2010年9月18日土曜日

YG君の結婚披露宴

に出席するために,今日の午後は東京の帝国ホテルに行ってきました.YG君は,今年の3月に大学院を修了したばかりの研究室のOBです.新婦の方とも何度もお会いしたことがあります.そういえば,研究室で一緒に飲んだこともありました.いつかは結婚するのだろうと思っていましたが,予想以上の早業でした.本当は挙式も出席するつもりでいたのですが,午前中に大学で用事があり,13時の披露宴からの参加となりました.
 今回の披露宴の会場は,私が6年前に結婚したときに披露宴を行った会場とまったく一緒です.当時のことを懐かしく思い出すだろうと,私は今日の披露宴をとても楽しみにしていました.
 私は乾杯の発声と,その前に挨拶をすることになっていました.これまでに一度だけ,披露宴で主賓挨拶をしたことがありますが,私はどうもアドリブで話を繋ぐのが苦手です.話題の切りかえがスムーズでなく,全体としてテンポが悪くなる傾向があります.結果として,今日はまぁまぁの出来ではなかったかと思います.乾杯の発声は,とにかく景気よくやるつもりでしたが,これはバッチリだったのではないでしょうか.
 料理は,私の披露宴のときのものとは違いましたが,どれもよく出来た料理で,大いに楽しむことができました.何よりも,YG君と学部で同期だった教え子達と,久しぶりに会えたことが一番の喜びでした.それぞれの近況などを聞きましたが,みんな明るく自分の仕事を頑張っているようです.
 YG君,ご結婚おめでとうございます.どんな時でも明るく素直な気持ちを忘れず,二人で幸せな家庭を築いてください.「永遠の幸を祈る」

2010年9月17日金曜日

仙台土産を楽しむ

 昨晩は,東横イン 仙台中央1丁目一番に宿泊しましたが,飲み過ぎで,よく眠れませんでした.最近,飲酒した晩は熟睡できない気がします.そろそろ,体調と相談しながら飲まなければならない年齢なってきたようです.朝食は東横イン名物(?)のおにぎりと味噌汁でしたが,今日は焼きそばがありました.朝から焼きそばというのは,どういう趣向なのか分かりませんが,なかなか斬新ですね.
 8時15分仙台発のはやて2号で帰京し,11時頃には大学の居室で仕事をしていました.新幹線に乗る前に,仙台駅の売店で仙台土産を買い込みました.研究室用土産の1点目は,「戦国BASARA 天下統一餅」です.仙台ゆかりのキャラクター(?)「奥州筆頭 伊達政宗」を前面に出した商品です.
 研究室用土産の2点目は,牛たん1本をまるごとスモークしたものです.ペッパー風味となっています.2年前に仙台で学会があった時に,同行した学生が研究室コンパ用に買っていたことを思い出して,今回は私自身で買うことになりました.これは大変うまかったと記憶しています.次回の研究室コンパで学生と食べるのが楽しみです.しかし,横で見ていた妻も少し食べてみたいということです.ひとかけらだけ自宅に持ち帰りますので,研究室の皆さん,ご了承ください.
 そして,自宅用の土産として,今回は牛たん「陣中 焼けば冠舌 しお味175g」と笹かまぼこ「佐々直 きじち入り笹かまぼこ 鮮」を買ってきました.牛たんは,肉厚である点を重視したものです.笹かまぼこは,できるだけプレーンなものをチョイスしました.早速,晩飯のメインとして食べてみましたが,普段は食べ慣れないものなので,結構,楽しめました.しかし,美味しいとはいえ,切身6枚で税込1,260円という値段は,やはり割高に感じます.仙台出身の学生に尋ねたところ,地元の人は牛たんや笹かまぼこをあまり食べないということです.牛たんは,マーケティングに成功した,仙台のブランドということになりますね.製造業復活のヒントがあるような気がします.

JSME RC249 第3回研究分科会

に幹事として参加,会を運営するために,今日は仙台の東北大学工学部に行ってきました.
 今日は東京は朝から大雨でした.こんな日に,分科会で使う大きな荷物を持って移動するのは大変です.仙台に着いたのは11時37分.昼食は駅ビルの中で牛タンを食べようと計画していたのですが,どの店も長蛇の列で諦めざるを得ませんでした.しかし,代わりに食べた寿司ランチは1,000円という値段のわりには大満足の内容でした.仙台で寿司というのも,悪くないかもしれません.
 13時30分から始まった分科会は,50人以上の委員が参加して大変な盛会でした.話題提供は,超精密機械加工の内容が2件,CFRPの高精度穴あけ加工に関するものが1件,合計3件でした.幹事の私は,議事録を作成するのも仕事です.さらに,この分科会の議事録は,講演の詳細な要約を記載することが定例化しているため,集中して聴いていないといけません.特に,配布資料がない講演は,まとめるのがとても大変です.おかげさまで,この分科会は私にとって,とても勉強になっています.どの講演でも,このような心構えで聴講したいものです.
 分科会終了後,大学敷地内にあるオープンレストランで懇親会となりました.会計も幹事の私の仕事です.支払いがきちんと終わるまで,酔っ払うわけにはいきません.おかげさまで,この会の懇親会では,きちんと対話が出来ていると感じています.どの飲み会でも,このような心構えで参加したいものです.役職は人を成長させるということを痛感しています.



関連ランキング:魚介・海鮮料理 | あおば通駅仙台駅広瀬通駅

2010年9月15日水曜日

型技術者会議2011 プレ実行委員会

に出席するために,今日の午後,芝浦工業大学の田町キャンパスに行ってきました.今日は日中も涼しかったですね.久しぶりに冷房を使わずに済みました.このまま涼しくなって欲しいものです.
 来年6月に開催が予定されている型技術者会議2011,私は2010に引き続き,幹事を務めることになりました.今日は,来月半ばに予定されている第1回実行委員会の前に,委員長や幹事などの幹部だけで集まって会の骨子を決めるための事前会合です.
 まず始めに2011の基本コンセプトを検討した結果,「グローバル化における日本の金型技術者の生き残り戦略を考える」 を提案することになりました.今後,生産活動のグローバル化の中で生き残りを賭け,自動車メーカや電機メーカ各社の金型現地調達が進むと予想されます.その中で金型技術者はどのように動くべきか,「日本のものづくり/金型づくりの意義」 が,つかめる,議論できる場を提供したいと思います.実行委員会をあげて,皆様の参加を心よりお待ちしています.
 今回の実行委員長はマツダの方です.海外勤務の経験も豊富ということで,色々と興味深い海外の話を聞かせていただきました.その中で一番印象に残ったのは,「最初に計画を立てて,そのとおりに生産できるのは日本のメーカだけだ」という話でした.これは,海外の製造業には納期がない,ということを意味しています.出来たときが納期だと.冗談かと思いましたが,どうやら真実のようです.納期に対応できる数少ない国の1つなのに,どうして日本はこんなに景気が悪いんでしょう?なんだか虚しいですね.



関連ランキング:居酒屋 | 三田駅田町駅芝公園駅

第7回型技術基礎講習会

「金型加工の基礎」の講師として講義するために,今日は大阪北新地駅近くの大阪駅前第2ビル4階にあ大学今ソーシアム大阪に行ってきました.
 13時開始のところ,12時過ぎに会場のビルについたので,昼食の場所を10分ほど模索した結果,ある居酒屋が目に止まり,そこで「唐揚げマウンテン定食」なるものを食しました.山のように積まれたもも肉の唐揚げ.普段ならば絶対に食べないものですが,せっかく遠くから来たのだからという気持ちの隙間をついた魔力でしょうか.ご飯のおかわり自由のところ,一切おかわりすることなく,死ぬような思いで完食しました.しばらく,鳥の唐揚げは見たくもありません.
 今日の基礎講習会は「切削加工の基礎」,「放電加工の基礎」,「CAD/CAMの基礎」の3本立てでした.私は「CAD/CAMの基礎」の講義を担当しました.
 正直,CAD/CAMの基礎について講義するのは難しいです.CAD/CAMの基礎を80分で理解できるような講義ができればよいのですが,残念ながら,そのような講義を実現できているとは思えません.CADの技術についてはデータ構造や曲線・曲面など,基礎と言える内容がないことはないのですが,CAMの技術の基礎となると困ります.考えてみれば,CAMの教科書というものを見たことがありません.CAMは,CADデータを利用した応用技術なので,教科書に載せられる定石というものがないような気がします.CAD JournalなどからよいPaperを紹介した方がいいかもしれません.
 今日の講義,学部の生産システム工学の3コマ分のダイジェストのようなものにしてみましたが,ちょっと駆け足になりすぎて,聴講した方は消化不良になってしまったかもしれません.少し,反省しています.

2010年9月13日月曜日

おやつは,にぼしになりました.

 先週から,我が家ではにぼしを食べるのが大ブームであります.
 妻がダイエットを敢行することになり,我が家の菓子類が宇宙に消えました.その代わりにダイニングのテーブル上に常設されたものが,左の写真にある「塩無添加 健康にぼし」です.「皆様の健康を考え 煮干を製造する時に 塩と酸化防止剤を一切使わず 製造いたしました」 という解説が,大きな文字でパッケージの表側に記載されています.
 これまで,にぼしと言われると塩辛いという印象で,パクパク食べることはできないと思っていました.酸化防止剤を使うのも当然と思っていました.しかし,このにぼしの材料は本当に国内産のかたくちいわしだけで,純粋に魚だけのやさしい味がして,いくらでも食べることができます.鉄分とカルシウムが豊富で,おまけに低カロリー.このにぼしだけはいくら食べてもよいと言われた時,絶望的な気分になりましたが,結果的にはよかったのかもしれません.もう1パック買って,大学の居室でも食べようと思います.試食してみたいという方は,大学の私の居室にお越し下さい.

2010年9月12日日曜日

情熱の継続ということ

「ラグビーに乾杯!」という,1999年8月31日に初版で発行された古い本があります.ラグビーマガジンの人気連載コラムをまとめたものです.その中の102-103ページに,早稲田大学と日本代表で監督をされた故大西鐵之祐先生の思い出を書いたエピソードがあります.私はこのエピソードの内容が大好きで,コピーを居室の書棚に貼り付けています.

 情熱を持つのはたやすい。難しいのは、その情熱をいつまでも持ち続けることだ。

 若い選手はよく口にする。
「ラグビーだけって、ヤなんですよねぇ。もっといろいろチャレンジしたい。」

 理屈は通る。だが、たった一つのことですら、やり遂げる人生がどれほど難しいか。けれどもそれを貫けばしぜんに世界は広がっていくのだと、その生き方は教えてくれる。


 私のような門外漢が言うのもなんですが,大西先生は本当にラグビーのことばかり取り組まれた方だと思います.おそらく,一日中ラグビーのことばかり考えていたのではないでしょうか.

 幅広い知識を得るために,あらゆることに手当たり次第に手をつけて学ぶことを,私は否定するものではありません.知識は,あらゆる新しい行動の基盤になると考えるからです.どんな知識がいつ役に立つか,予想することはできません.多くの知識を詰め込んでおくことは必要だと思います.
 しかし,特定のこと一つに集中して取り組んだ場合,それしかできないような不完全な人間になってしまうかといえば,絶対にそんなことはないと確信しています.一つのことだけを目標に取り組んでいても,必要な知識を得るために無意識のうちに多くのことを学ぶからです.
 これまでにも「勉強と研究は違う」と,何度も主張してきました.私は研究を進めるために勉強することはあっても,どんなに勉強しても研究として認められる成果を得ることはできないと考えています.
 勉強することは大事です.何からも拘束されることなく,好きなことを好きなだけ学ぶということは,とてもよいことだと思います.
 しかし,研究のようにまったく新しいことを始めるときに,勉強から入るのはどうかと思います.実現すべき目標を明確にして,そのために足りない知識を見極めて「勉強」するのが正しい方針ではないでしょうか.

「人生とは、意気であり、感激であり、かえり見る微笑みである。」