2014年3月8日土曜日

ノスタルジック平沼

 平成26年3月7日金曜日は,「型技術協会第4回理事会」 に出席するために,みなとみらい線の日本大通り駅近くにある,産業貿易センタービル内 横浜シンポジアに行って来ました.途中,横浜駅で下車して,懐かしい町並みを散策しました.

 私は,横浜駅から歩いて10分位のところにある県立高校に通っていました.西口を出てすぐのビルの1階にある立ち食いそば屋は,今も健在でした.早朝に部活がある時や,部活の帰りなどに,よく利用していました.考えてみれば,30年前に利用した立ち食いそば屋が,今でも変わらず営業しているというのは,静かな驚きです.当時は,安くて腹持ちがいい 「たぬきそば」 ばかり食べていましたが,今日は30年の刻を超え,初の 「コロッケそば」 に挑戦しました.当時の味はすっかり忘れてしまいましたが,濃い目のつゆに懐かしさを感じました.

 今の母校は,見る度にガッカリしていた悲惨な校舎の面影は,まったくありませんでした.大学みたいに立派な建物で,こんな環境で学べる後輩達を羨ましく思いました.校舎の壁に,「かるた部」「弓道部」「ダンス部」「ハンドボール部」「陸上競技部」などの戦績をアピールする垂れ幕が何枚も下げてありました.昔からそうでしたが,今も女子の方が活躍しているみたいです.体育や部活の時に走った 「岡野公園」 は昔のままでした.この公園の外周を何周したことだろう.うつろな目で写真を撮りながらウロウロしてしまい,すっかり怪しいおじさんになっていました.

 最寄りの相鉄線「平沼橋駅」は,私にとっては泪橋,意味不明.駅近くにある 「水天宮平沼神社(すいてんぐう ひらぬまじんじゃ)」 を参拝しました.当時は,こんな近くに神社があるなんてことを認識していませんでした.私の高校時代が暗かったのは,この神社への参拝を怠っていたからかもしれません(笑) ここでは,母校の後輩の活躍を祈念させていただきました.御朱印はやっていないとのことで,ちょっとだけ残念でした.

 怪我が絶えず,挫折という意味を厳しく体験した3年間でしたが,当時の経験が,今の私の一部に生きていることは間違いありません.もう来ることはないでしょうが,訪れてよかったと思っています.

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2014年3月6日木曜日

シリアル&パラレルポートは,永遠に不滅?

 年度末に実施することになった,学科計算機室のリプレイスに伴い,現行のパーソナルコンピュータ(PC)37台が希望する研究室に配分されることとなり,私の研究室も4台の PC を受領することができました.しかし,私の研究室の学生にとっては,スペック的に力不足らしく,見向きもしてもらえませんでした…orz 私が管理している3Dプリンタを制御する PC が,OS が WindowsXP,メモリ容量が1GBという進退極まった状況なので,とりあえず,このPCをリプレイスすることにしました.

 しかし,ここで想定外の幸運が訪れました.PC背面のコネクタ群の中に,シリアルポートとパラレルポートがあることに気付いたのです! これで,これまで使ってきた Roland のミリングマシンの利用を継続することができそうです.最近のミリングマシンのインタフェイスは USB になっているみたいですが,インタフェイスが古いというだけの理由で,数百万円以上もかけて導入した設備品を,簡単に廃棄するわけにはいきません.
 今後は, Windows7 のサポートが末永く続くよう祈るばかりです.できれば,現在のミリングマシンのインタフェイスを USB にする,いわゆる 「レトロフィット」 のサービスがあると嬉しいのですが…

2014年3月5日水曜日

ムーンショット デザイン幸福論

という,「世界から日本を見つづける、国際的デザイナー 奥山清行氏」 の著作を読み終えました.3年前に奥山氏の本を読んで,大いに感銘を受け ⇒「m-shige's log: フェラーリと鉄瓶」,その直後に発行されたものを衝動買いしたのですが,ずっと居室の机の横に積まれたままになっていました.優柔不断というか,飽きっぽいというか,自分に絶望しています…

 150ページ強の本ですが,奥山氏の仕事のスケッチがたくさん掲載されており,文章量は少なくなっているので,1時間ほどで読み終えることができました.そして,こんなにスラスラ読めるのなら,なおさら,もっと早く読んでおけばよかったと思いました.奥山氏の著作を読むと,「このままではイカンな… もっと前向きに行かないと!」 と,後ろから押されたような気持ちになります.この本も,いいことがたくさん書いてありましたが,特に次の二節の内容が印象に残りました.

「iPhoneを使って思うこと」
日本の携帯電話がこんなことになっているのは,「顧客主義と偽って、実は自分の社内の事しか考えていないからだ。」「閉鎖的な市場の中で脚の引っ張り合いをする日本のものづくりは,結局誰も幸せにしない。」 まったくその通りだと思います.私は,いわゆるガラケーを使っていますが,スマホのような期待はなく,通話や電子マネー母艦として愛用しているだけです.でも,日本の携帯電話も,機能の構成やインタフェイスを見直すだけで,かなり良くなると思うんですけどね.これまでのしがらみをバッサリ切り捨てるという決断が出来るかどうかというところでしょうか.でも,国内のキャリアが競って iPhone を扱っている現状を見ると,望み薄ですね.

「ひとり占めは成功しない」
「多くの日本人が勘違いしているのは、転職とかキャリアアップとかで、相手を踏み台にして上に昇っていこうと考えていることだ。」「残念ながらそんな風に思っている人は、絶対に上には行けない。」 人や物を使うという機会だけは抜け目なく利用し,自分のやりたいことばかりやろうとしているような人は,結局,一緒に仕事してくれる人が居なくなり,自分のやりたいことも出来なくなると思います.上に行こうとするならば,他の人の協力が不可欠です.こんなことにも気付かないということは,結局,上に行く気がないのだと思います.「自分よりも相手の方が得るものが多い」 ということを,仕事の最大の前提条件にしているという奥山氏のことばに,大きな感銘を受けました.

 ポジティブなことがたくさん書いてある本なのですが,ネガティブな内容に注目してしまいました.ヘタレですいません… この本,本当に読みやすいので,今週は何度も読みなおして,ポジティブな気持ちになろうと思います.

2014年3月4日火曜日

厄除元三大師大祭だるま市2014

 昨日の3月3日はひな祭りの他,「深大寺 元三大師大祭 だるま市」 の初日でもありました.昨日の帰宅途中に偶然ポスターを見るまで,すっかり忘れていました.「ひな祭りは深大寺へ」,標語にしないといけません(笑) というわけで今日の朝,昨年購入しただるまを納め ⇒「m-shige's log: 深大寺 元三大師大祭 だるま市」,新しいだるまを手に入れるために,深大寺を電撃参拝してきました.

 昨年参拝した3月3日は日曜日だったので,元旦も顔負けの人出に圧倒されましたが,平日でだるま市二日目となると参拝者も少なく,本堂参拝,元三大師堂参拝,今年のだるまの購入,去年と今年のだるまに目入れ,去年のだるまの返納,御朱印を頂くというシーケンスを,たったの20分で済ませることができました.

 昨年,左目に 「阿吽(あうん)」「阿」 の字をいれてもらっただるまの右目に,ものごとの終わりを意味する 「吽」 の字を入れてもらい,納札所に納めました.大学の居室に1年間飾ってあっただるまとお別れ,そして,新しいだるまとの出逢い.なんとも言えない気持ちになりました.毎年,だるま市を訪れる人の気持が分かりました.来年も,必ず参拝したいと思います.
元三大師の御朱印

2014年3月3日月曜日

ブロガー流,原稿の書き方

 3月3日,ひな祭りの今日,7,000字強の解説論文を脱稿しました.大学の教員にとって,2月は繁忙期です.月初めは,修論と卒論の指導が大詰めとなり,それが終わると溜まっていた学外の仕事に対応しなければならず,月末には前期日程試験の業務と,まとまった時間を確保することができません.この時期に〆切が設定されている原稿依頼に対応するのは,正直,大変に辛いです.断るという選択肢もありますが,依頼内容が私の専門であれば,引き受けることにしています.
 ところが,最近の私は,文章を書くという作業には,2時間弱しか集中できないという体質になってしまいました.この原因は,ハッキリ申し上げて,ブログの書き過ぎですな(笑) でも,2時間の仕事の内容については,まったく問題ないと思っています.
 というわけで,この自分の性格を生かし,午前8時からの2時間を執筆活動に使うことにしました.誤解を恐れず言えば,夜だけでなく,朝もブログを書いているような感じでしょうか.毎回の投稿で500字前後の文章を書いているので,10日間続ければ5,000字になります.これに図を6点ほど付ければ,都合7,000字の原稿が出来上がりというわけです.
 それにしても,本当に文章を書いてばかりの日常となってしまいました.今回の原稿が終わっても,4月末と5月末が〆切となっている原稿が控えています.それぞれ,4月始めと5月始めから,朝のブロガーに変身して対応したいと思います.3月は,書くネタを集めるために取材しないと… 結局,忙しいことに変わりはないようです.

2014年3月2日日曜日

ゴルフにおけるインタフェイス

 最近のゴルフの練習では,グリップを意識するようになりました.具体的には,左手をシャフトの上から当てて握る 「フックグリップ」 になるようにしているのです.理由は,両手首を固定するためです.私は,右手を押しこむ悪い癖があるのですが,最初から右手に押し込まれてフェースが閉じた状態で握っておけば,それ以上,右手に押し込まれるようなことはない,というのが自分なりの結論です.
 私の解釈が正しいかどうかについては,批判もあるかと思いますが,グリップが大事だということについては,疑問の余地はないでしょう.自分の腕先までの動きに問題がなくても,その動きをクラブに繋ぐグリップがいい加減では,打球は安定しないということです.
 人と道具の界面,すなわち,「interface(インタフェイス)」 の重要性については,どんな道具でも例外はなさそうです.これまでに何気なく接してきたその他のインタフェイスについても,再考する余地があるかもしれません.