2012年3月10日土曜日

高級デジカメを買いました.

 今日の午後,新宿西口のヨドバシカメラで,新しいデジタルカメラを買いました.これまで,コンパクトデジタルカメラ「CASIO EX-Z1」 を愛用してきました.何処でも手軽に取り出せて,すぐに使うことができるので,本当に大活躍してくれています.しかし,夜間の撮影やズーム機能については,限界を感じていました.
 しっかり撮ることにこだわれるデジカメを買おうと思い,先週あたりから「FUJIFILM X10」 に目をつけていました.高級なデジカメとなると,普通は一眼レフタイプのものを連想すると思いますが,気軽に持ち歩く気になれないということで,候補から外しました.それでも,存在感はあった方がいいなと思っていたところ,X10を見た瞬間から,これしか見えなくなってしまいました.一目惚れみたいなものです.
 F2.0~F2.8 明るく解像力に優れた フジノン光学4倍 マニュアルズームレンズ.夜の室内でフラッシュ無しでも明るく撮れます.1cmまで迫れるスーパーマクロ撮影機能を使えば,これまでは撮れなかった写真も撮れそうです.シャッターボタンに,市販の機械式レリーズが使えることも,ポイントの一つでした.とにかく,やりたいことはなんでも出来る.そんなデジカメだと思います.記念すべき最初の一枚として,EX-Z1 を撮ってみました.

 他にも色々撮ってみましたが,このカメラは本当にすばらしい.しばらくの間,皆さんに見せびらかして自慢しながら,色々試してみたいと思います.なんだか,この歳になって,カメラにハマりそうです.

はやぶさ 遙かなる帰還

 今日は,妻が仕事で不在だったので,府中の映画館に「はやぶさ 遙かなる帰還」を観に行って来ました.この映画,Facebook で友達が高い評価をしているのを見て,機会があれば観に行きたいと思っていました.9時20分開映でしたが,開場の30分前から並んで,ベストボジションのシートから鑑賞することができました.
 いい映画でした.2010年6月13日の夜,Twitterで友達と大騒ぎしていたことが,昨日のことのように思い出されました.途中,イオンエンジンの運用を巡って,試したい研究者と壊したくないエンジニアが対立する場面では,どちらの主張も理解できるので,思わず力が入りました.泣かないように頑張っていましたが,大気圏に突入したはやぶさが燃え尽きるCGの場面で,力尽きました.でも,周りの人も,みんな泣いていましたけどね(笑)
 結論として,イトカワの微粒子を持ち帰ることができて,本当によかったと思いました.はやぶさのミッションは「サンプルリターン」.イトカワに行って帰ってくるだけではダメだったんですね.本当に多種多様のトラブルが発生して,地球に帰還できただけでもすごいと思っていたのですが,すべてのプロセスはサンプルリターンのため.サンプルリターンに成功したからこそ,途中のプロセスが評価できるようになるのですね.ミッションを明確にして,それを達成するためにブレることなく突き進む.なんだか,目が覚めるような気がしました.
 今年6月に開催される型技術者会議で,プロジェクトマネージャーの川口先生の講演が予定されていますが,それを聴くのがますます楽しみになってきました.この映画のパンフレットを持って行って,サインをもらうことにします.

2012年3月9日金曜日

続・就職のための面接とは

自己アピールって,難しいですよね.私も,自分の良いところを,人前でアピールしろと言われたら,きっと困ってしまうと思います.自分の体験談と,その結果,自分がどう変わったのかを話すことぐらいしか出来ないと思います.無理をして,不自然な自分を晒すより,伝えたいことをしっかり話すことに集中した方がよいのかもしれません.

 企業は,とにかく明るく元気な人を求めているそうです.明るく元気であれば,成績が今ひとつでもよい,という企業もあるみたいです.でもこれは,入社してから途中で潰れることなく,長く元気に働き続けて欲しいという,企業側の切実な願いでもあるのではないでしょうか.とにかく,あらゆる意味での強さが求められていると感じます.

 志望動機は,しっかり準備して欲しいと思いました.どうしてその製品に携わりたいのか,その企業でなければダメなのか.技術職としての求人なので,技術的な話ができなくてはいけません.入社したい企業を決めて,その企業の製品から自分のやりたいものを探すなんて,本末転倒です.

 面接そのものに,まったく慣れていないようです.話す内容を一度も他人に聞いてもらうことなく,本命の企業の面接に臨むようなギャンブルは,絶対に止めてください.指導教員に模擬面接をお願いするなど,準備を万全にしてください.自分のことなのだから,自発的にいきましょう!

型技術協会 平成23年度 第4回理事会

に出席するため,平成24年3月8日の午後は,芝浦工業大学 芝浦キャンパスに行って来ました. 型技術協会は,来月,平成24年4月1日から,「一般社団法人 型技術協会」となります.今日の理事会は,法人化前の協会としては最後の理事会となりました.これまでの理事会と変わりなく,議事は粛々と進み,新しく理事に就任される皆さんとの顔合わせなどをした後,近くのホテルのレストランで「法人化記念パーティー」が行われました.普段は,絶対にお会いできないような方が,過去の役員として出席されていて,若輩者の私は身の置き所に困りましたが,皆さん,本当に嬉しそうでした.

 私自身,大学院生の時から20年,この協会の活動に関わってきましたが,今日のような節目の日を,理事の一人として迎えることになるとは.大変誇らしく思うと同時に,大きな責任を感じています.現在の会員数は,正会員が617名,法人会員が262社,学生会員が1名,合計880名.協会としては,区切りのよい1,000名という数字を目指しています.新規会員を募ることも大事だとは思いますが,私は,現在の会員が退会を考えないように,意義のあるサービスを提供することが大事だと思っています.当たり前のことですが,退会者がでなければ,会員数は減りません.会員が,会員であることのメリットを実感することができる.これが,私が理想とする学協会のあり方です.私だけでなく,協会で一緒に活動している皆さんも,同じ意識を持っているように感じます.「このセミナーに参加してよかった」 「今月の型技術,面白い」 と言っていただけるように,企画や編集の仕事に取り組んでいきます.皆様,「一般社団法人 型技術協会」 を,よろしくお願いいたします.

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2012年3月7日水曜日

就職のための面接とは

 学科専攻の就職担当の一人として,コメントします.おそらく,就職試験のための評価項目としては,自己アピール,志望動機,卒論or修論の内容だと思います.
 卒論や修論の説明については,及第点の人がほとんどだと思います.修士の学生については,各自が取り組んでいるテーマについて,責任を認識して取り組んでいる様子を感じることができて安心しました.まだ研究室に配属されていない学部の3年生が,研究内容を説明できないのは仕方のないことだと思います.3月22日に予定されている配属後は,急いで研究室の方針を吸収して,4月から始まる採用試験に備えてください.
 自己アピールについては,前向きな人,受け身な人,個人差があると思います.これまでに,自分が体験した成功談を披露するのが望ましいと思います.サークル活動やアルバイト,何でも構いません.とにかく,成功体験と,その後の自分の成長をアピールすることを心がけてください.
 一番心配しているのが,企業の方針がからむ志望動機です.正直,志望する企業を選んだ理由が緩慢で,どうしてもその企業でやりたいという動機を理解することができませんでした.例えば,自動車やカメラをやりたいと言っても,それぞれ,多種多様なメーカが存在する中で,そのメーカを選んだ理由を共感できなければ,意味がありません.自動車をやりたいと言っても,トヨタ,ホンダ,日産,マツダ,スズキなど,それぞれまったく異なるカラーを持っています.何故,トヨタなのか? なぜホンダなのか? なぜ日産なのか? 説明できますか? よく考えてください.
 全体的に,面接の練習が不足していると感じました.四月一日から採用試験が始まるということで,それまでは企業の面接を経験する機会が無いということを痛感しました.経験することは重要です.できれば,本命の企業の面接の前に,自由応募で面接を体験することを勧めます(自由応募の企業の皆さん,申し訳ありません)
 今日の面接では,普段は聞くことのできない学科&専攻の学生の真剣な声を聞けてよかったと思っています.みんな,頑張っていますね.悔いのないように,準備を万端にして本番に臨んでください.

2012年3月6日火曜日

だれが復興を殺すのか

 今週発売された週間ダイヤモンドの特集でした.昨日,大学生協で見かけて,少しに気になっていたのですが,このときは購入しませんでした.昨晩,電車の中で,同じ雑誌の中吊り広告を見たという妻が熱心に話題にするので,やはり読みたくなってしまい,今日,購入して読んでみました.結局,妻と議論して予想していた残念な内容が書いてあることを確認しただけでした.
 当初の予定通りには執行されない予算.結局,ゼネコンなんですね.被災者のためになると認めはするけど「目的外使用に当たるので駄目」 結局,平等にばらまくだけですか? プライドなんかよりも,大事なものがあるでしょう? 国分町の賑わいの理由に,怒りがこみ上げました.諦めることなく,独自判断で早期に操業を再開して,雇用や顧客を守った民間企業の記事を読んで,涙が出ました.
 震災から自宅に備蓄してある水と食料,今一度,確認しておかなくてはいけません.妻には,都内の会社で被災したら,無理して家に帰ろうとせず,会社にとどまるように言いました.大学の研究室にも,一週間分の水と食料を備蓄しておかなくては.結論として,国民一人ひとりがしっかりしなければならないということを痛感しました.

2012年3月5日月曜日

環境負荷的に,どうなんでしょう?

私は,コーヒーを飲むのが好きでありまして,朝食の時には,豆から挽いたものを夫婦で楽しんでいますし,日中も,昼食後と午前と夕方の休憩の時に,インスタント・コーヒーを飲んでいます.ちょっと飲み過ぎで,トイレが近くなるのが難点ですが(笑)
 今日,年始に買ったインスタント・コーヒーが無くなったので,帰宅途中に駅前のスーパーに寄って,詰め替え用のものを買うことにしました.すぐに見つけることができず,よく探した結果,紙製の容器に入ったものが,棚に3つ置いてあるのを見つけました.748円でした.その左下に,同じ銘柄で同じ容量の瓶入りの通常パッケージが置いてありました.セール品ということで,698円でした.50円も安かったら,今の空き瓶を捨てることになるとはいえ,瓶入りのものを新規購入してしまいますよね? せめて,詰め替え用の値段を,瓶入りのものと同じにできないのでしょうか? 私がどっちを買ったかですって? もちろん,瓶入りのものを買いましたよ.ヘタレですいません…

2012年3月4日日曜日

これから求められる人材とは

 あくまで私見ですが,これからは,様々な人と協力して物事を進められる人物が求められるようになると思います.就職担当教員として企業の人と面談しているときや,大企業の役員の方や中小企業の社長さんと話していても,コミュニケーション能力やマネジメント能力を,若い人材に期待していることが伝わってきます.かつて,何か一つでも他人より秀でていれば,その他の能力が劣っていてもかまわない,というような考え方が支配的だったことがありますが,今後,そのような人材の居場所が増えることはないでしょう.一人の人間の力でできる仕事は,極めて限られたものであり,やるべき仕事の多くは,一人の人間の力でできるものではありません.もちろん,一芸に秀でたプロフェッショナルが不要ということではありません.しかし,そのようなプロフェッショナルが存分に力を発揮するためには,コミュニケーション能力に秀でたリーダーによるマネジメントが不可欠です.こんなことを言っているようでは,一芸に秀でたプロフェッショナルたるべき学者として失格かもしれませんね.