新居へ引越し

　昨日の深夜までの作業で爆睡しましたが，完全に寝不足の上に，久しぶりの筋肉痛の朝でしたが，天気が良いようで安心しました．朝食は近くのなか卵で，朝から牛丼とうどんのセットを食べましたが，結果的に昼食を食べる時間がなかったので，この重い朝食メニューの選択は大正解となりました．
　9時から荷造り作業を再開し，引越し業者が来る予定となっていた14時までには，なんとか作業をまとめることができました．結局，業者が来たのは15時半でした．私は大学生時代に引越しのアルバイトを一ヶ月間やった経験があり，体力が落ちた今では力作業は人並みですが，荷造りや作業手順については，かなりのノウハウを持っていると自負しています．手伝った友達の引越しでは大活躍してきました．そのため，今回契約した業界最大手の業者の仕事ぶりには，かなり興味を持っていました．
　実際の作業が始まると，こちらで梱包したものはもちろん，梱包していないものも，嫌な顔もせずにきちんと梱包しくれて，こちらが希望した全ての物品が2時間で完全に新居に移動してしまいました．専用機材もかなり充実していましたが，スピードといい，精度といい，その仕事ぶりには，本当に感服いたしました．終わりに聞いてみると，私の引越しで今日３件目ということ．大変な重労働です．最近，日本のサービスやサポートのあり方を疑問視していたのですが，久しぶりに満足できるサービスを受けました．
　洗濯機の動作確認が終わったのが18時半．夫婦共に疲労困憊の状態で，外に食べに行く体力もなかったので，宅配ピザで夕食となりました．周囲は荷物だらけで，きちんとした生活に戻るのに一月はかかりそうですが，少しずつ確実に進めたいと思います．

今晩から新居です

　今晩から新居で寝ることになりました．官舎は引越しの荷物でいっぱいで，とても寝るスペースがありません．明日（既に今日になってしまいましたが）はいよいよ引越しですが，0時まで作業したのに，作業を終えることができませんでした．妻は作業中のほこりのせいでぜんそくの発作が出てしまい，これ以上の無理は利かないので，明日の午前中は，私が獅子奮迅の働きをしなくてはならなくなりました．明日（既に今日になってしまいましたが）はオープンキャンパスが予定されているのですが，顔を出すこともできなくなりました．卒研生に丸投げであります．すいません．

電話の会社は嫌いです

　引越しするにあたって，電話の移設をしなければならないのですが，トラブルになっています．現在はN社のADSLなのですが，新居ではK社のひかりにすることにしました．N社のひかりにすれば，手続きなどが楽なのは分かっていましたが，パンフレットを熟読して，サービス内容など色々と検討した結果です．はじめ，K社からN社に電話の移転の手続きをするように説明書に書いてあったので，N社に問い合わせたところ，K社が全部やるはずだと言う説明を聞いたので，そのままにしてしまいました．
　先週末，新居の配線工事が終わり，一週間ほどで開通するということで，安心していたところ，今日，K社から電話があり，移転先の住所が異なるということで，N社の処理を断られたと聞きました．再度，N社に移転の手続きを依頼したところ，同じようにK社のやることだと言うので，K社から移転手続きをするように言われていると説明したところ，番号ポータルなどの場合は，先にN社で移転手続きをする場合があるので，では，やります，と言うではありませんか．おまけに，今日から手続きすると，開通するのに最短でも10日かかるということで，これでは引越ししてから十日間，固定電話を使うことはできません．さらに，現在のADSLの機器の回収などに立ち合わなければならず，休日の出張の予約はいっぱいなので，平日に立ち会ってもらわなければ，いつまでも開通できないなどと言う始末．最近，クレーマー気味の私は完全にブチ切れて，前に問い合わせたときも番号ポータルで同じ番号を使いたいと言ったのに，こんなことになるなんて，いったいどういうことなんだと，10分以上も声を荒げて抗議しました．しかし，当然ながら結果は変わらず，どどめに移転費用として一万円以上請求されることになりました．言葉がありません．
　以前から国営から民営化された会社によい印象はありませんでしたが，これで大嫌いな会社がもう１社増えました．もうこんな思いはしたくないので，電話会社をN社に戻すとはないでしょう．

プラスチック射出成形に成功しました

　本日，私の研究室の卒研生が春から取り組んできた，金型を使ったプラスチック射出成形に成功いたしました．感無量であります．私は費用を出しながらプレッシャーをかけてきただけで，金型の設計から製作，材料の準備，成形機の設定まで，ほとんどの工程で和商工の皆様のお世話になりました．途中，学生だけでなく，私自身も「もう無理」と投げ出しそうになっていたときに「必ず出来るから，大丈夫」と励まし続けてくれたTNさんには，どんなに感謝しても足りるものではありません．
　成形したものは，来年度設立50周年を迎える機械系学科の記念メダルです．今週の土曜日の学園祭のときに予定されているオープンキャンパスで，私の研究室の説明を聞いてくれた希望者に配布することになりそうです．おそらく，金型を作った学生達が苦労話をしてくれると思うので，興味のある人は是非，知能機械工学科・森重研のブースにお立ち寄りください．
　この取り組みでは，見ているだけの私でも，金型の奥深さ，難しさ，そして楽しさを，実感することができました．現状の金型は，面粗度がまだ不十分なので，研磨加工が必要なのですが，これだけは私もやってみたいと思っています．そして，来年度の卒研生にも金型を作らせたいと思っています．

コマツとタカギセイコーを見学

　今日は型技術ワークショップの二日目で，工場見学会が開催されました．見学コースは三つに分かれていて，私はコマツ金沢工場とタカギセイコー新湊工場を見学するＡコースに参加しました．
　コマツと言えば，まず第一に建機を想像されると思いますが，業界ではプレス成形機メーカーとしても有名です．今回見学した金沢工場は，大型機械の製造を目的として金沢の臨海地区に新たに設立された工場です．ただ，最近の不景気で，いわゆる設備投資が抑えられているため，工場が少し寂しい状況でした．このような時期に工場を見学させるのは，本当は不本意などではないかと思います．見学させてもらえることを感謝しなければなりません．当然ながら写真撮影は禁止なので，実物の写真を見せることができず，お伝えすることが難しいですが，大きな鉄のかたまりが，溶接や切削などの工程を経て，大きな機械になる様子だけでなく，3Dレーザートラッカーや溶接ポジショナーなど初めて見る設備などもあり，興味深く見学しました．
　昼食後，富山県高岡市にあるプラスチック成形メーカー，タカギセイコーを見学しました．この会社は，戦後の創業以来，ずっとプラスチック製品の製造を手がけており，プラスチック成形用の金型の製造についても高い技術を持っています．自動車や二輪車の部品を多く取り扱ってきたため，不況で生産量が激減していたということですが，最近になって自動車部品の仕事が戻りつつあるようです．Die Slide Injectionなど，高度な成形技術を見学することができました．
　最後に，高岡駅の近くにある国宝「瑞龍寺」を見学しました．あいにくの雨だったので，見学者のほとんどが高岡駅で降りて帰ってしまい，見学したのは10名程度でしたが，堂々としたたたずまいで，国宝らしい雰囲気を感じました．これまでに高岡に来ることはあり，このお寺のことも知っていましたが，来る機会がありませんでした．今回見学できて，良かったと思います．
　金沢駅に帰ってきたのは17時過ぎで，少し時間があったので，日曜日の夜に行った回転寿司屋を再訪して，食べていなかったお汁と，白身三点，赤いか三点，たたき三点を堪能しました．昨日の懇親会でも寿司を食べたので，今回の金沢では寿司を食べまくったことになります．さすがに，寿司はしばらく食べなくてもよい気分です．
　先週の出張から，休むことなく，立て続けの出張で疲れましたが，色々と感じることができました．明日からは大学でがんばります．

型技術ワークショップin金沢

　今日（既に昨日になりましたが）は，型技術ワークショップの初日です．昨晩から，金沢駅東口の東横インに泊まっています．朝食は例のごとく，おにぎりと味噌汁です．量的には何の不満もありませんが，もう少し現地の特色を見せてもらいたかったところです．でも，能登米使用ということで，お米はおいしかった気がします．
　ワークショップでは，午後のセッションで6自由度力覚を呈示できるHaptic Deviceを利用した工作機械操作インターフェイスについて発表しました．今回の内容は，既に色々なところで発表していましたが，発表15分，質疑5分と時間が限られていたので，伝えたいことが十分に伝わらなかったような気がします．公演時間を超過したことが致命的でした．好きなだけ話してよいという招待講演が，いかに恵まれているかよく分かりました．
　夕方からは，駅前のホテルで懇親会が開催され，色々な人と話をすることができました．趣向として，地元の酒蔵福光屋の日本酒の試飲ブースがありました．純米大吟醸千日囲いなど，飲んだことのない日本酒を楽しむことができました．会の冒頭，HDEの知り合いの人から，私の研究室から今年3月に修了したKK君が，希望どおり配属されてきたと教えてもらいました．どんどん仕事をさせるようにお願いしておきました．彼も各方面からの期待が大きくて大変かと思いますが，最初から目をかけられているという幸運を生かしてがんばって欲しいと思います．

金沢で回転寿司を堪能しました

　明日から開催される「型技術ワークショップ2009」に参加するために，今日の夕方から北陸金沢に入りました．17時に金沢駅東口のホテルにチェックイン後，駅前まで夕食のために出かけて行きました．
　北陸といえば，私としては「回転寿司」です．以前，先輩である金沢大学の先生に車で案内してもらったときに，国道沿いにファミリーレストランのように回転寿司の店が並んでいるのを見て，寿司が大好物な私は狂喜し，頭には「北陸＝回転寿司」という情報が固定されました．それ以後，北陸に出張するときは，新鮮なネタをリーズナブルな値段で楽しめる回転寿司の店に行くことを楽しみにしています．
　今回は金沢駅東口のビルの６階にある店に行きました．まず，土地物の白魚と白えびの軍艦巻きを注文しました．回転寿司と言えども，回っている寿司を取りあげることはありません．なぜかというと，回っているネタが何なのか，私には分からないからです．しかし，白魚も白えびも，期待したものではありませんでした．ちょっと，がっかり．それでも，続けて注文した，ぶり，あじ，やりいか，いわし，ぶり鉄火巻きは，ネタも大きくて大変にうまかったです．これでビール中瓶を一本つけて2,206円(税込み)．なんとお手軽なのでしょう．今回の出張では，もう思い残すことはありません．明日からの型技術ワークショップ，がんばりたいと思います．