力のマシニングセンタであるV33やD500が設置してあり,その間のスペースには,たくさんの加工サンプルが展示してありました.講演終了後に見学会を予定しているのですが,実機による加工デモなどがあれば,内容としては十分ではないかと思います.3階にある講演室も,パーティションで仕切ることによって,20名から60名まで幅広い人数に対応できそうです.
 本社の建物に戻って,セミナーで話して頂ける内容を確認し,これも大きな問題はなさそうなので,正式にお願いすることになりました.他社で加工した事例があるので,公表できるか確認する必要があるそうですが,全てがダメということはないでしょう.私の原稿についても,見せてもらった中に使えそうなデータがあったので,流用させていただけるか確認をお願いすることになりました.
 2時間だけの滞在でしたが,色々と説明を聞いて勉強になりました.企画や原稿に生かせるよう,しっかり消化したいと思います.

2012年1月22日日曜日

30代になって体重が気になったら読む本

という中経の文庫本を,先週,妻が買ってきて,私の課題図書にされてしまいました(苦笑).私の妻は,立ち読みの常習犯なのですが,そんな妻がわざわざ買ってくるのは,私に読ませたいからなのです.私は,結婚してから数年間の摂食制限の結果,10kg近くの減量に成功しましたが,現在の私を見ている人には分かるとおり,まだまだ太めだと言わざるを得ません.さらなる減量のために,私のダイエットもセカンドステージに進む時が,突然やってきたというわけです.
 本書は,「体重を戻すための方法を個々人のライフスタイルとポリシーに合わせて活用できるように、実践的なテクニックを数多く紹介しています。」という説明にあるように,太らないためノウハウが色々と紹介されています.すべてを試すのは難しいですが,幾つかは今日から実践できそうです.そして結局,本書で紹介されている以下のダイエットプランを実行することになりました.

①1カ月目は,体重をはかって記録する
②2カ月目は,体重をキープする
③3カ月目は,なりたい自分を目指すダイエット期間


 というわけで,今朝から早速,体重計を使ってみました.この体重計は,私が35歳の時に,当時の卒業生がプレゼントしてくれたOMRON製のものです.体重だけでなく,体脂肪率,内臓脂肪レベル,体年齢,BMI値,基礎代謝量なども表示してくれます.表示された数値を見て,すべての数値が思っていたより高いことを知り,かなり凹みました.しかし,知らないでいたら,さらに悪いことになっていたと思うので,本を買ってきてくれた妻には感謝しています.とにかく1カ月は,体重を測り続けてみたいと思います.