2012年3月24日土曜日

やはり野に置けれんげ草

今日は土曜日でしたが,今週火曜日の春分の日と同じように,ダラダラと原稿を書くために大学に行きました.昨日が卒業式だったので,ほとんど人に会いませんでした.電話など外部からの割り込みもなく,14時までに文章をほぼ書きあげることが出来ました.後は,来週いっぱい見直しながら修正&加筆して,週末に最終版を提出すればよいでしょう.来週は,色々と考え事をする時間が取れそうです.
 でも,時間がないから考えられないというのは,言い訳だよなぁ… 学者は,どんなことがあっても考える時間を諦めてはいけないと思うのですが,最近,雑用を忌み嫌うどころが,雑用を言い訳にしているような気がします.確かに,学外に出て行って,学外の人の考えに触れると,色々と刺激にはなりますが,「やはり野に置けれんげ草」 自分の仕事をするのにふさわしい環境に居る努力をすることが大事なのかもしれません.

2012年3月23日金曜日

平成23年度 卒業式・修了式

 本日,電気通信大学では,学部の卒業式と,大学院の修了式が行われました.私の研究室からも5名の学部生が学士,1名の大学院生が修士の学位を,それぞれ取得しました.彼らが研究室に配属されてきた日のことが,まるで昨日のことのように思い出されます.特に,学部生が配属されてきた一年前は震災の後で,計画停電などの影響で研究室の活動も思うようにならず,なんとも言いようのない閉塞感の中でのスタートでした.
 あれから一年,今の彼らの態度は見違えるほどです.これまで,公言すると油断すると思って発信を控えてきましたが,今年度の学生には,本当に楽をさせていただきました.おそらく,先輩からの手厚いサポートもあったのだろうと思います.3名の大学院生には,本当に感謝しなければなりません.

 退室する皆さん,新しい組織の中でも,自ら取り組む姿勢を忘れず,社会への貢献を意識しながら行動できる,立派な人間になってください.

社会に旅立たれる学生の皆さんに,私オリジナルの言葉を送ります.

No Risk, No Fun.(苦あれば,楽あり)
今の自分に満足,絶望することなく,常に現状に対する挑戦者たれ.


楽しい一年でした! みんな,ありがとう! いつまでも元気で!

2012年3月22日木曜日

2012年度卒研配属

今日の午後,新4年生の研究室配属が発表されました.私の研究室には,5名の卒研生が配属されました.通常よりも1名少ない配属だったので,例年より人気がなかったのではないかと心配していたのですが,全員,第一希望だということです.これは本当に素晴らしいことだと思います.手前味噌かもしれませんが,配属枠が第一希望だけでうまる研究室は,そんなに多くないと思いますから.研究室の方針などについて説明しながら,少し会話してみましたが,誰もが自分から話すことができており,コミュニケーション能力については心配することはなさそうです.これから学士だけで1年,修士までで3年,博士までいけば6年と,どのくらいのお付き合いになるか分かりませんが,私の研究室で有意義な学生生活を全うしてくれればと思います.

JSME RC249 第12回研究分科会

を幹事として運営するために,平成24年3月21日水曜日の午後は,森精機製作所の千葉事業所へ行って来ました.2010年5月13日の第1回開催 ⇒ m-shige's log: 第1回 RC249 多軸多機能工作機械の先進化技術に関する研究分科会 から約2年,なんとか,今日の最終回を迎えることができました.研究者委員30名,研究協力委員30名,顧問8名,企業委員26名,合計100名以上の構成員.研究分科会の開催案内の発信,出欠の取りまとめ,開場担当委員との調整,議事の作製,当日の司会,懇親会の会計処理,議事録の作製,欠席委員への資料発送,などなどなど.2ヶ月に1回,合計12回の分科会に対して上記の作業をこなしてきて,さすがに疲れましたが,自分にとっても勉強になりました.12回の分科会すべての講演内容を議事録にまとめながら,誰がどのような研究をしているのか,分野に関連する研究内容を,体系的に学ぶことができたと思っています.これらの知識は,これからの研究活動の基盤になるように感じています.主査の帯川先生,副主査の白瀬先生をはじめ,分科会を構成する委員の皆様に,分科会へ協力いただいたことへの感謝の気持ちを表したいと思います.2年間,本当にありがとうございました.今後ともよろしくお願いいたします.

関連ランキング:創作料理 | 神田駅淡路町駅小川町駅

2012年3月20日火曜日

一つのことに集中できる幸せを思う

 今日は,春分の日で大学はお休みでしたが,朝から大学に行って,今月末が〆切となっている依頼原稿を書いていました.意外に思われるかも知れませんが,私はかなりの遅筆です.2ページ程度の散文なら,一気に書くこともありますが,5,000字を超えるような原稿になると,〆切まで毎日コツコツと書きためていかなくては,脱稿することができません.

 自分にとって一番良い方法は,他の仕事の割り込みを一切排除した状態で,書けるならば書き,書けなければ別のことをやりながら,一日中ダラダラと書き続け,もう書けないと思ったら帰ることです.こんな作家みたいなやり方,休みの日にしか実行できません.しかし,こんなに有意義な時間の過ごし方はないと思っています.今日も,明日の研究会で配布する資料を準備したり,明後日配属されてくる新人に配布する資料を作ったりして気晴らしをしながら,楽しく文章を書くことができました.

 博士課程の学生だった頃は,自分の研究のことばかり,毎日,毎月,一年中,朝から晩まで考えていました.自分がやりたいことと,やるべきこと,周囲から期待されていることが合致した,奇跡のような日々でした.あの頃は,楽しいことばかりとはいかなかったけれど,本当に充実していました.もう,あの頃のようにやりたいことに没頭できる月日は訪れないと思いますが,たまには一つのことに専念する一日があってもいいのではないかと思います.

2012年3月19日月曜日

自分一人で 世の中は わたれない

が,今日19日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『この世の中は、自分一人でわたっていけるものではない。たとえば会社の仕事は、多くの人間が相寄り 協力し合って成り立っている。すべての仕事を自分一人でしようとしても無理な話。お互い、この道理が分からずして 成功などありえないことを 強く肝に銘じたい。』 という解説が添えられていました.これも,当たり前のことばだと思いますが,まさか,否定する人はいないでしょうね? もし,否定するのなら,その人は取り組む仕事を自分一人でできるものだけに限定し,それをこなして満足しているだけです.
 逆に,人が集まるだけで大きな仕事ができるというわけでもありません.集まった人が,それぞれ一人分以上,1.0以上の仕事が出来なければ意味がありません.1.0以下の仕事は,加算したら足りないし,乗算したら減少するだけです.要するに,当てにできません.一人分の仕事が出来る人が相寄って,1.0以上の仕事を乗算し合ってこそ,初めて 「相乗効果」 というものが働くのではないでしょうか.とにかく,各自が一人前になることが,一番大事だと思います.

2012年3月18日日曜日

今年度も残り二週間

 今日は,妻が外出して不在だったため,自宅で一人でした.先週引いた風邪が治りきっていないので,読書などをして静かに過ごしました.一日中自宅で過ごす日曜日は,ずいぶん久しぶりです.夕食は一人で近所のCoCo壱番屋に行って,期間限定メニューの手仕込チキンカツカレーにやさいをトッピングし,辛さを2辛にしたものをいただきました.この店のカレー,味は悪くないのですが,食べたいものにすると,1,000円以上になってしまうのが難点です.
 平成23年度も,残りわずかとなりました.今週は,幹事をしている研究会の最終回,新卒研生の配属,学位授与式と,年度末らしい重要なイベントが学内外で続きます.どれも準備を万全にして,しっかり対応しなければなりません.昔は,3月は比較的時間があって,次年度の研究テーマなどについて考えることができたのですが,最近は色々と忙しくしているうちに,いつの間にか新年度に突入してしまっているような気がします.時間は,自分自身で切り開かないとダメですね.