2010年1月23日土曜日

来週は本当にヤマですね

 卒論&修論もそろそろ佳境ですね.私もやっと忙しくなってきました.
 今日の午後は,Bコースの生産システム工学の講義でした.この講義の最後の三回は,金型に関する話をしています.今日は二回目,プレス金型でした.プレス加工のサンプルは色々と持っているので,講義中に回覧したのですが,講義終了後に「さっきの部品は,どうやってプレス成形するんですか?」という質問がありました.もちろん,質問には答えたのですが,サンプルをただ回すだけでは,何がすごいのかわかってもらえませんよね.ファインプランキングだとか,増肉だとか,小径穴ピアスだとか,色々と特徴のある自慢のサンプルなのに,もったいないことをしていたことに気が付きました.これからは,CCDカメラで実物をスクリーンに映し出し,解説してから回覧することにいたします.

2010年1月22日金曜日

旧友と再会

 今日の夕方,大学の頃の古い友人が突然訪ねてきてくれました.前に会ったのは,私がまだ大学院生だった頃だと思うので,15年ぶりぐらいの再会になりますか.彼は電子工学科の出身なのですが,今度の改組で自分のいた学科がなくなるのを知って,ショックを受けていました.昨日の教え子もそうでしたが,リクルーターで来たということでした.これから3月までの間,色々な知り合いに会えそうな予感がします.

2010年1月21日木曜日

変化することは成長すること

 今日,精密機器メーカーに就職して金型の製造技術に携わっている卒業生がリクルーターとして来学し,夕方から一時間ほど懇談しました.そのときに彼が「最近では,他人の言うとおりにやってみよう,ということも多くなってきました」と言うのを聞いて,彼もずいぶん変わったな,と感慨深く思いました.人が変わるというとネガティブに取られがちですが,私は悲観したわけではなく,反対に,とてもよいことだと思いました.と言うのも,学生だったころの彼は大変頑固な性格で,本当に納得しないと人の言うとおりにやるなんてことは絶対になかったのです.実力はあったので,学生としてはまったく問題はなかったのですが,正直,少しもったいないな,と感じていました.
 週刊東洋経済 2009.10.24 に掲載されていたコラム「対話力」入門 に書いてあったことを思い出しました.以前の投稿 m-shige's log: 本当に強い大学2009 で少し書きましたが,このコラムの内容にはとても感銘を受け,そのページをコピーして,部屋の書棚にマグネットで貼り付けてあります.うまく要約できそうもないので,一部抜粋させていただきます.

「妥協」を否定的にとらえてはいけない
 対話においても「変わること」は重要である.対話とは,戦わないコミュニケーションであり,互いの正統性を認めることによって歩み寄りを目指すコミュニケーションである.自分の主張を通すことばかりを考えない.相手の主張を批判することばかりを考えない.まったく価値観の異なる相手の主張についても,うなずけることがあれば素直にうなずくのが対話的な態度である.どうしても納得できないことがあれば,納得するまで質問を続けるのが対話的な態度である.そのうえで妥協点を見出していく.


 このコラムは,本当は全文読んでいただきたいぐらいです.人の考えを受け入れるということは,人の考えを自分のものにするということです.独りでできることは,本当に限られていると思います.

2010年1月20日水曜日

JIMTOF2010統一テーマ募集に関するご案内

を,日本工作機械工業会の方からいただきました.今年の秋に東京ビッグサイトでJIMTOF2010(第25回日本国際工作機械見本市)が開催されます.日本工作機械工業会でJIMTOF2010の統一テーマ(広報用キャッチフレーズ)を募集しているとのことです.だれでも応募できるので,このブログの読者の皆さん,是非,応募を検討してください.詳しくは以下をご覧下さい.
 http://www.jmtba.or.jp/03jimF_2010_04.html
1人で何件でも応募できますし,賞金も出るということです.このブログを見て応募した方が入賞するようなことがあるとうれしいです.

2010年1月19日火曜日

削る、制御する、高機能表面を創る―切削・研削加工の新しい流れコース

という講習会の講師として,今日の午後は,溝の口の「かながわサイエンスパーク」に行って来ました.溝の口駅からバスで5分ぐらいのところで,精密測定機メーカーのミツトヨの近くです.数年前に学会の寄り合いでミツトヨに来たときは気にならなかったのですが,バスの通り道に沿って大きなマンションが建ち並び,15年程前に初めて来たときと比較して,溝の口の町並みはずいぶん変ったように思います.南武線に乗っていると,溝の口駅では本当にたくさんの人が乗り降りするのですが,やはり住人が増えていたわけですね.実際に歩いてみないと,街の様子というものは分からないものです.
 今回の講習会は,今日と来週の月・火曜日の三日間,一日に三つの講義,合計九つの講義が予定されています.講師の先生は,みんな知り合いどうしです.どの先生も真面目で熱心な方ばかりなので,いい講習会になると思います.私は「多軸・多機能工作機械の加工技術(CAMの基礎から新加工法まで)」という題目で,13時から15時まで2時間の講義を行いました.多軸制御加工用ソフトウェアツールの現状などの一般的な話を1時間10分ほどした後,自分の研究の中からC-Spaceを利用した工具経路生成法とHaptic Deviceを利用した工作機械操作インターフェイスの二つのテーマについて解説したのですが,聴講していた方々の反応はいまひとつでした.事前に聴講者のプロフィールをいただいていたのですが,あまりソフトウェアには関係ない業務に携わっている人が多いようでした.それに,2時間も話し続けるのは結構大変でした.普段の講義は90分なので,最後の30分は口が動かなくなりました.やはり,きちんと話せるのは1時間ぐらいが適当なようです.聴講された方にとって,何か役に立つことがあればよいのですが...

2010年1月18日月曜日

台湾ラーメンをコンプリート

 今日のお昼に,生協食堂で味噌でない方の台湾ラーメンを食べました.これで2種類の台湾ラーメンを制覇したことになります.しかし,今回のラーメンも,食べているときに口の上の奥がしびれました.どうやら,どちらにもトッピングされていた唐辛子味噌が原因のようです.今月は麺類の企画メニューが多いようです.次は天ぷらきしめんを食べてみようと思います.今日も食べ物の話題ですいません.ネタがないのです.

2010年1月17日日曜日

私はグルメなのか?

 このブログを見ているという人に感想を聞いてみると,「食べ物の写真ばかりですね」と言われることが結構あります.これまでの投稿を振り返ってみると,写真の半分以上は食べ物,次に多いのは景色ですね.自分としては,そのとき興味を持ったものを撮って,載せたいものを載せているだけなのですが,その対象のほとんどが食べ物だということを認識して,少し複雑な気分です.こう言いながら,今日の写真は昨日先輩からいただいた「粒栗まん」です.夕食後に日本茶といっしょにおいしくいただきました.