2009年2月7日土曜日

想定外です

 今日は講義は無いのですが,大学に来ています.主に卒論概要のチェックですが,まだ終わりが見えませんね.締め切りは来週の月曜日なので,今日中に完成の予定だったのですが.現状を考えると,もっと締め切りを早くしなければならなかったのかもしれません.これまでのやり方やスケジュールが通用しないように感じています.

2009年2月6日金曜日

研究の位置づけ

 今日で今年度の修士論文審査が終わりました.発表した学生のみなさん,お疲れ様でした.
 可能な限り,他の研究室の学生の発表も聞かせてもらいましたが,よくやって発表もよくできた人,よくやったのに質疑応答がまずかった人,さぼっていて質疑応答もダメだった人,色々な人がいました.
 これまでに何度も書いてきましたが,一番もったいないのは,やることはやったのに最後の発表でしっかりアピールすることができず,評価も低くなることです.でも,発表と質疑応答も,もちろん評価対象になっているので,やはり力不足だったということになります.
 聞いていて思ったのは,自分の研究の位置づけを考えていない人が多いということです.自分の仕事をアピールするのなら,既存の技術と比較して優位点を示したり,他人がやっていないということを強調するのは大事なことです.そして,そのためには定期的にかなりの時間を割いてサーベイをする必要があります.これも研究者としては大事なことだと思います.
 残るは卒論発表会ですか.来週の今頃,私の研究室は大騒ぎですね.もうひとふんばりです.

2009年2月5日木曜日

お疲れ様でした

 本日の修論審査会,お疲れ様でした.でも,ちょっと残念なところもありました.本当は,お疲れ様でした,と言うだけでいいのかもしれません.がんばってきたことは,紛れもない事実ですから.でも,やはり心から言えないときは,仕方ないと思っています.昔,ある学生に「あなたはお疲れ様って言えないんですか」とか言われたことがあったなぁ.思っていることはすぐ顔に出るし,口にするし,まだまだ子供です,と言える年でもないんですが.でも,毎年こんな気持ちになっている気がするので,こんなものなのかもしれませんね.本人が納得していれば,これ以上私から言うことはありません.成果は立派なものなので,学位はまったく問題ありません.これからは後輩を助けてあげてください.

2009年2月4日水曜日

出陣です

 明日から二日間,修士論文審査会が行われます.私の研究室も3名の学生が審査を受けます.
 年が明けてから,色々と厳しいことも言ってきましたが,やっていない人にはここまで言いません.真面目にやってきたことが伝わらないのは,とても悲しいことです.絶対にそんなことになってはいけない.
 3人とも,学生時代最後の発表です.明日は今までやってきたことを残らず伝えることができるように,25分間集中してがんばってください.健闘を祈ります.

2009年2月3日火曜日

許してくれ,甘い私を(Ver. 2月)

 やっぱり,私は甘いようです.できるまで突き放すつもりが,結局,許してしまいました.手伝ってしまいました.笑ってしまいました.こんなの本人のためになりません.
 「自分のプランをゆがめてしまった! 俺は...僕は...私は...」
 でも,まだやるべきことがあるので,それに集中したいと思います.今年も胃が痛くなってきました.

2009年2月2日月曜日

篤姫の言葉

 昨年のNHK大河ドラマ「篤姫」の最終回で,江戸城を出て暮らしている篤姫のところに母親と兄が訪ねてきたときに,篤姫が母から昔教わった三つのことを守ってきた,という場面がありました.

「責任を全うすること」
#当然のことです.

「一方聞いて沙汰しないこと」
#私はこれをしょっちゅう怠り,理不尽な怒りを他人にぶつけ,自己嫌悪状態に陥ります.特に,職場の上司や教育者が肝に銘じることでしょう.

「よくわからないときは,感じるように動くこと」
#これは学生たちに理解して欲しい言葉です.わからないときは,ただじっと指示を待つのではなく,自分で調べる,先輩に聞く,先生に聞く,というように,どんどん自分から動かないとだめですよ.
(先生に聞くのは最後に,でも早めにしてください)

なかなか示唆深い言葉です.もう少し早く聞ければよかったと,学生みたいなことを言ってしまいました.

2009年2月1日日曜日

自分を客観的に見るということ

 良い文章を書くというのは,難しいようですね.今はワープロソフトがあるので,色々と試行錯誤しながら書くことができて,だいぶ楽なはずなのですが.ワープロソフトの無い時代は,下書きなどして書くことをきちんと決めてから,最後の最後に清書していたはずなので,今よりもだいぶレベルの高い文章能力が必要だったのではないかと思います.
 現在の恵まれた作業環境でもよい文章が書けないのは,自分の文章を客観的に見る力がないからだと思います.でも,これは文章に限った話ではありませんね.自分のしていることを客観的に振り返ることができる人間になりたいと思っています.でも,これは精神的にはつらいことが多いです.何をやっても後から反省することばかり.人の目を気にしてばかりいても,思い切ったことができなくなってだめですし,本当にバランスが難しいところです.