2011年4月9日土曜日

時は金ではなく 金以上

が今日9日の本田宗一郎「挑戦」の日々のことばでした.「どんな発明発見も他より一歩遅れれば、もう発明でも発見でもなくある。スピードが求められる時代、時は金以上、すべての生命だと考えて、いまこの時を大切にしたい。」 という解説が添えられていました.
 解説は本田宗一郎氏らしい 「スピード」を重視したものになっていますが,私は「内容」も大事なのではないかと考えています.何もしていない時間というのは,本当にもったいないと思います.ぼーっとしているのが好きだという人,いるのでしょうか?自分には理解できませんが,色々な考え方がありますから,もしかしたら結構いるのかもしれません.だからといって,よく分からないまま焦ってせかせか動いているだけでは,結局,何も残らないまま時間が過ぎてしまいます.やはり,やることをどんどん見つけるスキルが大事なのではないでしょうか.

2011年4月8日金曜日

34回目の献血

 今日は学内で行われた献血に行って来ました.3人で献血すると,ドーナツ10個かジュース1ダースをもらえるということで,研究室の「特攻隊長 」OM君と,研究室の「こだま」KD君を引き連れて行きました.二人とも献血するのは初めてということで,多少なりとも緊張したと思います.
「お手洗いは大丈夫ですか?」「お手洗いは大丈夫です」「…」 こだまでしょうか?いえ,太陽剣 オーロラオウム返しです(笑).結果的に3人とも無事に献血を全うして,みごとドーナツ10個をゲットしました.
 私は今回の献血で34回目.どうして自分は献血するのでしょうか.
 まず,人の役に立ちたい,という気持ち.今日の献血後にもらった小冊子「Blood on Blood 2011年春」の2-3ページに,日常的に輸血を受けている患者さんのインタビューが掲載されていました.患者さんの感謝の気持ちが伝わってきました.こういう記事を見ると本当に嬉しくなります.
 そして,後悔したくない,という気持ち.もし自分が大怪我や大病で輸血を受けることになったら,献血してくれた人に感謝すると思います.お返しに,自分も献血しようとするでしょう.しかし,一度輸血を受けると,二度と献血することはできません.そうなれば,自分はなんで献血をしなかったのだろうと,死ぬほど後悔するに違いありません.そんな思いはしたくない.
 最後に,自分が健康であることを実感するためです.献血するためには,健康でなければいけません.献血をする前に,アンケート,血圧測定,血液検査など,多くの検査項目をクリアしなければなりません.検査の最後に「では,今日も400mlをお願いします」と言われると,本当にほっとします.年齢制限いっぱいまで献血できるほど健康でいたいと思っています.

 人間を救うのは、人間だ。 Together for humanity

2011年4月7日木曜日

森重研はVer.1.5へ

 本日の13時から,今年度第1回目の研究室ミーティングを行いました.初回は研究室の運営方針について,私自身が説明することにしています.ちょうど一年前にVer.2.0 にアップグレードすることを宣言した私の研究室の運営方針ですが,今年度になってVer.1.5 へダウングレードすることにいたしました.どういうことか説明するのはとても難しいのですが,あえて何かに例えるとするならば,WindowsをXPからVistaにしてみたら,どうも使い勝手が悪いのでXPに戻してみよう?みたいな?感じです.大事なことは,昨年度とは違うということです.
 14時40分からは,学生支援担任の一人として新2年生のガイダンスに参加しました.ちょうど一年前,彼らと一緒に極寒の白樺湖に研修旅行に行ったことが,昨日のことのように思い出されます.時が経つのは早いものです.司会をされたYI先生の話が印象的でした.1年卒業するのが遅れると,就職したらもらえたであろう初年度給料1年分の300万円と,学費&生活費の100万円,合計約400万円が宇宙に消えることになるそうです.
「400万円かぁ… 住宅ローンの前倒し返済に突っ込んだら,ずいぶん楽になるだろうなぁ…」 などと,個人的な妄想が膨らむほどの額ですね.しかし,良く考えてみると,給料をもらえる年が減ることになるので,もらえなくなる金額は定年直前の額ではないでしょうか.そうすると,損害はもっと多額になるような気がします.1000万円ぐらいでしょうか?ただ,YI先生もおっしゃっていましたが,延びた1年間の内容にもよると思います.自分を高めることによって,逆に生涯獲得額が上昇する可能性もあります.逆に何もしなければ,生涯獲得額全体が地盤沈下することになるでしょう.
 今年度の学科ガイダンスのキーワードは 「bidirectional」 双方向 となっています.大学の名前にも由来しているコミュニケーションを意識したものです.実は,これは今日一日のキーワードだった気がします.双方の出来ること出来ないことを認識しあい,双方にとってプラスとなる答え,Win-Winとなる仕組みを実現しようとする姿勢,これが大事なのではないでしょうか.

2011年4月6日水曜日

学科計算機室のメンテナンス

 今日は午後から,学科の助教,AI,HT,IUの3先生方と一緒に,学科計算機室のメンテナンスを行いました.メンテナンスと言っても,クライアント端末のWindows OS,ノートン,ブラウザなどのソフトウェアのアップデートが主な作業内容です.個人の端末1台だけなら気晴らしにもなろうかという作業でも,70台も端末があると,漏れの許されない単調な作業の繰り返しとなって,苦痛となります.つくづくWindowsは利用している個人が責任を持ってメンテナンスするOSなのだと思いました.
 計画停電が発表されてから運用を停止していた学科計算機室ですが,来週から始まる学生実験のために準備をする必要があります.今日になって伝え聞いた「4月の計画停電は収束する見込み」という情報も後押しして,本日から計算機室の運用を再開することになりました.夏場の電力不足による計画停電の再開が心配です.できれば,6月いっぱいは持ちこたえて欲しい.しかし,今はできるのですから,今はやるしかありません.行けるところまで進んでいきましょう.

2011年4月5日火曜日

入学式2011

 今日は本学の2011年度入学式でした.4学科と1課程の合計で800人以上の新入生を迎えました.午後から学科ガイダンスが開催され,私も学科同窓会の作業を手伝うため参加しました.ほとんどの学生が熱心にメモを取っていましたし,教員が挨拶する時に頭を下げると一緒に頭を下げたりするなど,近年にない,良い意味での緊張感を感じました.先月に発生した東日本大震災の様子を見聞きして,今日から大学生となる彼らも,何か期するものがあるのかもしれません.このガイダンスでも話がありましたが,私の所属する機械系学科では2割強の学生が4年間では卒業できないという厳然たる事実があります.今日の期待と不安でいっぱいの初心を忘れず,有意義な大学生活を送って欲しいと思います.
 午後からは大学院の入学式が行われました.4専攻で博士前後期課程合わせて400名以上の学生を迎えました.16時過ぎからは,各専攻で新入生ガイダンスが行われました.今の大学院には,英語,留学,ITC,ボランティア,インターンシップなど,色々なオプションが用意されているのですね.いわゆるスーパードクターを育成するプログラムもあるようです.自分の研究室の大学院生を見ていると,通常のカリキュラムの単位を取得するだけで精一杯のように見えますが,持っているポテンシャルはもっと高いのかもしれませんね.公に企画や組織の批判をするわけにはいきませんので,今宵はここまでにいたしとうございます.

2011年4月4日月曜日

ワックスは薄く塗るのが吉

 今日は,年度始め恒例となっている研究室の大掃除が行われました.学生の居室がメインなので,例年は学生たちに丸投げしているのですが,今年度は私も午前から夕方まで参戦しました.理由は,前年度の大掃除の結果が気に入らなかったからです.どう見てもワックスの塗りすぎで,床が黄色に見えただけでなく,一ヶ月もの間ベタベタしていました.特に隅部は最悪でした.おそらく,床にワックスをまき散らしてから延ばしたに違いありません.正しいワックスがけとやらを教えるつもりでした.
 しかし,問題のワックスを剥がす段階で力尽きました.リムーバーでワックスを溶かそうとしても,ワックスの量が多すぎて全てを溶かしきることができませんでした.厚さ0.5mmぐらいはあったと思います.最後は,スクレーパーで力任せに削りとるしかありませんでした.おかげで右手を酷使してしまい,握力がなくなってしまいました.
「手の震えが… 止まりません」
 結局,完全にワックスを除去することは諦め,上からワックスを薄く塗ってコーティングし,次回の大掃除で再度トライすることになりました.スクレーパーを追加購入しなければ.次回の大掃除は修羅場となりそうです.それでも,大分きれいになったと思います.やはり,掃除は真面目かつ本気でやらないとダメですね.でも,真面目にモップで水拭きをしたせいか,腰もいたい.今夜はぐっすり眠れそうです.

2011年4月3日日曜日

もやしもん10限定版

が先月発番され,既に読み終えていました.最近,人気漫画コミックの初版では定番となりつつある限定版ですが,今回のもやしもんの限定版はちょっと趣向が変わっています.これまでの初回限定版は,特典を付けるなどするために値段が高いのですが,今回は通常版570円よりも安い300円なのです.そのかわり,コンビニコミックのような体裁なので保存には不安を感じるかもしれません.もしかしたら,これまでの巻と揃えるために,通常版も購入する人がいるかもしれませんね.私は意地でも通常版は買いませんが.
 内容については,面白くないとは言いませんが,これまで巻の中で一番うんちくが少ないと感じました.これまでの巻は,菌や酒に関するうんちくが満載で,解説の文字で真っ黒なページを読むのに苦労することもありました.今回の10巻は,キャラが立っているというか,キャラの身の上話に終始して終わります.読みやすいんですけど,物足りない感じです.11巻へのつなぎなのでしょうか?とりあえず,次の11巻に期待しますか.