2013年3月30日土曜日

お礼参りに川崎大師へ

 今日は,厄除けの御札を返すために,「金剛山 金乗院 平間寺(こんごうさん きんじょういん へいけんじ)」,通称 「川崎大師(かわさきだいし)」 へ行って来ました.前厄⇒本厄⇒後厄と,三年間のお護摩祈願のおかげで,なんとか厄年を乗り切ることができたと思っています.振り返ってみれば,厄年って本当にあるんだと実感する,激動の三年間でした.

 大本堂を参拝した後,「不動堂」「薬師殿」 も参拝し,御朱印をもらっておきました.

 表参道にある和菓子の店で,「久寿餅(くずもち)」「麩まんじゅう」 を楽しみました.久寿餅は,川崎大師の名物で,昔から馴染みのあるお菓子なのですが,麩まんじゅうもあるとは知りませんでした.麩まんじゅうは,金沢に行った時の土産で買うようになって以来,すっかり夫婦でファンになってしまいました.金沢の麩まんじゅうは,上品な感じで,つるつるした食感が印象的です.今日食べた麩まんじゅうは,大きめで皮も厚く,金沢のものと比較すると豪快な感じですが,これはこれで楽しめました.

 これからは,お大師さまに守っていただいた三年間を基盤にして,自分自身で運を切り開いてゆくつもりです.

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2013年3月29日金曜日

第39回IJAT編集委員会

に出席するために,今日の午後は,虎ノ門駅近くにある 「東海大学校友会館(霞が関ビル35階)」 に行って来ました.途中,溜池山王駅で降りて,星が丘の高台に鎮座する 「皇城の鎮(しずめ)」,「日枝神社(ひえじんじゃ)」 を参拝し,委員会の成功を祈念しました.しかし,さすが 「東京十社」 の一社,ただの神社ではありませんね.宝物殿の見学を楽しみにしていたのですが,火曜日と金曜日は定休日ということで,またの機会となってしまいました.残念! また来ます!

 15時から始まった委員会では,各号の進捗状況の確認などが粛々と進められ,予定の17時よりも前に終了しました.最近,このブログにも書いたことがありますが,日本語の学会誌の投稿論文が激減しています.日本語で書かれた論文は,日本人以外の研究者から引用されることが絶望的なので,インパクトファクターが伸びません.最近は,業績の評価にインパクトファクターを利用する研究機関が増えてきており,日本語で論文を書くことの意義が問われています.IJATは,情報収集を効率化する文献検索ツール,あるいは研究成果の評価・分析ツールとして世界中の大学や研究機関で利用されている引用文献データベースでもある 「Scopus(スコーパス)」 に登録されていることが,次第に評価されるようになってきました.日本語の学会誌の凋落を追い風にしているようで,なんだか複雑な気分ですが,この International Journal が,必要なものであることは間違いありません.何事も,続けることが大事だということを実感しています.

型技術協会 第4回理事会

 平成25年3月28日木曜日の午後は,型技術協会の平成24年度 第4回理事会に出席するために,横浜関内にある神奈川中小企業センターに行って来ました.途中で寄り道して,JR根岸線・石川町駅の近くにある 「諏訪神社(すわじんじゃ)」 を参拝して,有意義な理事会となるように祈念しました.満開の桜を背にした拝殿が良かったです.

プロ野球も,今週開幕です.頑張れ,ベイスターズ!

 14時から始まった理事会は,その時間のほとんどが予算に関係する議題に費やされました.精密工学会も大変ですが,型技術協会も楽ではありません.何も対応しないでいたら,赤字を重ねて大変なことになってしまいます.色々と節約しなければなりませんが,今まで当たり前のように使っていたものについても,客観的に見直して,本当に必要なものなのかどうか検討する必要がありそうです.これは,予算によって運営されている組織全般に言えることですね.

 理事会後に行われた懇親会では,他大学の先生方と有意義な情報を交換することができました.京大と阪大がある中での神戸大.東工大と農工大がある中での電通大.どちらの立ち位置も難しいですね.悩ましい問題ですが,大事なことは,他大学のやっていないことに取り組んで,良い意味で目立つことだと思います.足踏みは退歩ですから.とにかく,どんどん変わっていかなければならないと思った一日でした.


2013年3月27日水曜日

キーボードと私

 昨日の研究室追い出しコンパで ⇒「m-shige's log: 平成24年度 追い出しコンパ」,学生達からキーボードをプレゼントしてもらいましたが,早速,今日から使わせていただいています.

 私は,博士課程の学生だったころから,PFU の 「Happy Hacking Keyboard (HHKB)」 シリーズを愛用していて,今回プレゼントしてもらった 「HHKB Professional2」 で3つ目となります.
 初めて使ったのは,1997年12月製の 「HHKB PD-KB02 /P」.当時は,Sun のワークステーションと PC/AT 互換機を併用しなければならず,当時助手だったASKW先生に勧められるままに購入し,すぐにこの小型キーボードの虜になってしまいました.
 次に使うことになったのは,2003年08月製の 「HHKB Professional PD-KB300」.PS/2インターフェースでは不便になり,USBインターフェースのものに買い換えたのです.Professional の名に恥じず,経験したことのない打ち心地に驚愕しました.
 そして今回プレゼントしてもらったのは,2012年09月製の 「HHKB Professional2 PD-KB400W」.おそらく,今回もらわなければ,前の Professional を使い続けていたと思います.しかし,言われてみれば,Professional の汚さは異常でした(笑) もう10年も使ってきたので,そろそろ換えどきでした.きっかけも一緒にプレゼントしてもらいました(笑)

 日常的に使うものをプレゼントしてもらうと,使いながらプレゼントしてくれた学生達を思い出すことが嬉しいですね.今回のキーボードは,壊れるまで使い続けるつもりです.

平成24年度 追い出しコンパ

 平成25年3月26日火曜日の夜,今年度で研究室を退室する5人の学生を追い出すコンパを開催しました.

出張や帰省のお土産が並び,豪華絢爛!
メインは,鯖のアラ鍋
森重プレゼンツの「加賀鳶 あらばしり」
今年度は,新しいアイドルが登場しました(笑)

 学生から,「Happy Hacking Keyboard」 をプレゼントしてもらいました! 「Professional 2」 ですよ! 今使っているのは 「Professional」 なんですが,かなり悲惨に見えるようで,これをプレゼントすることに決めたそうです.うれしそうな顔とは裏腹に,これを使って仕事している姿を想像してしまった自分が残念でした(笑) 早速,使わせていただきます!

 みんな,良い学生でした.色々と教えて成長してくれた学生を手放すことは残念ですが,大学教員の宿命として受け入れるしかありません.新しい学生をメンバに加え,また,良い研究室を再構築していきたいと思います.

 最近,色々な先生の最終講義&謝恩会に参加しているうちに,研究室のOBを大事にしなければいけないと考えるようになりました.ということで,今年からOB会を開催したいと思っています.OB会に参加したいと思ってもらえるような研究室でありたいです.そういう研究室であれば,成果も出てくると思います.

みんな,ありがとう! いつまでも,元気で!

2013年3月25日月曜日

平成24年度 卒業式・修了式

 本日,電気通信大学では,「平成24年度 卒業式・修了式」 が執り行われました.私の研究室からも,5人の学生が学士,2人の学生が修士の学位を,それぞれ取得しました.今年度も,昨年3月に配属された卒研生と,修了予定だった大学院生を,全員,送り出すことが出来ました.振り返ってみれば,今年度も楽をさせていただきました.色々と言われてきた学生達は,信じてくれないかもしれませんけどね(笑)

 卒業式・修了式終了後,「平成24年度 電気通信大学学生表彰式」 が行われました.本研究室からも,研究活動や社会活動で特に顕著な成果をあげた3名が表彰されました.修士2年の「特攻隊長」OKMT君は,国際会議で発表1回 ⇒ International Journal に掲載,国内学会で発表2回,3月には日本機械学会に論文を投稿.同じく修士2年の「木霊」KND君は,国際会議で発表1回 ⇒ Selected Paper として International Journal に掲載,国内学会で発表2回,現在,精密工学会に投稿する論文を執筆中.この2人には,あれやれ,これやれ,とっととやれと,その時その時,思いつくまま指示してきましたが,どうも,研究室の学生に対する私の要求は厳しいみたい.考えてみれば,2人共,今度の投稿論文が掲載されれば,もう1本論文を書くだけで,博士の学位にトライできます.だからといって,学生に要求するレベルを下げることはありませんけどね(笑)

 卒業・修了された学生の皆さん,おめでとうございます.中でも,これから大学を離れて社会に出て行く皆さんは,まだまだ力不足で経験を積まなければならない人,既に組織に貢献できる十分な力を持っている人,現在の実力は様々だと思います.皆さんには,他人と協力して,大きな仕事を成し遂げるようになって欲しい.力のない人は,早く組織の力になれるように,頑張るしかありません.力のある人は,一人で出来る仕事に満足せず,他人を巻き込んで,さらに大きな仕事に取り組めるようになってください.それが,皆さんに贈る,以下のことばの真意でもあります.

No Risk, No Fun.(苦あれば,楽あり)
今の自分に満足,絶望することなく,常に現状に対する挑戦者たれ.

 穏やかな気分です.来年も,このような気持ちになれるよう,頑張ります.

2013年3月24日日曜日

伊勢神宮参拝 (9.おはらい町をぶらり散歩)

 平成25年3月21日,伊勢神宮参拝の二日目, 平成25年3月21日,「皇大神宮(こうたいじんぐう)」,通称 「内宮(ないくう)」 を参拝した後,宇治橋を渡って右手に入り,旧参宮街道沿いに店が立ち並ぶ 「おはらい町通り」 を散策しました.

 ランチがまだだったので,ご当地メニューにトライしてみようということで,有名なステーキの店で,「ステーキ丼(松阪牛)」 を食しました.かなり贅沢なB級グルメで,確かに美味しかったのですが… うーん… なんだか,勿体無いというか,醤油ベースの甘辛ダレをかけずに,塩コショウで食べてみたくなりました.松坂牛の切り落としで作った牛丼があったら,食べてみたいなぁ… 変なケチをつけて,すいません.m(_ _)m

 妻の大好物ということで,名古屋に出張したときには,いつもお土産として買って帰っている 「赤福」 の本店にも立ち寄りました.正面に揚げられている大きな看板には,金色で 「赤福」 の二文字に,「創業」 「宝永四年」 と書いてあります.300年以上前だそうです.明治十年の建築という本店の建物は,とても味のある雰囲気を醸し出していました.残念な事件もありましたが,今の赤福は本当に頑張っていますね! これからも,食べ続けますよー(笑)

 お土産を買い込んだ後,バスで宇治山田駅に移動し,16時前の近鉄特急に乗って,伊勢の地を後にしました.本当にたくさんのことを学んだ,有意義な旅行でした.しかし,二見浦の 「夫婦岩」 は観光してませんし,倭姫宮の御朱印はもらえなかったし,徴古館は見学したいし,外宮と内宮は,もう一度じっくり参拝したいです.そして何より,志摩一宮でもある 「遠宮(とおのみや)」「伊雑宮(いざわのみや)」 は,是非,参拝したい.今年か来年の秋頃に,第二次お伊勢参りを敢行したいと思います.

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伊勢神宮参拝 (8.内宮へ)

 平成25年3月21日,伊勢神宮参拝の二日目,「猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)」 を参拝した後 ⇒「m-shige's log: 伊勢神宮参拝 (7.猿田彦神社へ)」,12時20分頃,ようやく今回の旅行のゴール地点(?),「天照大御神(あまてらすおおみかみ)」 をお祀りしている 「皇大神宮(こうたいじんぐう)」,通称 「内宮(ないくう)」 に到着しました.ここまで,長かった!(笑)
宇治橋の前の「宇治橋鳥居」の前にて
五十鈴川で手を清める「御手洗場(みたらし)」にて.水が,とってもきれいでした.
参道の側には,大きな木がたくさんありました.すごい!
「正宮(しょうぐう)」の前にて.思っていたより,混んでませんでした.

 正宮を参拝した後,宮域内にある2カ所の別宮を参拝しました.
天照大御神の荒御魂(あらみたま)をお祀りする「荒祭宮(あらまつりのみや)」
風雨を司る神様をお祀りする「風日祈宮(かぜひのみのみや)」

 境内の様子に圧倒されて,ぼーっとしているうちに,他の参拝客の流れにまかせて進んでしまい,「滝祭神(たきまつりのかみ)」「大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)」「子安神社(こやすじんじゃ)」などのお社を参拝するのを忘れてしまいました… orz また,この投稿は,色々と復習しながら書いているのですが,参拝前の予習が不完全で,見逃しているところがたくさんあることに気付かされました.内宮には,もう一度来ないといけません.

伊勢神宮参拝 (7.猿田彦神社へ)

 平成25年3月21日,伊勢神宮参拝の二日目,月讀宮以下四別宮を参拝した後 ⇒「m-shige's log: 伊勢神宮参拝 (6.月讀宮以下四別宮)」,内宮に向かう途中にある 道ひらきの大神,「猿田彦大神(さるたひこおおかみ)」「大田命(おおたのみこと)」 をお祀りしている,「猿田彦神社(さるたひこじんじゃ)」 を参拝しました.

 猿田彦大神は,ものごとの最初に御出現になり,万事最も善い方へ“おみちびき”になる大神です.「大神は、天孫降臨の時、天と地の間にある難所天八衢(あめのやちまた)に待ち迎えて啓行(みちひらき)をされ,天照大御神の孫(天孫)瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)を高千穂へ導かれました.その後、伊勢の地を本拠として国土の開拓を指導され、垂仁天皇の御代に皇女倭姫命が神宮鎮座の地を求めて諸国を巡歴されたときに、大神の御裔(みすえ)の大田命(おおたのみこと)が祖神、猿田彦大神と同じく御先導され、五十鈴川 の川上一帯の霊地を御献上、伊勢の神宮の御創建に尽くされました。」

 本当に,現地で勉強すると色々な情報が繋がって,どんなことでもよく理解できます.これまでに参拝した神社の中にも,猿田彦大神をお祀りしているところがたくさんありました.その大神そのものを参拝することができて,感無量でありました.

伊勢神宮参拝 (6.月讀宮以下四別宮)

 平成25年3月21日,伊勢神宮参拝の二日目,三重県鳥羽市相差(おおさつ)にある 「神明神社(せいめいじんじゃ)」 「石神さん」 を参拝した後 ⇒「m-shige's log: 伊勢神宮参拝 (5.神明神社と石神さん)」,旅館の送迎バスで鳥羽駅まで移動,そこから近鉄線で昨日の五十鈴川駅まで戻り,お伊勢参りを再開しました.
 まず訪れたのは,天照大御神の弟神である 「月讀尊(つきよみのみこと)」 と,その 「荒御魂(あらみたま)」 を祀る,「月讀宮(つきよみのみや)」「月讀荒御魂宮(つきよみのあらみたまのみや)」 ,月讀尊の父である 「伊奘諾尊(いざなぎのみこと)」 と,その妻 「伊弉冉尊(いざなみのみこと)」 を祀る,「伊佐奈岐宮(いざなぎのみや)」「伊佐奈弥宮(いざなみのみや)」 の,4つの別宮が鎮座している場所です.
 五十鈴川駅から内宮に向かって歩いていくと,左手に入口の鳥居が現れます.そこから木立の中にある綺麗で長い参道を進んでいくと,手水舎が現れます.そこで手と口を清め,奥に進んでいくと,整然と並んだ4つの社殿が現れます.
手水舎
「月讀尊(つきよみのみこと)」を祀る「月讀宮(つきよみのみや)」
右から,「月讀荒御魂宮」,「月讀宮」,「伊佐奈岐宮」
右から,「月讀宮」,「伊佐奈岐宮」,「伊佐奈弥宮」

 天照大御神の家族神を一挙に参拝して,消化不良になりました(笑)