2014年7月12日土曜日

冷房病,みたいな?

 台風一過の昨日から,連日の真夏日となりました.今週から大学の居室で冷房を使い始めましたが,自分は冷気が肌に当たると,とたんに体調が悪くなるので,部屋の中では長袖のカーディガンを着ています.自宅や大学ではなんとか調整が出来るのですが,外出の時の電車や建物の中では無防備の状態となってしまうので,今週から少し体調を崩してしまいました.昨日の午後は,日本機械学会の事務局が入っている 「信濃町煉瓦館」 で過ごしたのですが,寒気を通り越して悪寒を感じるほどの強い冷房でした.そのため,どんどん体調が悪くなり,懇親会が始まることには冬眠寸前となりました.今後,外出する時は,何か羽織るものを持ち歩かなくてはいけないね.冷房に強いということは,現代人には必須のスキルなのかもしれません.

JSME 第92期 生産加工・工作機械部門 第3回委員長・幹事会

に出席するために,平成26年7月11日金曜日の午後は,JR信濃町駅近くにある日本機械学会会議室に行って来ました.そしてそして,今日の神社.途中下車し,JR千駄ヶ谷駅から歩いて5分ぐらいのところに鎮座する 「鳩森八幡神社(はとのもりはちまんじんじゃ)」 を参拝して,よい委員会となるよう祈念しました.

 この神社の境内には,富士山に行けない人のために富士山を模して作られた 「富士塚」 があります.これまでに,いくつもの富士塚を見てきましたが,実際に登れるほど巨大なうえに,いつでも登れるという富士塚は記憶にありません.私も富士登山してみましたが,いい歳したおっさんが小高い山の上に立っているところを見られるのは恥ずかしいものですね.

 15時から始まった委員会ですが,本来は 「第2回運営委員会」 として開催される予定だったものを,昨日から日本中を翻弄し続けている台風8号の影響を考慮して,最小限の委員を招集して議論しようということになり,「第3回委員長・幹事会」 に変更されたものです.実際に担当の委員にお会いして確認する予定だった幾つか案件が宙ぶらりんになってしまうなど,落とし所が難しい議論が続きました.議事録をまとめるのが大変です.

 委員会終了後は,学会の入っているビルの地下にある寿司屋で懇親会となりました.海鮮料理を日本酒でいただくのは最高ですね.そして,飲み過ぎてしまったのは言うまでもありません.寿司を食べたの,覚えてないし…

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2014年7月10日木曜日

何でこんなにさみしい風ふく

 今日は,精密工学会総合生産システム専門委員会に出席するために,京都大学吉田キャンパスまで出張の予定だったのですが,台風8号の動きを勘案した結果,出張を取りやめ,大学で仕事することにしました.台風が近づいて,上りの新幹線に影響が出る前に京都を脱出できるかもしれないとも考えたのですが,半日後の台風の動きに賭けるなんてことは,やはり,できませんでした.京都大学のデザインに関する取り組みを見聞きする絶好の機会を逃してしまい,痛恨の極みです.

 昨晩,どうにも納得出来ないことがあり,今日の出張を全うできなかったことも加わってしまったので,今晩はかみさんを引き連れて,最近 「課長」 に昇進した調布駅近くにある 「みやざき地頭鶏(じとっこ)」 のチェーン店に行って,とりあえずの料理として定位置を獲得した 「じとっこ炭火焼」「じとっこたたきネギまみれ マルタニ生姜醤油」 を食した後,前から気になっていた 「地頭鶏 炊餃子」 を試してみました.餃子も美味かったですが,スープが美味かったです.ちょっと脂質と塩分の取り過ぎかとも思いましたが,よく出来た鶏ガラベースのラーメンのような味わいで,実際に 「〆のラーメン」 を追加して食べてみたところ,本当によく出来たラーメンとなりました.ただ,ちょっと食べ過ぎました.次回は,「麦味噌といりこ出汁 冷汁」 を試してみたいと思います.

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2014年7月9日水曜日

健康管理も仕事のうち

が,今日9日の 『松下幸之助 日々のことば 「道をひらく」』 のことばでした.「強い熱意があろうと、また素晴らしい才能を持っていようと、病(やまい)に伏していたのでは宝の持ち腐れになってしまう。やはり健康であればこそ、それらを仕事に生かすこともできるのである。そう考えるなら、健康管理はまぎれもなく仕事のうち。お互い、心身ともの健康に十分留意したい。」 という解説が添えられていました.ことばにも,解説にも,引くことも足すこともありません.

 組織の中で,人は責任を与えられて何らかの仕事をしていると思います.おそらく,能力に一杯いっぱいの仕事を与えられているハズです.そんな人が,突然,病に伏して,仕事が出来なくなってしまったらどうなるでしょう? おそらく,その人がやるハズだった仕事を,周囲の人が分担して消化することになると思います.ただでさえ一杯いっぱいの仕事をこなしている状態のところに,さらなる負荷を加えられたら,その人も壊れてしまうかもしれませんよね.正に,負の連鎖,ケスラーシンドローム.

 仕事のし過ぎで倒れてしまうというのなら,そうなる前に関係者に相談して,自分から仕事を遠ざけるべきです.その方が,仕事ができない状態になって,職場の同僚に迷惑をかけるより,よっぽどマシだと思っています.というわけで,心身ともの健康が維持できなくなると判断した場合,私は仕事を遠ざけさせていただきます.あしからず.

2014年7月8日火曜日

人を育て,自らも育てる.

 東京都神社庁が毎月発行している格言集 「生命の言葉」.平成二十六年七月の言葉は, 伊勢皇大神宮の神官 「荒木田守武(あらきだ もりたけ)」 のことばでした.

 世の中に人をそだつる心こそ
 我をそだつ心なりけれ

「人を育てる心は、すなわち自らを育てる心につながる。人を育てることは、自らの成長でもある。」 という説明が,リーフレットの裏に書いてありました.

 大学人は,研究者でもあり,教育者でもあると思っています.私も教育者として,微力ではありますが,人の成長を助けていると自負しつつ,その責任も感じています.しかし,人を教えることで,自分自身も成長しているという実感もあります.

 例えば,講義などで話しながら,「なるほど! そうだったのか!」 と突然閃くようなこともしばしばです.自分で作ったスライドなのに,不思議に思われるかもしれませんが,話しているうちに知識が整理されて,より深い理解のレベルに到達するような感じです.また,研究室の学生とのミーティングなどでは,まったく知らなかったり,考えたこともなかったような提案もあったりして,その度に大きな刺激を受けています.

「彼は,私(この学科,大学)のおかげで,一人前になったんだ」 とか,「今の彼があるのは,私(この学科,大学)の教育のおかげだ」 なんて主張をする指導者みたいな方にお会いすると,ウンザリするというか,ハッキリ言って反吐が出ますね.おそらく,当該の卒業生は,こんな指導者に関わることさえなければ,もっと早いうちに,もっと高いところに到達することが出来たに違いありません.

 大学を卒業した人の立身出世は,全て卒業後の本人の努力によるものだと思います.大学の研究室に配属されて,見違えるように伸びる学生がいますが,彼らは指導教員に教えられたとおりに伸びたのではなく,もともと伸びる素地があり,伸びるきっかけを与えられただけなのです.

 人に良い影響を与え,さらにそれが感謝されるようなことがあれば,教育者として望外の喜びです.せっかく教育者の端くれなのですから,そのような教育者を目指したいと思います.

2014年7月7日月曜日

周防国分寺を参拝

楼門
 平成26年7月5日土曜日の午後は,JR周防駅から歩いて20分ぐらいの所にある 「周防国分寺(すおうこくぶんじ)」 を見学しました.「国分寺は、天平13年(741)聖武天皇の勅願(詔)によって諸国に68ケ寺建立された官立の寺院です。」 その中でも周防国分寺は,創建当初の境内に今も伽藍を残す極めて珍しい例として知られています.確かに,創建された時と同じ場所に鎮座しているという寺社は,記憶にありません.奈良時代と同じ場所にあると考えるだけで,大変な重さを感じました.

金堂
 拝観料 500円を払って,金堂の仏像を見学させてもらいました.ご本尊は,真言を覚えるぐらい好きになった 「薬師如来」 ですが,その脇には 「日光・月光菩薩」「四天王像」 なども安置されていました.その他にも,壁に沿ってたくさんの仏像が安置されていました.どれも立派な仏像ばかりで,この国分寺が周辺の仏教の集積地みたいな場所であることが感じられました.
「本尊薬師如来」
 13時半頃駅に戻り,お昼は駅の東にある小さな商業施設の1階に鎮座する海鮮料理の店で,生ビール一緒に,奮発の 「活いか昼膳 2.300円(税別)」 を注文しました.活いかといえば,何年も前に福岡や小倉の料亭で食べたものの印象が強烈なのですが,それに次ぐレベルの活いかを,はるかにリーズナブルなお値段で楽しむことができました.
活いか
後出しゲソ天

 防府という街は,一宮あり,最初の天神さまあり,国分寺ありと,神社仏閣好きにはたまらないところです.美味い郷土料理も楽しみ,郷土の俳人 「種田山頭火(たねだ さんとうか)」 についても大いに勉強することができました.機会があれば,是非,再訪したいと思います.

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2014年7月6日日曜日

防府天満宮を参拝

石鳥居
 平成26年7月5日土曜日の正午頃,JR防府駅から歩いて15分くらいのところに鎮座する 「防府天満宮(ほうふてんまんぐう)」 を参拝しました.菅原道真公をお祀りした神社,いわゆる天神さまは,全国で約12,000社ぐらいあるそうですが,防府天満宮は 「扶桑管廟最初(ふそうかんびょうのさいしょ)」,日本で最初に創建された天神さまだそうです.石鳥居,青銅鳥居,楼門,拝殿と進んでいくうちに,厳かな雰囲気がじわじわと伝わってきました.とても立派な天神さまです.
青銅鳥居
楼門
 「七夕まつり」 を開催中ということで,回廊内には竹笹が立てられ,願い事が書かれたたくさんの短冊が,飾りのようになっていて綺麗でした.私も短冊一枚に願い事を書き,笹竹の枝に結びつけておきました.
拝殿
参道の階段
 水が尽きたうえに喉が渇いたので,階段の途中にある茶室 「芳松庵(ほうしょうあん)」 に立ち寄り,抹茶と和菓子をいただきました.案内された奥の茶室から観た庭が見事で,京都の庭園を巡りたくなってしまいました.お茶を飲むつもりで立ち寄ったのに,「拝観料 500円」 とあって,ちょっと違和感があったのですが,この茶室を見学して納得しました.おすすめスポットです.

 「防府天満宮」 の Facebookページ があったので,さっそく 「いいね!」 して見てみましたが,私が参拝した日の夜から境内がライトアップされる 「光の斎庭」 が開催されていたみたいで,ちょっと残念.また参拝したいところですが,次の機会の設定は難しいかもしれません.

周防国一宮を参拝

 平成26年7月5日土曜日は,周防国一宮 「玉祖神社(たまのおやじんじゃ)」 を参拝しました.下調べの段階から,最寄り駅のJR防府駅からの経路に悩まされていました.「玉祖神社前」 という最寄りのバス停はあるのですが,1日に3本しか走っていません.結局,往路は禁じ手としていたタクシーを使い,帰りにバスを利用することにしました.
一ノ鳥居
 それにしても,「たまのおや」 って,読めない… タクシーの運転手さんに,「たまおのや」 とか 「たまおやの」 とか告げてしまい,「???」 とさせてしまいました.祭神の 「タマノオヤ」 は,天皇家に伝わる三種の神器(鏡,剣,勾玉)のうちの勾玉を作った神なんだそうです.だから,「玉の親」 と覚えることにしました.
二ノ鳥居
 駅前から一ノ鳥居の前までタクシーで1,350円,やはりかなりの距離でした.早速,帰りのバス停を確認しようとしましたが,一ノ鳥居の周辺にはまったく見当たらない.大きな不安を抱きながら,とりあえず,参拝することにしました.
拝殿

 そして,やっぱり一宮は素晴らしい.なんとも言えない雰囲気に包まれています.境内を存分に堪能した後,御朱印を貰おうと思いましたが,社務所らしき建物の窓は閉まっていました.掲示してある紙に書いてあった電話番号に電話してみたところ,宮司さんの自宅で対応していただけるとのこと.一ノ鳥居の近くにある宮司さんの自宅におじゃまして,御朱印をいただきました.まったく,神社仏閣巡りの時の自分の,人が変わったような積極性には呆れるばかりです.

 御朱印を確保した時点で,帰りのバスの時間まで1時間もあったので,休憩をはさみながら,3回も 「玉祖神社」 を参拝してしまいました.周囲の田園風景を見ているうちに,両親の田舎の鹿児島を思い出しました.記憶に残る参拝になりました.