2008年9月13日土曜日

よかった探し

 今日は土曜日でしたが,昼間は大学にいました.どうも出張するとその週の仕事が終わりません.出張しながら仕事すればよいのですが,時間の合間にやってもはかどりませんね.来週は精密工学会の秋季大会で仙台に出張する予定なので,おそらく来週の土曜日も大学でしょう.
 今日はあまり書くことがありません.基本的に何かポジティブに書ける出来事があったら投稿することにしています.ネガティブな話を書いても楽しくないですし.ということは,今日はあまりよいことが無かったということになりますか.逆に考えれば,このブログを始めてからここまでは,一日一つ,何かしらよいことがあったということになりますね.振り返ってみれば,何か投稿できないか,よいことを一日中探しているような気がします.もちろん嫌なこともありますが,よかったことをこうして書き溜めていると,前向きな気持ちになれる気がします.来週もいいことがありますように.

2008年9月12日金曜日

夜の計算機室で

 今週からCAD/CAEの集中講義を開講しているという話題を何回か投稿しています.今週はCAD,来週はCAEに関する内容です.今週の講義自体は月曜から水曜までの三日間で,昨日と今日は自主学習の日でした.好きな時に好きなだけ使っていい,と伝えてありました.夜の8時過ぎに端末の確認のために計算機室に行ってみると,5,6人の学生が自習をしていました.余裕のある人のために用意した追加課題まで全部終わらせようとしている人,気になる課題をやり直している人,自分が作ろうとしているロボットを設計している人など,目的やレベルはさまざまですが,どれも義務ではありません.それでもみんな熱心に取り組んでいました.思い出してみると,今日は他にも3人ぐらいの学生が,データが保存できないなど,私の居室に問い合わせに来ていました.私は昨日までの出張で仕事が溜まって忙しくしていて,対応はTAの学生に振ってしまいましたが,実はかなりの数の学生が自習していたのではないでしょうか.やる気のある学生が好きなだけ3次元設計を学習できる環境を目指して工夫してきましたが,その手ごたえを感じました.来週からのCAEの講義は,指定された形状を定義するという形だったCADの講義と比べると,自分で考えて設計する課題があるなど少し難しく感じるかもしれませんが,逆にそのような課題の方がやりがいもあると思います.来週もこの調子でがんばってほしいと思います.

2008年9月11日木曜日

第3回型技術基礎講習会

 今日は,名古屋工業大学で開催された型技術協会主催の講習会で講演しました.この講習会は「CAD/CAM、切削加工の基礎から応用まで」とタイトルにもあるように,金型製造技術に関するいくつかのトピックの基本的な部分を解説し,新人などの教育をサポートすることが目的です.型技術協会では昨年からこのような初心者を対象とした講習会の開催を試みています.今回の受講者も,通常のセミナーと比較して若い方が多いように感じました.
 私は「CAD/CAMの基礎」という題目で一番初めに講演しました.CAD/CAMの歴史と意義,3次元CADのデータ構造,曲線・曲面の表現手法,CAMにおける処理などについて,かいつまんで話したつもりですが,質問がなかったことなど,手ごたえはいまひとつでした.率直に言わせていただくと,私が伝えたいことと受講者が期待していることがずれているような気がしました.受講された方は,CAD/CAMの使い方や有効的な活用方法など,いわゆるテクニックのような内容を期待されたかも知れません.私はCAD/CAMの仕組みを知ることは,それを使うときにも必ず役に立つと確信しているのですが,難しかったという声が聞こえたところをみると,もう少し話し方を工夫すればよかったかもしれませんね.回収したアンケートの結果を見てみないと分かりませんが,話した内容が少しでも役に立つことを願うばかりです.他の3件の講演はとても分かりやすく,自分の講義で話してみたいと思う話題もいくつかありました.後期の生産システムの講義に反映させたいと思います.
 講習会終了後,夕食に名古屋名物のひつまぶしを食べに行くことになりました.大学から駅までの移動の途中で通った鶴舞公園は,なかかか雰囲気のいい公園でした.お目当ては,熱田神宮の近くにある「蓬莱軒」という店です.ここはひつまぶし発祥の店ということです.私はこれまで,きちんとしたひつまぶしを食べる機会がなかったのですが,出てきたひつまぶしはさすがに有名な店だけあって,味もボリュームも大満足でした.でも,ひいきにしている地元調布の「鈴木」の出す白焼き重も負けていないと思いますよ.
 充実した名古屋出張でした.


2008年9月10日水曜日

第3回RC240研究分科会

 今日は日本機械学会主催の研究分科会に参加するために名古屋大学に行きました.私も研究者と言われる立場になって,各地方の大学に行っていますが,名古屋大学に来るのは初めてです.自分でも意外に思います.今の名古屋大学は,キャンパス内に「名古屋大学」という地下鉄の駅があります.電通大で考えると,東地区と西地区を結ぶ横断歩道のところに地下鉄の駅があり,新宿までつながっているというようなイメージです.これは便利です.うらやましい.でも,電通大も交通の便については,他大学と比較してかなり恵まれている方ですが.
 参加した分科会の正式な名称は「多軸複合工作機械の高度化技術に関する研究分科会」で,私が学生の頃から研究対象としている5軸制御工作機械などの多軸工作機械や,最近話題となっている複合加工機に関する研究をしている大学関係者や関連企業の方が集まって,交流しようという研究会です.今回は名古屋大学と名古屋工業大学の先生方から,びびり振動解析,切削油剤と切屑吸引,生産システム,高機能・高性能表面の創製などの話題提供がありました.自分の研究テーマと直結するものではないですが,どのテーマも興味深い内容でとても参考になりました.最後に研究室を見学させていただきましたが,非回転工具による6軸制御加工の研究で使っていた市販の振動切削ユニットがだいぶ進化していることを知り,驚きました.
 夕方からの懇親会では,名古屋ゆかりの食べ物も出てきました.特に,名古屋大学オリジナルのビールがあることには驚きました.
 明日,名古屋工業大学で講演があるため,今晩は名古屋泊です.

2008年9月9日火曜日

送別会

 今日の夕方,今日付けで大学を退職して民間の企業に転職し,明後日には海外に赴任する同僚の送別会がありました.私は10年前に教員になりましたが,翌年採用された彼女は1年後輩ということになります.2年目の私が新歓の幹事をしたことが思い出されます.新しい道に進む彼女の活躍をお祈りいたします.
 当時は5人もいた彼女の同期も,彼女がいなくなって一人残るだけとなりました.自分より若い人を送り出すのは寂しいものです.最近,若い人材の流出が目立つように思えます.

2008年9月8日月曜日

メカトロ応用 ITものづくりコース,始まる

 今日から今週と来週を中心に,一日4.5時間8日間の3次元CAD/CAEの集中講義が始まりました.これは去年から始めた試みで,大学の工学部や高専などで現在盛んに行われている3次元設計教育を確立するために,獲得した予算をインフラの整備や非常勤講師の任用に活用し,具体化していこうというものです.初年度は講師の任用手続きやライセンスの導入に手間取り,講義内容をアナウンスする時間が足りなかったため希望者が少なく,最後は大学院生を動員するような形で受講者をかき集めて,やっと30人弱という有様でした.しかし今年は,担当している講義や学生実験など,機会のあるたびに宣伝したことが功を奏したのか,希望者だけで30人を超えました.もしかすると,昨年の受講者が宣伝してくれたのかもしれませんね.計算機室もいっぱいになり,活気に満ちているように感じました.専門の講師の方が3名,TAが3名という人員で,受講者5人を一人で補助する形となり,一見十分なように見えますが,実習系の講義では,これでも決して多すぎるというわけではありません.それでも,講師やTAの人がてんてこ舞いになるほど,納得するまで質問して欲しいと思います(講師やTAの方,すいません).
 講義の内容は,これからのエンジニアにとって間違いなく必要なもので,今後の学習や研究活動で必ず役に立つと確信しています.脱落者が出ることなく,全員最後の課題までやり遂げることを期待します.

2008年9月7日日曜日

ゴルフは難しい

 日曜日の午後は,奥さんと二人で近所のスポーツクラブのゴルフスクールに行っています.ゴルフを始めたのは去年の6月ですから,もう一年以上練習を続けているのですが,なかなか上達を実感できませんね.欠点はボールが上に上がりすぎることで,原因は体重が後ろに残っていることと,自分でもよく分かっているのですが,自分の体なのに思うようにできません.もどかしいですね.よいところをあえてあげると,まっすぐ前に飛ぶことぐらいでしょうか.あまりレベルの高い話ではありませんが.毎週,ああでもない,こうでもない,これはいい感じだ,やっぱり違うか,などなど,試行錯誤の連続です.今日気が付いたことは,右足の土踏まずに体重をかけること.これも来週はどうなっているか分かりません.でも,道具を使いながら自然の中で運動するのは性に合ってると思ってます.いつか,卒業した教え子と一緒にラウンドできればと思っています.