2013年7月13日土曜日

浜松町駅から増上寺への道

 平成25年7月13日土曜日は,芝公園付近の寺社を参拝しまくりました.新宿から山手線に乗り,浜松町駅で降りて,先ず,「芝大神宮(しばだいじんぐう)」 に向かいました.この神社は,神前結婚式で有名ですね.最近も,Facebookで交流している方が,ここで式を挙げられました.今日も,式を挙げるカップルが見られました.「永遠の幸を祈る」

 次に,浄土宗 大本山 「増上寺(ぞうじょうじ)」 を参拝しました.実は,私の実家は,浄土宗の寺の檀家なのです.浄土宗の檀信徒であることを自覚するための参拝となりました.宏壮な境内でした.東京タワーを背にした本殿も,江戸と東京をミックスしたようで印象に残ります.
  本堂の北にある安国殿で,ご本尊 「阿弥陀如来(あみだにょらい)」 の御朱印をいただきました.同時に,浄土宗の数珠を買い求めました.恥ずかしながら,これまで自分の数珠を持っていませんでした.これから買うのであれば,大本山の増上寺で買おうと決めていたのです.高級品とは言えませんが,黒檀製で落ち着いたものを入手することができました.これからは,肌身離さず持ち歩きます.

 二代将軍秀忠公をはじめとして6人の将軍,同御台所崇源院(お江の方),皇女和宮様ら5人の正室などが埋葬されている 「徳川将軍家霊廟」 の特別拝観が実施されていたので,拝観冥加料500円を払って見学させていただきました.厳粛かつ壮麗で,国宝にも指定されていた霊廟は,戦中の二度にわたる空襲でほとんどが焼失してしまい,わずかに残った建物も,国宝の指定を解除されたとのこと.大河ドラマなどで有名な偉人のお墓が,こんなに悲惨な目にあっていたとは.記念品として進呈された絵葉書の戦前の霊廟の写真を見て,失われたものの大きさを痛感しました.見学して得られる知識は,楽しいものばかりではありませんね.

 猛暑の中の参拝ツアーも,このあたりで体力の限界を感じたので,最後に増上寺の南にある 「芝東照宮(しばとうしょうぐう)」 を参拝しました.これまでの寺社と比較すると,かなりひっそりとした様子でした.最初は,神職さんが居なくて,御朱印を諦めて境内でぼーっとしていたところに,神職さんが現れて,御朱印をいただくことができました.

 3時間という短い時間でしたが,充実した参拝ツアーとなりました.特に,浄土宗を基軸にするという覚悟が固まって,自分の神社仏閣巡りに筋が一本,通ったような気がします.

2013年7月12日金曜日

素直な人間は,伸びる

 これまで教育者として,色々な学生と接する機会がありました.私が一人で研究室を運営するようになってから,今年で11年目です.10年間で卒業研究を指導した学生は60名弱.正直なところ,「まだ,60人か!」 という印象です.教育者としては,まだまだひよっこですわ.

 教員になったばかりの頃は,力加減を知らず,本音のみで語りかけていたため,合う学生と合わない学生がはっきり分かれていたような気がします.当時は,教員は3人も居たので,学生も私も,逃げ道はたくさんありましたから.

 しかし,一人で研究室を運営するようになると,私と学生は1対1,お互いに逃げ道はなくなりました.私と相性の合わない学生も,私の言うことを聞かなければならず,お互いにストレスが溜まっていたと思います.

 色々な学生と,色々なことがありました.よくやってくれた学生,あまりできなかった学生,喜びと悲しみ,そして涙… どんな学生との出来事も,私にとっては教育者として大事な経験ばかり,良い思い出です.

 そんな中でも,抜群の成果を出して卒業・修了し,今でも付き合いが続いている卒業生が何人かいます.しかし,彼らに対して,私が優しかったかというと,まったくその逆で,次々に思いつくままに無責任な指示を出す私のやり方に,かなり苦労させられていたと思います(笑) そんな彼らに共通していた特徴は,何と言っても 「素直さ」 でした.

 何かを学ぶために学校に来ているのだと思います.吸収するべきものは,無限にあるハズです.それなのに,好きとか嫌いとか,合うとか合わないとか,とにかく自分が正しいのだとか,客観性を欠いたフィルターをかけて,学ぶ内容を選別するような態度は,自分の伸びしろを削って,成長する可能性を放棄しているようなものだと思います.

 特に,研究室に配属されて,専門的な研究を始めるまでは,色々な可能性を模索するという意味でも,教えられたことを素直に受け入れる気持ちを持って欲しいと思います.しかし,本音を言えば,人間は死ぬまで勉強する使命があると思うので,どんなことでも吸収しようという素直な気持ちは,死ぬまで持ち続けるべきだと思っています.

2013年7月11日木曜日

今年の暑さは,異常,みたいな?

 先週末から,全国的に30℃を超える猛暑が続いています.電気通信大学では,今日の15時前に使用電力の予測値が緊急停止レベルに達してしまい,空調の停止,照明の消灯などによる節電への協力を依頼するアナウンスが流れました.おそらく,昨年よりもひと月ぐらい早いと思います.まだ講義も残っていて,その後に試験もあるというのに,これでは先が思いやられます.

 自宅でも,エアコンをフル稼働せざるを得ませんでした.私が冷房を苦手にしているということもあり,昨年の夏にエアコンを使ったのは,わずか3回だけでした.自宅はマンションの7階で,風通しがよくて涼しいので,夜はほとんどエアコンを使う必要がなかったのです.しかし,今年は今晩で既に5回目となり,年間エアコン利用回数の記録を更新し続けています.まだ,7月初旬だというのに,これでは先が思いやられます.

 ニュースによると,今回の猛暑は,ダブル高気圧と台風の影響ということですが,本当に一過性のものであることを願うしかありません.

2013年7月10日水曜日

工作機械関連研究者と日工会役員との懇談会

に参加するために,今日の夕方は,田町駅から10分ほど歩いたところにある会席料理の店に行って来ました.現在のJR田町駅近くにある第一田町ビル周辺は,薩摩藩島津家所有の蔵屋敷のあったところで,この地で官軍の江戸総攻撃前夜,西郷隆盛と勝海舟が会見が行われたとされています.こんなに江戸城に近い場所で,世紀の会見が行われていたとは! 当時の緊張感が,ビリビリと伝わってくる思いがしました.

 18時から始まった懇談会ですが,左の席には,今年3月に修士課程を修了したKND君がお世話になっているMKNフライスのMKNJ社長.対面には,現在M2のKNK君がお世話になることになっているMZKのYMZK社長.上着を持ってこなかったうえに,ノーネクタイの私に対して,お二方は上着もネクタイも着用.正直,冷や汗が出ました… 早速,学生達がお世話になったお礼をさせていただきましたが,お二方とも,まったく関知していないという感じでした.それはそうですよね.はは.

 今回欠席されたMRSKの社長さんの差し入れという,カリフォルニア産の赤ワイン 「Opus One」 が振舞われましたが,このワイン,普通に買うと,1本3万円ぐらいするとのことです.フランスボルドーにあるワイナリーとの合弁事業であるという点も驚きです.2杯ぐらい飲ませていただきました.美味しいということは分かりましたが,正直,1杯数千円もするという事実に怯んでしまいました.ヘタレですいません.しかし,本当によい経験をさせていただきました.MSHK社長に,感謝致します.

 すんごく偉いのに,とても気さくな方々と懇談することができ,本当に楽しい時間を過ごすことができました.お世話になった日工会関係者の皆様に深謝いたします.

関連ランキング:懐石・会席料理 | 三田駅田町駅日の出駅

2013年7月9日火曜日

豚バラ肉と玉ねぎのぽん炒め

 先月末,実家の両親から,玉ねぎと赤玉ねぎが大量に送られてきました.だいぶ食べてしまったので,最初の数は分からなくなってしまいましたが,玉ねぎは15個ぐらいあったでしょうか.とっても甘くて美味しいのですが,さすがに玉ねぎを使う料理のネタが尽きてきたところに,常用している 「ミツカン味ぽん」 に付いていたレシピの 「豚バラ肉と玉ねぎのぽん炒め」 のことを思い出し,試してみることにしました.

 材料(2人分)については,私の独断と偏見で,以下のように変更させていただきました.ピーマンを加えた点がポイントでしょうか? 私達夫婦は食いしん坊なので,かなりの増量となっております(笑)

・豚バラ肉(薄切り)150g ⇒ 豚肉肩ロース切り落とし 220g
・玉ねぎ 1/2個 ⇒ 2個
・ピーマン なし ⇒ 5個
・ミツカン 味ぽん 大さじ2 ⇒ 「ドボドボ」という感じ
・黒こしょう 少々 ⇒ 荒挽きこしょう 大量
・レタス 適量 ⇒ なし
・ミニトマト 適量 ⇒ なし

 まず,適当に切った豚肉を,油を使わずに炒めます(我が家では,調理油の使用に,妻の許可が必要なのです…) 火が通ったら,玉ねぎ,ピーマンの順に加えて,炒め合わせます.玉ねぎがしんなりしてきたら,「味ぽん」 をフライパンにまわし入れ,サッと混ぜあわせてから火を止め,余熱で炒め合わせます.仕上げに荒挽きこしょうを大量にふりかけて,出来上がりです.
さっそく食べてみましたが,かなりさっぱりとした味わいです.及第点だと思います.レシピの内容とだいぶ違うので,本当はもっと美味しいのかもしれませんが(笑) でも,ピーマンのようにしゃっきりしたものは入れた方がいいですね.もやしなんかも,いいかもしれません.牛肉の方が合っているのではないか? というのは妻の意見です.何にしても,料理で頭を使うのは楽しいですね.夏場は,食欲がなくなるので,色々と工夫してみたいと思います.

2013年7月8日月曜日

これが…ザクとうふか…

 先日,アボガド風味の圧倒的な豆腐を食したことを投稿しましたが⇒「m-shige's log: 豆腐!機動ビグ・ザム!」,昨日の日曜日,ビグ・ザムを発見したスーパーを索敵したところ,濃厚枝豆風味の充填豆腐を補足することに成功しました.
  外装のビニール袋が省略されていることから,どうやら生産コストを抑えた,簡易量産型と思われます.特製のぽん酢をかけて,美味しく撃破しました.残るは 「鍋用!!ズゴックとうふ」 のみ! いつか必ず,迎撃したいと思います(笑)

2013年7月7日日曜日

アロエは健気で美しい

 自宅マンションのベランダで育てているアロエが,今年も花をつけました.このアロエの花が咲いたことを,このブログに投稿することが,毎年の楽しみになりました.

2012年:m-shige's log: 今年もアロエの花が咲きました
2011年:m-shige's log: 「サンチョさん」の花が咲きました
2010年:m-shige's log: 学科送別会2010夏

 7階南側のベランダは,常に強風にさらされるうえに,真夏の日中は40℃超えるという劣悪な環境です.さらに,我々が何週間も水をやるのを忘れても,枯れることなく,常にエネルギッシュな緑色の葉をたたえ,毎年綺麗な色をした花をつける.私も,このアロエのように強くなりたいです.
 上の写真からも分かりますが,花の枝が付いている株が,完全にプランターの外にはみ出してしまっています.昨年の投稿で,「もっと大きなものに植え替えなければいけないと思いながら,今日までずるずるときてしまいました.健気に花を咲かせたアロエに応えるためにも,本気で植え替えを検討したいと思います.」 などと書いていますが,一年経っても,あいかわらずの状態が続いている… 私達夫婦のズボラさに対する絶望感と,アロエに対する申し訳ないという気持ちでいっぱいです…orz 花が散るのを待って,お盆までに植え替えを決行し,このブログで報告することを,ここに宣言いたします.

 アロエは健気で美しい
 いかなる環境の荒波に翻弄されようとも
 決して健気さを失わぬ 二枝の花
 奇跡のアロエが 今 華麗に咲く