2015年3月7日土曜日

機動戦士ガンダム THE ORIGINⅠ 青い瞳のキャスバル

を観るために,今日の午後は夫婦で 「新宿ピカデリー」 に行ってきました.一年前に 「機動戦士ガンダムUC [ユニコーン] 」 が終了して以来 ⇒『m-shige's log: 六本木で「虹の彼方に」』,新たなガンダムコンテンツのスタートです.昨日の夕方から,38度を超える発熱をしてしまい,水曜日に予約済みだった今日の鑑賞が危ぶまれましたが,なんとか映画館にたどり着くことができました.

 スクリーンは満員でした.以外に,老若男女,色々な人が来ているなと思ったのですが,妻曰く 「私には人種は一つに見えましたが」 とのこと… そういえば,子供はいなかったなあ… いろんな人にガンダムを観て欲しいという私の願望が見させた幻だったのかもしれません.売店の関連グッズも半分以上が品切れでした.私から見れば 「こんなモノでも売れるのか?」 というようなものも売り切れていました.手当たり次第というところでしょうか? 対象者の購買能力の高さを感じました.通常の3倍の速度で購入されています.

 ORIGINの主人公って,誰なんだろう? 今回は 「青い瞳のキャスバル」 ということで,キャスバル・レム・ダイクン だと思いますが,今後,アムロなどが登場してきたらどうなってしまうのでしょうか?  ネタバレになるので,詳しくは書きませんが,今回の主役はハモンさんだと思いました.ハモンさん,強くて,美しい.すっかりファンになってしまいました(笑) 私が大好きな 「青い巨星 ランバ・ラル」 の扱いも増えそうだし,今後の展開が楽しみです.
 不安要素は,戦闘シーンの描写です.冒頭のルウム戦役と思われる戦闘シーンは,確かに人間離れ(モビルスーツ離れ?)していて迫力はありましたが,ユニコーンまで親しんできた戦闘シーンとは,かなりイメージが変わりました.CGを多用しているのでしょうが,もっと大規模な戦闘シーンになったとき,どうなってしまうのか心配です.

 今年の秋には,「THE ORIGINⅡ 悲しみのアルテイシア」 が公開されるとのこと.今度の主人公は,アルテイシアなのでしょうか? どちらにしても,必ず鑑賞したいと思います.

2015年3月6日金曜日

ミッションを感じさせる

 今日の午後は,来年度,大学院生として研究室に在籍する予定となっている学生4名と個別面談しました.自分が取り組んでいる,取り組む予定である研究テーマについて,修了時までにあげるべき具体的な成果について検討し,説明するように申し渡していました.成果を想像できないテーマは継続するべきではない,別のテーマへの変更を検討して提案することとしていました.

 結果は,「目標もプロセスも問題ないから,続けてみよう」 という学生が1名,「目的はいいけど,早急にプロセスを確定しよう」 という学生が2名,「もう一度,考えてみよう」 という学生が1名となりました.プロセスやテーマが確定しなかった学生については,来週の火曜日に再面談となりました.これまで,学生と真摯に向い合っていなかったことのツケが回ってきました.責任を引き受け,逃げません.

 一昨日,読了した P.F.ドラッカーの 「非営利組織の経営」,第Ⅳ部の第1章 「人事と組織」 の内容を,研究室の運営に無理やりあてはめてみます.「人事 ⇒ 研究テーマ選び」 として,どのように取り組んでもらうか.

重要なことは実力であって見込みではない。要求は厳しくしなければならない。基準は途中で引き上げることはできない。したがって時間は与えてよい。ゆっくりやらせてよい。何度やらせてもよい。しかし質を落としてはならない。

ここから学ぶべき教訓は 「強みに焦点を合わせよ」 である。そのうえで要求を厳しくしなければならない。そして時間をかけてていねいに評価しなければならない。向い合って、約束はこうだった、この一年どうだったか、何をうまくやれたか、と聞かなければならない。

 すいません.本音を,ひとこと言わせてください.

挑戦する者には機会を与えることが原則である。挑戦しない者は放っておいてよい。

 ちょっと,キビシすぎるかも…

2015年3月5日木曜日

リーダーの借りについて

 今日の午後は,来年度の卒業研究のために研究室に配属された学生5名と個別に面談しました.自分が取り組みたい研究内容を自分で考え,資料を用意して説明するように申し渡していました.思いつかなければ,3月で退室する卒研生のテーマを引き継いでもよいが,必ず新しい取り組みを加えることとしていました.これは,私が教員になって以来,初めての試みです.卒研生に対してハードルが高過ぎるのではないかと危惧する声があるようでしたが,信じられぬと嘆くよりも,人を信じて傷ついた方がいいですから.

 結果は,「目標もプロセスも問題ないから,やってみよう」 という学生が2名,「目的はいいけど,プロセスをもう少し考えてみよう」 という学生が2名,「もう一度,考えてみよう!」 という学生が1名となりました.イノベーションと改善,それぞれに該当するアイデアが,バランスよく提案されたと思います.以前から私がやりたいと思っていたことに誘導されたような感もありましたが(笑),みんな,よく考えていると思いました.GOが出なかった学生については,来週の月曜日に再面談となりましたが,今後の展開が楽しみです.

 昨日,読了した P.F.ドラッカーの 「非営利組織の経営」,第Ⅰ部の第4章 「リーダーの責任|マックス・ドプリーとの対話」 の内容が印象的でした.「リーダーの借り」 という,ちょっと変わった視点です.

 いろいろな人に借りがあるという認識からスタートしなければならない。組織のリーダーは、顧客、学生、患者などあらゆる種類の人たちに借りがある。教授団や従業員やボランティアなど、ついて来てくれる人たちに借りがある。
 その借りとは、人がそれぞれの可能性を実現するとともに、そこで働く目的を実現することに、手を貸さなければならないということである。

という内容でしたが,これは研究室の学生に対する私の気持ちに近いと思いました.彼らには,私の興味に力を貸してもらっているという借りがある.その借りを返すために,研究という活動を通じて,彼らが大学に来た目的の実現に手を貸さなければならないと考えています.バランスが非常に難しいと理解しています.そのためにも,コミュニケーションを取らないといけません.

 今日は良い一日でした.明日も良い一日でありますよう.

2015年3月4日水曜日

非営利組織のリーダー論

 最近,ドラッカーにハマっている私.先週読了した 「経営者の条件」 は ⇒「m-shige's log: 経営者の条件」,正しく不朽の名作でした.また,読むことになると思います.

 続いて,ベスト・オブ・ザ・ベストの12作品,ドラッカー・エターナル・コレクションの第4巻,「非営利組織の経営」 を読み始めました.私は,精密工学会,日本機械学会,型技術協会などで,委員,幹事,評議員,理事などを務めています.どこでもブーブー文句を言いながらも,与えられた仕事は責任を持ってこなしているつもりです.学協会の活動はボランティア,やる気がないのであれば,やらなくてもいい仕事です.しかし,やることになったのであれば,自己開発に繋がるように真摯に取り組みたい.そういう気持ちから,第2巻と第3巻をとばして,第4巻のこの本を読むことにしたというわけです.

 この本の内容も,素晴らしいの一言です.「マネジメント」「経営者の条件」 よりも緩い論調に感じますが,やはり非営利組織を論ずるのは難しいということでしょう.冒頭は,非営利組織のリーダー論に関する内容が多く書かれていました.以下に,私が赤線を引いたところを紹介します.


自らへの関心を中心に置くリーダーは間違ってリードする。

企業や政府機関との最大の違いは、非営利組織には、判断基準となるものが一つでなくたくさんあるところにある。

そもそも非営利組織は、一つのステークホルダー(利害関係者)を満足させるだけでよいという贅沢は許されない。

自らを重視するリーダーは、自らを殺し、自らの組織を殺す。

優れたリーダーは、「私」 とはいわない。意識していわないのではない。「私」 を考えないのである.いつも 「われわれ」 と考える。チームを考える。

リーダーにとって最悪のことは、辞めたあと組織ががたがたになることである。それはリーダーが単に収奪するだけだったことを意味する。何もつくりあげなかったことを意味する。管理人としての仕事はしたかもしれないが、ビジョンは何ももたなかったことを意味する。


 どうやら私は,こういうことあるな,こういうことあったな,という文章に共感してしまうらしい.自分自身は,委員長やサブリーダーとして,どうなのだろうか? 間違っていた行動にも気付かされ,大いに反省しているところです.以上の項目を肝に銘じて,真摯に取り組んでいきたいと思います.

2015年3月3日火曜日

厄除元三大師大祭だるま市2015

 3月3日と4日は,深大寺の諸行事で最大の 「厄除元三大師大祭」 が行われます.私は,「修論審査会と卒論発表会で,全員が無事に発表を全うすること」 を祈念しています.今年度も8名の学生が無事に発表を全うしたので,今日の朝,3年連続の電撃参拝となりました.だるま市の初日でしたが,参拝者はまばらでした.どうやら,平日の早朝は空いているようです.

 元三大師堂前の特設だるま開眼所で,昨年購入したダルマの右目に ⇒「m-shige's log: 厄除元三大師大祭だるま市2014」,「阿吽(あうん)」「吽(うん)」 の字を入れてもらい,新しく購入したダルマの左目に 「阿(あ)」 の字を入れてもらいました.これまで青いダルマを購入してきましたが,特殊な色だと愛着が湧いて別れが辛くなるので,今回はオーソドックスな赤いダルマにしてみました.来年も,心願叶ったダルマの右目に 「阿」 の字を入れてもらえるように頑張りたいと思います.

 釈迦堂に安置されている重要文化財 「白鳳佛(はくほうぶつ)」 の御朱印を頂いておきました.いつも書いてもらっている方とは違う方に書いてもらったのですが,違いを感じません.素晴らしい御朱印を頂きました.来年は,「元三大師(がんざんだいし)」 の御朱印を頂く予定です.

2015年3月2日月曜日

居室の椅子をリプレイス

 これまで居室で使ってきた椅子は,2003年に助教授に昇進した時に配給されたものでした.そこそこの椅子なのだと思いますが,正直,しっくりしていませんでした.致命的な問題はないのですが,なんとなく腰の収まりが悪いし,リクライニングは柔らかすぎるし,夏は暑くてたまらない.要するに,長く座っていたくない椅子だったのです.そんな椅子を使い続けて12年,今年度の予算に余裕があったので,思いきって良い椅子を購入することにしました.

Bauhutte(バウヒュッテ)BM-57 Pro-fit

 取り扱い説明書に,2人以上で組み立てるように書いてあったので,ISI君とAMNM君の2人に手伝ってもらいました.“流行に流されない その外観” ということでしたが,組んでいる時は,「なんだか,粗い作りだなあ…」と,ちょっと期待はずれなヨカン.でも座ってみると「やっぱり,違うわ」 “シリーズ最高峰のフラッグシップモデル” は,伊達ではありませんでした.座っていることが,とっても楽に感じます.考えてみれば,1日10時間は座っている椅子なのですから,もっと早くから投資しておくべきでした.これからの仕事ぶり,ちょっと変わるかもしれません.

 逆に,これまで使ってきた椅子に対しては,こんな気持ちで12年間も使われて,ちょっと可愛そうだったなと思いました.キャスターが摩耗して滑りが悪くなっていますが,十分使えます.学内でご入用の方がおられましたら,連絡いただければ,お譲りいたします.希望がなければ,本部に返却することになります.

2015年3月1日日曜日

平成二七年三月の朔日参り

 今日は3月の1日,布多天神社へ 「朔日(ついたち)参り」 に行って来ました.見頃となった境内の梅が綺麗でした.天神様といえば,梅ですからね.一番良い季節なのかもしれません.

 今月の 「幸せを呼ぶ 天然石おみくじ」 を引いてみたところ,結果は 「小吉」 でした.大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶 の順なので,中の下というあたりの運勢になるでしょうか.いま自分が立っている足元をじっくり見直す時だということは,よく理解しているつもりです.ことばの不注意からつまらぬ争いを ― 招かないように注意したいと思います.

 くじと一緒に入っていた天然石は,通算4個目となる 「瑪瑙(めのう)」 でした.珍しい石だと思ったら,昨年の2月以来みたいです.石運はあるのかなあ?

 東京都神社庁が毎月発行している格言集 「生命の言葉」.平成二十七年三月の言葉は,帝国大学教授で物理学者の 「寺田寅彦(てらだ とらひこ)」 のことばでした.

 天災ばかりは科学の力でも
 その襲来を中止させるわけにはいかない。

『どんな科学の力でも天災ばかりは止められない。平成二十三年の東日本大震災を始め、様々な天災によって失われた生命を偲び、その記憶を忘れず教訓とし、未来に役立てること。また被災者と共に皆で助け合い、早期復興を遂げることが大切です。』 という説明が,リーフレットの裏に書いてありました.あの大震災から,もう4年ですか.早いものですね.当時,慌てて整備した防災グッズが,ノーメンテナンスで部屋の片隅に転がっていることに気が付きました.人間は,忘れる生き物だというけれど,戦争とか,震災とか,忘れてはいけないことを振り返る仕組みが必要ですね.