2013年11月9日土曜日

3時間ほど大学で仕事

 今日は土曜日でしたが,昨日までの出張の間に,色々と処理しなければならないことが出てきたので,大学に行って,3時間ほど仕事しました.来週の月曜日の朝から対応しても,十分間に合うとは思いましたが,週の頭からは,講義に集中したいのです.雑用だけと割りきって淡々と仕事するのも,たまには良いものです.おかげで,多くの案件を処理することが出来,来週はスッキリした状態からスタート出来ることになりました.明日は自宅でゆっくりして,イベントが続く月末に備えたいと思います.

The 7th International Conference on Leading Edge Manufacturing in 21st Century (2nd Day)

 平成25年11月8日金曜日は,宮城県宮城郡松島町の 「ホテル松島大観荘」 で開催された国際会議,「The 7th International Conference on Leading Edge Manufacturing in 21st Century」 の二日目でした.通常は,会場のホテルに泊まるものなのですが,シングルの部屋はあっという間に Sold Out となってしまったようで,在来線で3駅上った「本塩釜駅」近くのホテルに宿泊することになりました.これは,試練というより,神のお導きだったのでしょう.松島に移動する前に,駅から徒歩15分ぐらいのところにある 東北鎮護・陸奥国一宮 「鹽竈神社(しおがまじんじゃ)」「志波彦神社(しわひこじんじゃ)」 を参拝しました.
表参道の入口
200段を超える石段.さすがに疲れました.
御朱印です.左が鹽竈神社.右が志波彦神社.

 午後一からA室で行われた 「Digital design and digital manufacturing (CAD / CAM) (1)」 のセッションでは,我が研究室のOK君が颯爽登場!「Development of Operation Interface for Turning Machine Using Haptic Device」 という Paper Title で発表を行いました.彼の発表のよいところは,ゆっくり,堂々と話すところ.少し緊張気味でしたが,無事に発表を終え,質疑応答も無難に乗り切りました.これからやるべきことも,明確に見えたと思います.

 続いて行われた 「Digital design and digital manufacturing (CAD / CAM) (2)」 のセッションでは,私が座長を務めました.最終日の最後のセッションは,聴講者が少なくなってしまい,質問が少なくて,座長は苦労するのですが,京都大のMTBR先生や神戸大のSRS先生がガンガン質問してくれて助かりました.私も調子に乗ってしまい,えげつない議論に展開させてしまいました.もっと,Presenter を持ち上げるようなスタイルにしないとダメですね.

 思い出の観光地とホテルで開催された国際会議でした.充実していましたが,松島や塩釜の街で見かけた震災の様子を伝えるものが印象に残りました.まだまだ被災地のためにやるべきことは多いと思いました.

2013年11月7日木曜日

The 7th International Conference on Leading Edge Manufacturing in 21st Century (1st Day)

に参加するために,今日から宮城県宮城郡松島町の 「ホテル松島大観荘」 に来ています.5時45分に起床し,7時32分発のはやて23号に飛び乗り,仙台駅で仙石線に乗り換えて,10時過ぎには会場に到着,最初のプライナリには間に合いませんでしたが,なんとか,大会の流れに乗り切ることは出来ました.

 Lunch Timeでは,ホテルのレストランで,1,050円で提供される専用メニューに反旗を翻し,下界の穴場まで降りて行き,穴場と思われる露天で食べた,焼き牡蠣&帆立&北寄貝の3点セット定食に感嘆しました.これだけで,松島に来てよかったと思いました.

 会議で,他の研究者の発表を聴きながら,自分の研究室の成果を思い出し,それを英訳している自分が居ました.やっぱり,英語で発表するということは,色々と苦労することは多いと思いますが,世界に繋がっていることが実感できると思いました.

 19時から開催された懇親会は,国際会議では異例とも言える,お座敷指定の和式で行われました.なんというか,国際会議ではないみたいでしたが,色々な先生方と交流することができました.良い話,悪い話,まんべんなく聞くことになりましたけどね…

 明日は,午後一のセッションで,我が研究室のOK君が颯爽登場! 最後のセッションでは,私も座長を務めます.なんだか,あんまり質問が出ないみたいなので,質問できるように今晩のうちに予習しておきたいと思います.それでは,皆さん,おやすみなさい~

2013年11月6日水曜日

実務派であるということ

 私をよく知っている人には理解していただけると思いますが,私は 「実務派」 だと思います.「実務」 とは,文字どおり 「実際の具体的な仕事」 のこと.実務派の反対は,理論派ですか? 私は,絶対に違いますね.これでも,学者なんですが,いいんでしょうか?(笑)

 子供の頃から,目に見えないものを信じることが出来ず,理科は好きだけど,電気は苦手でした.それに,理論通りの結果が出ることには興味が沸かず,人が手を入れる余地のあるものの方が好きでした.だから,機械科を選びました.こんなにハマっているのですから,とてつもなく,正しい選択であったと思っています.

 今,私が専門としている生産システムなんて,実務そのものです.確かに,理論はあって,それなりの答えが出てきますが,理論どおりに加工できることなんて,まず,ありません.理論なんか知らない現場の方が,良いものを作ったりする.なぜなんだろう? 何か,これまでに見つかっていない真理があるのでは? ワクワクしますね? 逆に,現場の人が困っているのを見て,話を聞いてみると 「ああ,それじゃダメだよ」 と,理論的に説明できたりする.「現場」 を挟んで,理論と実務が繋がっているんですね.工学って,素晴らしい!

 というわけで,とてつもない理論をブチ上げて,分野を引っ張るなんてことは,私には出来そうにありません.分野の皆様,ヘタレで,すいません.「実務派」 であることに胸を張って,目の前の現場にある仕事に打ち込みたいと思います.

2013年11月5日火曜日

インフルエンザ予防接種を受ける

 今日の午後,共済事業の一環として,教職員を対象としたインフルエンザ予防接種が学内で実施され,私も受けてまいりました.
 正直,インフルエンザに感染したと自覚して苦しんだ記憶はないのですが,今から思えば,大学の教員となってから2回ほど,卒論&修論が山場の冬場に,ものすごい高熱が出て,骨がきしむような感覚の風邪を引いた記憶があります.おそらく,あれがインフルエンザだったのでしょう.当時は,それでも構わず大学に来て仕事していましたが,今となっては,そんな根性はありませんし,何よりも,学生に移したりなんかしたら大変なことになるので,間違いなく,自宅で静養することになると思います.この点では,常識的な世の中になったように感じます.
 話がそれそうなので,元に戻しますが,最後にインフルエンザの予防接種を受けたのがいつなのか,定かではありません.しかし,大学生になってからは,一度も受けていないことは,間違いありません.とすると,少なくとも25年間は,インフルエンザに対して,まったくの無防備だったということになります.学生だった時期はともかく,講義などで不特定多数の学生と接する機会のある大学教員の立場としては,無責任な態度だと言われても仕方ありません.担当している講義を休むことは出来ませんし,私一人しか教員のいない研究室の活動にも,支障が出る恐れがあります.これまでは,運がよかっただけなのです.
 予防接種自体は,左上腕部に細い針の注射をするだけなので,数倍も太い針を,太い血管に十数分もさしっぱなしにする献血を年に3回もしている身としては,蚊に刺される方がよっぽど嫌です.今後は,毎年大学で実施することになりそうなので,機会を逃すことなく,確実に予防接種を受けるようにしたいと思います.

2013年11月4日月曜日

いい悪いは大衆が判断してくれる

が,今日4日の 『日々のことば 本田宗一郎「夢」』 のことばでした.「自分の勝手な思い込みで品物を作り、サービスをしていないか。大衆の求めによらない、ひとりよがりの品物やサービスは受け入れられるはずがない。いいか悪いかは、会社ではなく大衆が判断するものであることを忘れてはならない。」 という解説が添えられていました.
 実は,このことばについては,二年前に 『日々のことば 本田宗一郎「夢」』 を購入した時の投稿で,簡単に自分の考えを述べているのですが ⇒「m-shige's log: 日々のことば 本田宗一郎 「夢」」,改めて,このことばの意味について,考えてみたいと思います.

 確かに,自分の考えたことが,他の人に容れられれば嬉しいですし,そうでなければ悔しいと思います.しかし,容れてもらえないのは,その人の考えに魅力がなかったり,問題があったりするからであって,その人の考えに賛同するように,強要するというのはおかしなことです.誰にとってもいいことであれは,すぐに理解してもらえるでしょうし,反対に悪いことは,何をやっても理解してもらえない.落としどころなど探し回っているような時点で,その提案や方針自体が,間違っているということではないでしょうか.自分の自己実現のために,他人を巻き込むなんて,もってのほかだと思います.

 ああ,また,愚痴っぽいことを書いてしまった… どんなことでも前向きに,と思ってはいるのですが,なかなかそうはいかない.いかんいかん.

母の古希祝いで和倉温泉加賀屋へ(二日目)

 平成25年11月3日(日)の朝,和倉温泉付近は雨が降っていましたが,朝食の時間にはあがりました.朝風呂をいただこうと大浴場に行きましたが,大変な混雑でした.昨晩の宴会の時に挨拶に来てくれた副支配人の人の話では,昨夜の宿泊は800名ぐらいだとか.それだけの人数が泊まれば,この混雑は当然というか,逆に大浴場の収容力に驚かされます.

 昨晩の宴会からの消化時間を考慮して,遅めの8時からでお願いしていた朝食には,予想通り,ちょっとしたコース料理並みのメニューでした.メインは,鰈の干物といったところでしょうか.私は,柚子ちりめん,焼き海苔,温泉卵で,ご飯を三杯も食べてしまいました. 

 一階の 「お楽しみ界隈」 で,各家庭でお土産を買い込み,10時過ぎにはチェックアウト,駅までの送迎バスの発車時刻となっている13時5分まで,近所を散策しました.温泉街というところは,温泉以外は何もないところが多いのですが,ここ和倉温泉も同様でした.主賓の母に,退屈な思いをさせてしまったようで,申し訳なく思います.
少比古那神社
いつか,自分のために泊まりたい.
甥の海藻コレクション

 結局,最後は,昨日も行ったカフェを再訪して,昨日とは違うケーキを楽しむことになりました.昨日も居たことに気付いた店員さんが驚いていました.よっぽと,店が気に入ったと思われたことでしょう.
辻口ロール(塩キャラメル)

 私としては,後ろ髪を引かれる思いで加賀屋を後にして,和倉温泉駅13時半発の「しらさぎ12号」で米原まで移動,そこで「ひかり528号」に乗り換えました.往路にも感じましたが,米原駅の新幹線乗換口は,狭い&小さすぎます.なんとかしていただきたい.父母と妹親子とは新横浜駅でお別れ,私が自宅に到着したのは,20時10分でした.

 母親にとって,一生に一度のイベントということで,粗相なく終わらせなくてはならないという思いで緊張していたためか,調布の自宅に到着した途端に,力が抜けてしまいました.3年後は,両親の金婚式だそうです.今度は,何処に泊まりましょうか(笑) それまで両親には,変わらず元気でいて欲しいと思います.

2013年11月3日日曜日

母の古希祝いで和倉温泉加賀屋へ(初日)

 平成25年11月2日(土)から一泊二日で,平成25年10月30日(水)に古希を迎えた母のお祝いをするために,父母と妹と甥っ子と私達夫婦の六人で,「能登半島国定公園・和倉温泉」 にある 「加賀屋」 に行って来ました.

 私達兄妹が成人して以来,両親の記念日に旅行してお祝いすることが,感謝の示し方となっています.加賀屋は,「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」 の総合部門1位を受賞するなど,日本一の旅館だと思っています.この日本一の旅館で,母の古希祝いをすることになり,数日前から不思議な緊張感に包まれていました.

 7時に東京駅の東海道新幹線改札前に集合し,7時33分発の 「ひかり503号」 で米原まで行き,そこから 「しらさぎ3号」 に乗り換えて,終点の和倉温泉まで移動.駅から送迎バスに乗って,加賀屋に到着したのは,13時過ぎでした.電車に乗って5時間の移動は大変でしたが,加賀屋のロビーと外観の様子を見て,大きな期待に胸が膨らみました.

 14時のチェックインまで時間があるということで,付近を散策することにしました.和倉港の防波堤から見える海の生物を見て,甥っ子は大はしゃぎでした.

 宿の人に勧められた 「角 偉三郎 美術館」「辻口博啓 美術館」 を見学した後,カフェで人気のスイーツをいただきました.スイーツも美味しかったですが,辻口さんの仕事に対する姿勢に,大変感銘を受けました.

 和を持って世界を制す
  日本を知らずして世界で勝てるか


 宿に戻って,フロントでチェックインを済ませ,中居さんに案内されながら,部屋に移動しました.実は私は,10年以上前に加賀屋に来て,温泉だけいただいたことがあるのですが,そのとき,一階から見上げた吹き抜けの館内の様子を見て,圧倒されたことを覚えています.当時の記憶と変わらない様子を確認しながら,改めて圧倒されてしまいました.居室は,生涯最大の部屋数と,生涯最高の窓からの眺めで,思わずため息が出ました.
北西を望む
和倉港を望む

 入浴を済ませた後,18時から始まった宴会には,素晴らしい料理の連続でした.母の古希祝いに対する旅館のご配慮を,大変嬉しく思いました.
主賓席です
前菜と光附
輪島の純米酒
特選和牛朴葉焼き
サービスの鯛の活造り
デザートは,能登栗と活地気米のモンブラン

 最大の山場と思っていた宴会が無事に終わり,ほっとしました.

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