2012年5月26日土曜日

六本木ヒルズで「黒いユニコーン」

 今日の午後は,「機動戦士ガンダムUC episode5:黒いユニコーン」を鑑賞するために,TOHOシネマズ 六本木ヒルズ に行って来ました.「どうして,わざわざ六本木なんだ?ヤマト2199を観た新宿ピカデリーでいいじゃないか」 と思いますよね? なんでも,TOHOシネマズ 六本木ヒルズには,最新鋭音響システム「THX」が導入されていて,ビームマグナムの音を楽しむには最高だと,妻が友人から教えてもらったため,わざわざやって来たというわけです.
 最近のアニメのビーム兵器の音は,「バシュッ!バシュッ!」 という感じで,Firstのビームライフルの「ズキューン!」 という音に思い入れのある世代としては,物足りなさを感じていたのですが,ユニコーンガンダムのビームマグナムの音は,ビームライフルを超えていますね.うまく言えませんが,タメのようなものを感じます.最初に聞いたとき,鳥肌が立ちました.
 作品の方は,後半の戦闘シーンの出来が際立っていました.バンシィ,カッコいいですね!左手の「アームド・アーマー」は◎です.燃えるセリフだけでなく,萌えるセリフもありました(笑)

バナージ : 「君はここで待っていてくれ.いいね」
オードリー: 「はい!」

 それにしても,レジャーで六本木に来たのは,初めてではないでしょうか.映画館の他に,美術館や展望台,グルメスポットもたくさんあって,色々と楽しめそうです.これから,映画は六本木で観ることにしますか(笑)

2012年5月25日金曜日

中央大後楽園⇒東工大すずかけ台⇒電通大

今日の午前中は,企画グループの一員として企画に関わった,精密工学会主催 医工連携シリーズ 第353回講習会 「技術で攻める医工連携 - アプリケーションで攻める!」 に参加するために,中央大学の後楽園キャンパスに行って来ました.思いもかけず,最初の講演で,自分の研究テーマに近い話題があり,大変参考になりました.どんな話題が,どのように参考になったかについては,一切,申し上げることは出来ません.研究内容については,ダダ漏れ注意報であります.ご承知おきください.m(_ _)m
 午後からは,正しく自分の研究に関係する講演があったのですが,日本機械学会 RC257第1回研究分科会の開催が予定されていたため,11時半ごろ失礼させていただきました.会場は東工大のすずかけ台キャンパス.本学の学生もお世話になっている大学院大学ですが,私は一度も訪れたことがなかったので,ちょっと楽しみにしていました.しかし,最寄り駅の東急田園都市線すずかけ台駅周辺には,「なんにもありませんでした」.12時半にキャンパスエリアに突入してしまった私は,結局,学食のお世話になるしかありませんでしたが,はっきり言って学食は電通大と大差ありません.信じられないことに,電通大の生協食堂の方が空いているので,食料事情は電通大の方がはるかにマシと言えるでしょう.
 RC257研究分科会は,第1回ということで,主査となった東工大S先生の所信表明とも言える,今後の分科会の方向性について説明がありました.期待大であります.
 続いて,農工大のT先生から,「日米欧亜の工作機械技術の比較と日本の今後の取り組み(日本工作機械工業会ビジョン:2020年の工作機械」 というテーマで講演がありました.この講演のなかでも,日本の工作機械が欧米よりも劣っている技術は,「5軸・複合化技術」と「NC装置」であるいう調査結果が報告されました.昨日,新日本工機で聞いた話題が,ここでも展開されました.正直,もうダメだと思いました.

 夕方,担当となっているCAD演習のために,研究室見学や懇親会に参加することなく,電通大に戻りましたが,講義が終わった19時半には,疲労と空腹で歩くのも大変な状態でした.もう歳ですね.次回の講習会,あるいは研究分科会では,最後の懇親会まで出席してみたいと思います.

システム制御情報学会 SFA研究分科会 第7回研究例会

に参加するために,今日は大阪府堺市にある 新日本工機(株)信太山工場に行って来ました.この研究会は,精密工学会の総合生産システム専門委員会と共催になりました.私は,工作機械に関係する研究をしているため,これまでの多くの工作機械メーカーの工場を見学する機会がありましたが,新日本工機は訪れたことがなかったので,今回の研究会は楽しみにしていました.

 新日本工機は,大型の門型マシニングセンタの製造で有名な会社です.また,産業機械関連として,日本の缶・チューブなどの容器の30%を生産している兄弟会社で使う製缶機械を製造しています.さらに,鉄工関連として,遠心鋳鋼管の製造などもしており,東京スカイツイリーの部品としても納品しているそうです.

 わざわざ大阪郊外まで出張してきた動機として,工場を見てみたいということもありましたが,「日本の工作機械の発展要因の1つとその呪縛-近未来NCのための加減速」 という題目で案内されていた講演内容に対する興味もありました.

 日本の工作機械の発展の要因は,NC装置と電気油圧パルスモーター,そして,「補間後加減速」 です.当初,指令送り速度でいきなり動かそうとすると機械にショックが生じ,加工に不具合が生じるだけでなく,最悪,機械が壊れてしまうこともあったそうです.そこで日本の工作機械メーカーは,自動で加減速処理を行う機能を付加することにより,日本の工作機械の特徴である 「しなやかで強靭な動き」 を実現しました.しかし,私が研究対象としている5軸制御工作機械は,速度,精度ともに,ドイツ製のNC装置を搭載した工作機械の後塵を拝しています.その原因は,「補間後加減速の副作用」 にあるのです.

 今年の1月に開催された型技術セミナーでも,同じような主張を聴く機会がありました⇒「m-shige's log: 型技術セミナーと研究室公開」.日本のNCメーカーに対するユーザーの怒りは,どうやら本物のようです.なんだか,ワクワクしますね.

 新日本工機は,この副作用を予防し,補間後加減速のフィルター効果を最大限に生かすべく,独自の 「近未来加減速」 を提言するそうです.今年の11月に開催が予定されているJIMTOF2012では,新日本工機の 「補間前加減速フィルター」 に注目です.

 最後に,門形マシニングセンタの製造現場を見学しました.当たり前のことですが,大きな工作機械の部品を加工する工作機械は,やはり大きいです.使われている工作機械のほとんどが,自社製の門形マシニングセンタでした.きさげを機械加工で行う「ミラーサーフ仕上げ」は,大型工作機械の生産では有用でしょう.主要な要素部品であるボールスクリューが品薄な状態が続いているため,これを内製化して納期の安定化を図っていました.なによりも,工場がキレイなことに驚きました.この会社は,ええ会社や.大阪での就職を希望する学生はんは,要チェックや!(笑)

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2012年5月23日水曜日

人生設計第一(後援:通機会)

 今日の4限,学科同窓会で企画した3年生を対象とした就職支援セミナーが開催されました.私も,同窓会学内幹事&今年度就職担当教員ということで,このイベントの企画段階から,微力ではありますが,お手伝いさせていただきました.

 同窓会組織で,このようなイベントを企画・開催することになった経緯ですが,私がこれまでにSNSでぶつぶつと主張してきた学会と会員の関係,すなわち,組織と顧客の関係に他なりません.本同窓会も,学科・専攻に所属することになった学生からいただいた終身会費で運営している「組織」です.学生やOBは「顧客」ということになります.

 今年の春に開催された幹事会で,在学生が同窓会のサービスを実感できるように,何か在学生のためにできることはないだろうか?という話になり,4年生になって就職活動で苦労する学生が多いということから,早めに進路について考えてもらうための動機づけになるようなイベントを開催することになったというわけです.

 まず,70年代に修了したOBの方2名に,人生設計,キャリア教育,製造業の構成,エンジニアに求められるもの,などについて講演していただいた後,6グループに分かれて,用意したアンケート用紙に記入してもらいながら,学生達とOB&教員でディスカッションを行いました.私が担当した学生達に主張したことは,以下のとおりです.

・大学院に進学しても,修士までと決めている人は,4年生のときに,本気で就職活動してみた方が良いと思います.もし,希望する企業に内定したら,進学しないで,そのまま就職してはどうでしょう?
#だだし,院卒でないと就けない企業や業務もあるので,注意してください.

・今からでも,できるだけ多くの研究室⇒企業について調べましょう.
#知らなければ,選択肢になりません.選択肢を増やしましょう.

・英語を頑張りましょう.
#海外で仕事することが当たり前の時代です.英語がコンプレックスになると,とっても苦労します.自戒.

 5限に講義のない希望する学生が残り,ディスカッションの延長戦を行いましたが,この時のOBの皆さんの本音トークが,とっても良かったです.17時に終了した後も,あちこちで質疑応答が続き,スタッフが開放されたときは17時半になっていました.参加してくれた学生には,満足してもらえたのではないでしょうか.

 今回の活動に親身になって協力してくれているOBの皆さんには,本当に頭が下がります.こういうのを「母校愛」というでしょう.同じ趣旨で,6月と7月にもイベントが予定されていますが,当初の目的どおり,学生にとって,良い動機づけになればと思います.

2012年5月22日火曜日

自分のことばで話すということ

 人から聞いたことや,本に書いてあることを,自分で考えたことみたいに話す人と対話すると,つまらないですよね.これは,その人が内容を完全に理解して自分のものにしていないからだと思います.

 こんなことを言っている私自身も,あまり偉そうなことは言えません.どこで見聞きしたことを,すぐに講義のネタとして使おうとします.そして,話が滑って失敗します.要するに,自分の腑に落ちていないんですね.

 人から聞いたことや,本に書いてあることを話すな,というわけではありません.こういう時は,誰から聞いたか,どの本に書いてあったかを明確にして,内容を紹介すればよいと思います.そうすれば「よく勉強している」 と,好意的に思われるでしょう.

 そして何より,自分自身の考えを持ち,それを伝えられるようにすることが一番大事なのではないでしょうか.そうすれば,「よく勉強している」から,「よく考えている」 という,高い評価に繋がると思います.

 「アイデアもないのに,やる気はあるなんて,くだらない」 とは,私の尊敬する本田宗一郎氏のことばです.ここまでストイックになれとは言いませんが,現状に捕らわれていない,ブッ飛んだアイデアを持つ若者を応援したいです.

2012年5月21日月曜日

金環日食2012

 平成24年5月21日の朝,日本全国で「部分日食」,九州地方南部,四国地方南部,近畿地方南部,中部地方南部,関東地方などでは「金環日食」を見ることができました.私の住んでいる東京(と言っても,多摩ですが…)も,7時34分30秒に食が最大となって「金環日食」になるということで,日食メガネつきの「Newton 5月号臨時増刊 金環日食2012」を購入するなど準備していました.
 昨日の夜の天気予報では,東京は曇ということで,雲の切れ間から日食が見えるかもしれないという説明だったので,正直,半分ぐらい諦めていましたが,今朝,5時過ぎに起きて空を見てみると,確かに曇ってはいましたが,雲は薄くて,青空が見える部分もありました.これなら,なんとか見えるかもしれないということで,駅前のマクドナルドで重い朝食を取り,6時半から大学の居室で観察しました.私の居室は5階にあり,東向きの窓があるので,午前中の太陽を観察するには最適です.
 結果的に,太陽が完全に雲に隠れるときもありましたが,反対に雲が切れるときもあり,食が始まる6時半頃から,食が終わる9時過ぎまで,思う存分,日食を楽しむことができました.金環日食になった時,一瞬,雲が完全に切れて,輝く金環を見た時には本当に感動しました.
 今後,今回のように日本の陸地を通る日食が見られるのは,何時?何処?ということで調べてみましたが,2030年6月1日に金環日食が北海道で,2035年9月2日に皆既日食が中部・関東の一部で見られるということです.まだまだ先の話ですし,今回のように自宅近くで観察することはできません(その時まで生きているか,東京に住んでいるかも分かりませんが…) 今回の日食が,いかに大きなチャンスであったか実感すると同時に,そのチャンスを生かすことができたことを本当に嬉しく思っています.とりあえず,6月6日の「金星の太陽面通過」も,今回使った日食メガネで観察したいと思います.

2012年5月20日日曜日

勤断の"大"富士会

 平成24年5月19日土曜日の夕方,「第51回 静岡ホビーショー」の会場を発ち,静岡駅から富士駅に移動し,SNSで交流している静岡のものづくりの人達が企画したイベントに参加しました.
 これまで,東京や神奈川で開催されるイベントには積極的に参加してきましたが,新幹線で移動するような遠方で開催されるイベントに参加したのは,おそらく,今回が初めてではないでしょうか.関東地方からだけではなく,北陸や九州から参加された方もいて,SNSを使ったものづくりネットワークの広がりはすごいことになっているなと,あらためて実感しました.

 静岡での開催となると,名古屋あたりから参加される方も多く,実際にお会いしたことのなかった友達とも名刺交換することができました.やはり,自分のネットワークを拡げるためには,自分から動かないといけませんね.久しぶりに再会した方とも,近況などについて話し合い,有意義な時間を過ごすことができました.

 「静岡ものづくり連邦」の皆さんの,私利私欲のためではなく,地域とものづくりのために真摯に取り組む姿勢を見て,大変感銘を受けました.そして,とても羨ましく思いました.信じあえる仲間って,いいですね.私も,周りの人にこんなことを考えさせるような活動をして,もっと仲間を増やさなければいけませんね.

 静岡の皆さん,大変お世話になりました.今後とも,よろしくお願いいたします.

第51回 静岡ホビーショー

 平成24年5月19日土曜日は,第51回 静岡ホビーショーを見学しました.私は,小学生の頃からプラモデルに親しんできた正統派モデラーです.最初は自動車やオートバイから入り,ガンプラに出会い,ミリタリーや1/700ウォーターラインシリーズへと幅を拡げ,大学生のころにはF1マシンも作りました.今でも,時間が空いたときに作ろうと思って買ったキットが,自宅の押入れで眠っています(笑)

 最近は,プラモデルを作る子供が減ったと聞いていたので,このホビーショーの集客はどんな感じなんだろう?と新幹線の中で考えていましたが,静岡駅に着いて,会場まで直通のバスを待つ長蛇の列を見て,このホビーショーの位置づけを初めて理解しました.会場について,建物の中に入ってみると,肩をぶつけながら歩かなくてはならないぐらいの大盛況.模型が好きな人は,まだ,こんなに居たんですね.
 まず,一番広いタミヤのブースに突入しました.タミヤのミリタリーモデルは50周年だそうです.「思い出のアイテム」と「おすすめのアイテム」の両方の1位となったミリタリーモデルは,「ドイツ 88ミリ砲 Flak36/37」 ということでした.このキットは,私の誕生日に妹にプレゼントしてもらったことのある,思い出深いキットです.当時から,「良く出来ているなぁ」と感じていましたが,やはり秀作キットだったのですね.なんだか,嬉しくなりました.
 次に,バンダイのブースに突入しました.やはり,最初はガンプラでしょう.今日から公開されたガンダムユニコーンのepisode 5「黒いユニコーン」に登場する 「ユニコーンガンダム2号機 バンシィ」 の電飾モデルが展示してあり,その存在感にときめいてしまいました.ブースで放映されていたPVも迫力があって,episode 5はかなり期待できそうです.来週あたりに,映画館で観たいと思います.
 同じバンダイのブースにあった「宇宙戦艦ヤマト2199」のコーナーは,熱心なファンがかじりついて離れない状態が続き,3回目の試みで,ようやく関連商品の説明を聞くことができました.7月に発売が予定されている 「1/100 宇宙戦艦ヤマト2199」 は,精密に再現された艦橋周辺部と艦載機格納庫に注目.特典で付いてくるメカコレ「デスラー三段空母」も魅力的です.バンダイの企画力と技術力は,やはり,侮れません.
 「オトナの社会科見学シリーズ」として,立形マシニングセンタや万能フライス盤のキットを販売して,私を楽しませてくれているファインモールドのブースに,「大人の社会科見学シリーズ」第三弾として6月上旬に発売が予定されている 「1/500 愛知県庁 本庁舎」 が展示してありました.「なんじゃこりゃ?」 組立後は貯金箱になるという趣向も,よく分かりません.
 1/700 ウォーターラインシリーズも,誕生から40年.私も何隻も作りました.全艦並べると,さすがに壮観ですね.
 アオシマのブースに 「ランボルギーニ アヴェンタドール LP700-4」 の実車が展示されていました.圧倒的な格好良さに,見とれてしまいました.
 以上,特に感じ入ったアイテムを厳選して紹介させていただきましたが,他にも興味深いアイテムがたくさんありました.午後から,同じブースを再訪しましたが,その時も違う気付きがあり,各メーカーの取り組みの奥深さを感じました.とても幸せな時間でした.来年も訪れたいと思います.