2015年2月6日金曜日

あしたの論文のために

 昨日で,論文本体や論文概要の原稿は一段落となりました.私はTwitterで毒を吐くことが多いのですが,昨年末から学生の文章をチェックしながら,論文の書き方について思ったことや感じたことを,「あしたのために」 というタイトルでつぶやいていました.「その1」 から始まった論文執筆編は,昨日の 「その12」 で最後となりそうです.

9:27 - 2014年12月4日
あしたのために(その1) 適切な改行で,テンポのある文章にするべし.

8:25 - 2015年1月7日
あしたのために(その2) 2,3文字の行を作らないように努力すること.スペースがもったいない.

10:10 - 2015年1月8日
あしたのために(その3) 序論以外で,「先行研究」 とか言わないこと.

16:48 - 2015年1月9日
あしたのために(その4) 文章が上手い人は2種類しかいないと思います.文豪のような天才か,自分の文章を客観視できる人間のどちらかです.だから,自惚れ屋さんは,絶対に良い文章は書けませんね.

(カウントを間違えて,「その4」 が2回…)

8:23 - 2015年1月15日
あしたのために(その4) 先行研究の悪口を書かない.極めて心象が悪くなります.

9:45 - 2015年1月15日
あしたのために(その5) 図を入れたら,それを使って説明する文章があるハズである.説明のない図は,単なる挿絵である.

10:45 - 2015年1月15日
あしたのために(その6) とりあえずレベルで,原稿チェックを依頼しない.時間のムダである.

9:10 - 2015年1月19日
あしたのために(その7) 各章の最後で燃え尽きない.あと少しと思ったら,あと少しねばれ.

22:22 - 2015年1月21日
あしたのために(その8) 先輩の振り見て,我が振り直せ.先輩が注意されていることを,自分にも当てはめてみること.ほとんど,当てはまる.

10:35 - 2015年1月22日
あしたのために(その9) 指摘されたとおりに仕事しても,評価はされない.高い評価は,期待を越えたときに得られるものだ.

12:17 - 2015年1月27日
あしたのために(その10) 図番の間違いは,最低レベルのミスである.

8:14 - 2015年2月3日
あしたのために(その11) 色に頼らない図を描くようにしよう.白黒で分かる図が,一番理解されやすい.

8:23 - 2015年2月5日
あしたのために(その12) 原稿,最後は見栄えだ.見た時に 「あ,これ,よさそう」 と思われるように仕上げること.見栄えで評価を落とすことほどバカらしいことはない.

 まとめてみると,つぶやきだけあって,深いものは少ないですが,「その5」「その9」 はパンチが効いていて良いのではないかと思います.

 来週からはプレゼン対策が本格的になるので,タイトルを 「明日の発表のために」 として,再スタートしたいと思います.

2015年2月5日木曜日

間隙をついて外食を楽しむ

 3月の精密工学会の春季大会の時に開催される 「学生会員卒業研究発表講演会」 のためのPDF原稿,明日2月6日(金)の〆切を待たずに,卒研生5人全員が脱稿しました.平均して,1人あたり6回ぐらい原稿をチェックしたかな? チェックと議論を繰り返しながら,やらなければいけないことも出てきたし,3月の学会まで理論武装に励みましょう(笑) 今後は,発表練習をしながら論文を修正していくことになると思います.

あと,2杯ぐらい飲めそうでした.
 実は,全てが予定どおりに終わることを前提に,今晩,妻と外食することになっていたのです.今朝までは半分くらい諦めていたのですが,なんとか約束を果たすことができました.外食と言っても,焼き鳥&芋焼酎ですけどね(笑)
雪が降った日を反映したサービス♡
 色々な案件を抱えており,余裕がないという事実を認めないようにしているのですが,久しぶりの外食で良い気晴らしになりました.たまには羽目をはずすことも大事ですね.明日から,頑張りを再開します.
次は部長に昇進だーっ!

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2015年2月4日水曜日

卒研という冒険は続く。

 昨日の卒論本体の〆切は,なんとか乗り越えたのか? 続いて卒研生5人の前に現れたのは,明後日 2月6日(金)の17時に迫った,3月の精密工学会の春季大会の時に開催される 「学生会員卒業研究発表講演会」 のためのPDF原稿の〆切という最大の山です.現時点で完成しているのは,一番で第一稿を提出して以来,7度の赤ペンチェックを乗り切ったKKI君唯一人.分からないことが不安で,バタバタ動き回った結果と言えるでしょうか.わからない時は,感じるように動く,大事なことだと思います.分からないことを隠したりしても,無意味ですからね.
冬のところてん,最高!
 午後は,修士2年3人の発表内容を確認しました.昔は発表15分&質疑応答10分だったのですが,今は発表13分&質疑7分となっています.2年間の成果を,学会の発表時間15分よりも短い13分で説明するのは,大変というより,無理ですね.ちょっと可哀想な気がします.無理やり詰め込んでも,まんべんなく分からなくなるだけです.全てを話すことは潔く諦めて,内容を厳選することになりそうです.
最近は,日本酒ですよ?
 やっぱり,修論よりも卒論の方が心配です.原稿が終わっても,発表練習が手付かずの状態で残っています.研究室の輪講で発表する機会を与えているので,まったくのゼロという状態ではありませんが,完成度は30パーセントといったところでしょう.卒論は発表7分&質疑応答3分となっています.7分間の発表では,噛むことすら許されません.練習あるのみです.そして,3分間の質疑では,受けられる質問はせいぜい二つでしょう.一つでも答えられなければ,「あいつは一つも答えられなかった」 という評価になってしまう.文字どおり,一発勝負です.来週は修論審査会よりも,卒研発表会への対応に追われそうです.

2015年2月3日火曜日

負荷を与えて,人を伸ばす.

 修論審査の提出物はクリアされましたが,卒論発表については今週が修羅場となっています.今日が卒論本体の〆切でしたが,これまでの過ちを繰り返すような状況です.
殺伐とした机上の風景
 論文を書くなんてことは,彼らにとって初めてのことだと思うので,仕方がないとは思うのですが,ぶっつけ本番に付き合うのはちと辛い.どこかの研究室みたいに,卒論の前に学会の秋季大会などで発表させれば,卒論なんて余裕のよっちゃんイカでクリアできるとは思いますが,いきなり専門家の大海に投げ込むのも可哀想だしなあ…
インスタントコーヒーの消費量急増
 機会を与えるということは,相手にとって良い場合もあれば,悪い場合もあると思います.負荷を与えて伸びる人もいれば,潰れる人もいる.反対に,伸びる準備が出来ている人に負荷を与えなければ,その人は伸びる機会を失うことになる.
床屋でもらった黒い稲妻
 しかし,大学は学ぶ人を伸ばすところだと思うので,伸ばさないという選択は不自然だと思います.というわけで,私は学生に負荷を与えるという方向で研究室を運営することにしました.ただし,突然言われた学生が混乱することがないように,きちんと段階を踏んで進めることが大事だと考えています.

 とりあえず,卒研生は全員,精密工学会に入会させて,3月の春季大会の時に開催される「学生会員卒業研究発表講演会」で発表させることは確定だな.これは,明日の新人顔合わせの時に申し渡しておくことにしよう.

2015年2月2日月曜日

ゴルフは道具も練習も大事

 平成27年2月1日日曜日の午後は,京王線柴崎駅近くにあるゴルフ練習場に行って,150球ほど打ち込んできました.本来ならば日曜日の午後は,夫婦でゴルフスクールに行くのですが,この日は妻が体調を崩してしまい,スクールをお休みせざるを得ませんでした.一人で練習するのなら,いつもとは違うことをやろうということで,久しぶりに屋外の練習場で打ち込むことにしたというわけです.考えてみれば,屋外で打つのは今年初めてでした.いやいや,サボってますね,練習.

 まず,最近購入した52度と56度のウェッジ ⇒「m-shige's log: フォーティーンDJ-11」 を試してみましたが,これまでのサンドウェッジはなんだったのかと思うぐらいに距離感が合わせられることに驚いてしまいました.あんまり楽しいので,この2本のウェッジだけで50球も打ってしまいましたよ(笑) やっぱり,ゴルフは道具なんですかね? これは,大きな戦力になりそうです.

 次に,もはや10番アイアンとしてしか使わなくなりそうなピッチングウェッジと7番アイアンを打ってみました.やっぱり,フルショットが安定しません.色々なチェックポイントを確認しながら打っていくうちに,だんだん良くなってはいきましたが,実際のラウンドの時に意識することができるか自信がありません.やはり練習を積んで,体に染み込ませるしかなさそうです.

 そして最後にドライバーとなりましたが,これが一番安定しません.ドライバーを打つときに意識しているのは,「ハンマー投げのように振る」 ということです.これは,左腕と右腕を別々に意識するのではなく,両腕をセットで考えるということだと理解しています.実際,体と両腕を一体化させてじっくり打てば,素晴らしい打球になります.しかし,実際のラウンドではすっかり忘れて序盤にミスを重ね,動揺してさらにすっかり忘れてミスを重ね,気がついた時には残り数ホールということを繰り返しているような気がします.これも練習を積んで,体に染み込ませるしかなさそうです.

 やっぱり,屋外の練習は何かが得られるような気がします.2週間に1度くらいは,こういう練習をしないといけませんね.そうしないと,体に染み込みませんから… なんにしても,屋外で運動して気持ちよかったです.

2015年2月1日日曜日

平成二七年二月の朔日参り

 今日は2月の1日,布多天神社へ 「朔日(ついたち)参り」 に行って来ました.大学は,期末試験,修論審査,卒論発表,前期日程,後期日程と,大きな行事が続きます.今回は,研究室の学生が持っている力を出しきり,無事に審査をパスするよう,お賽銭を奮発して(と言っても,100円ですが…)祈念しました.

 今月の 「幸せを呼ぶ 天然石おみくじ」 を引いてみたところ,結果は 「吉」 でした. はニュートラルというか,普通のような印象がありますが,大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶 の順なので,かなりよい運勢ということになります.しかも,運勢の内容も前向きなものでした.「改革の時」 今までのやり方を改めて,新しいやり方に変えようという時.新しい事ならたいていうまくいく.かならずよくなる運勢.この変動の運気に乗り,これまでの行きがかりを捨て,方針を変えることにいたします.

 くじと一緒に入っていた天然石は,通算5個目となる 「虎目石(とらめいし)」 でした.虎目石の入っている時は良い運勢だということが確信に変わりました.

 東京都神社庁が毎月発行している格言集 「生命の言葉」.平成二十七年二月の言葉は,第九代米沢藩藩主 「上杉鷹山(うえすぎ ようざん)」 のことばでした.

 為せば成る 為さねば成らぬ
 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり

『何事も強い意志をもって 行動を起こせば必ずできる。考えているだけでは 何も成果は得られない。できないのは行動しないからである。』 という説明が,リーフレットの裏に書いてありました.よく引用されることばではありますが,これも背中を押されたような気分になる内容です.思いきって知恵を絞ります.