2011年12月17日土曜日

結婚7周年記念祝賀会

 今日の夜は,今週の12月12日に7周年を迎えた私達夫婦の結婚生活を記念して,結婚披露宴を行った日比谷の帝国ホテルのタワー地下1階にあるトラディショナルダイニングのレストランで,二人だけで祝賀会を執り行ないました.毎年開催しているこの食事会を,夫婦で楽しみにしています.今年は例年より開催が遅くなってしまいましたが,そのおかげで今日から提供を始めたという 「トラディショナルクリスマス」 のメニューを楽しむことができました.

【メニュー】

サンタクロースからの贈り物 タラバ蟹とアボガドの前菜 柚子を香らせて

帝国ホテル伝統のダブルビーフコンソメ 光輝くクリスマスの装い

カナダ産オマール海老のロースト ヘーゼルナッツの香り 腕肉のラビオリと濃厚なジュで

七面鳥胸肉のロースト フォアグラの入った至上のクリームソースで

チョコレートのガトー クリスマスの贈り物

コーヒー(私は3杯)


 伝統のコンソメスープは,相変わらずの美味しさでした.「ジュ」って,何でしょう?七面鳥を何年かぶりに食べましたが,やはり美味しい肉です.至上のソースも素晴らしかったです.毎年,デザートの皿にチョコで書いてもらっている 「Wedding Anniversary」 の文字は,いつ見ても見事です.
 今年はクリスマスを装った美しい料理を堪能することができました.来年の祝賀会も楽しみです.


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2011年12月16日金曜日

就職担当教員のひとりごと

今日の午前中,2012年3月卒業予定学生への今後の支援等について話しあうための,大学同窓会および関係者を含めた拡大就職支援連絡会が開催され,私も来年度の学科就職担当教員として出席しました.色々と深刻な現状についての報告や,今後の対応についての議論などがなされましたが,自分が気になったことについて,私見を述べたいと思います.

 春の採用や秋の大学院入試に失敗して,秋の採用を早々に諦め,留年を決めてしまう学生が全国的に増えているようですが,あまり感心しません.来年の採用が,今年よりも良くなるという保証は,まったくありません.留年した学生の就職率は低いという厳然たる事実もあります.大学院入試も,留年生が加わっていけば,倍率はさらに上がるでしょう.その気があれば,就職できる企業はたくさんあると思います.業種や職種を限定しすぎて,自分から可能性を狭めてしまっている人が多いのではないでしょうか.少し視野を拡げれば,まだまだチャンスはあると思います.

 ソーシャルネットワークサービス(以下,SNS)を利用した就活が注目されてきているみたいです.「ソー活」と言うみたいです.初めて知りました.就活のために Twitter や Facebook を始めるということには,とても違和感を感じます.SNSは,自分から情報を発信する人同士が交流することに意義があると感じています.特定の組織の情報を入手することが目的ならば,Webコンテンツを閲覧するだけで十分ではないでしょうか.ソー活で成功した人は,もともとSNSを活用する資質があったのでしょう.失敗している人もたくさんいると思います.SNSを生かすも殺すも,本人次第です.

 以上は,あくまで私個人の私見であり,大学や学科の就職支援活動とは一切関係ありません.

2011年12月15日木曜日

日立建機の土浦工場を見学

 今日の午後,精密工学会 第352回講習会 「第19回最先端の研究室(工場)めぐり」に参加して,日立建機株式会社の土浦工場を見学しました.建機,大好きです.学部4年生になるまでは,コマツかキャタピラー三菱に就職したいと本気で思ってましたから.
 午前11時15分まで都内の学会の寄り合いに出席してから移動を開始しましたが,会場の最寄り駅であるJR常磐線の神立(「かんだつ」と読みます)駅まで予想以上に時間がかかり,駅からさらに20分ほど歩いて工場に到着したのは13時20分でした.
 日立建機の紹介については,今回の講習会の開催案内の文章が素晴らしいので抜粋させていただきます.
「日立建機株式会社は,世界で第3位の建機メーカーであり,特に信頼性が重要な露天掘り鉱山向け超大型ショベルではトップシェアを誇っています.また,建設・土木工事現場だけでなく,解体,砕石,鉄鋼・製鉄,林業,さらに環境リサイクルいった広い分野で活躍する製品を供給しており,最近では災害救助用の世界初の双腕ショベルや,カンボジア等で活躍している地雷処理ショベルでも有名になっています.一方,売上高の7割以上を海外が占めており,全世界を舞台に事業展開を行っています.」
 最初に,配布されたパンフレットの内容に沿って,事業内容の説明がありました.続いて,シアタールームに移動して会社紹介のビデオを見た後,「大型建設機械の機構設計実例」という題目で,85t大型油圧ショベルの開発について講演がありました.主に,ブーム,アーム,バケットなどで構成されるフロントの設計に関する説明でした.最近,自分が担当している生産システム工学の講義で,アームの部品の応力解析の動画を見せたのですが,同じような解析事例が幾つも紹介されました.日立建機でも,FEM解析はかなり昔からやっていたそうですが,当初の解析は,専用のワークステーションで数週間もかかっていたそうです.そのため,実際の解析を実施する前に梁計算を行うなどして,実行する解析を絞り込んでいたそうです.現在は,普通のPCで動く3次元CADにもFEMの機能が付いているので,気楽に解析を試すことが出来るようになりました.その反面,間違った計算が多発しているようです.解析結果を正しく評価するためには,「基礎力学の習得」と「手計算の経験」が必要で,「正解は一つではない.何を持って,この選択を正解としたのかを,如何に正確かつ簡潔に話せるかが大事」 ということでした.
 講演が終わって少し休憩した後,土木建設用油圧ショベルの組立ラインを見学しました.40t~100tの大型油圧ショベルは1日7台,40tまでの中型油圧ショベルは1日60台も生産しているそうです.溶接作業のほとんどは,120台の産業用ロボットを導入して,自動化しているとのこと.ロボットが溶接したビードを見ましたが,見事な出来栄えでした.ただ,受注した順に様々な機種が流れて来る混成ラインなので,治具を工夫するなどして作業性の向上を図ることが重要です.大型ショベルの巨大なアームを見ながら,今年の夏にお台場で見たバラバラのガンダムを思い出しました.
 見学終了後,質疑応答の時間となりました.最近の建機は,速さや精度などの運動性能よりも,燃費を重視する動きにあるそうです.これまでの建機は,何かを「壊す」機械という印象が強いですが,これからは何か「造る」仕事を支援する機械へ進化するかも知れません.ここでも「モビルスーツ」への進化を連想してしまった私,やはり,病気なのかも知れません.
 普段は見ることの出来ない大型機械の量産ラインをじっくり見学することが出来ました.大変有意義な講習会でした.企画された精密工学会 事業部会企画第3グループの皆さんに感謝いたします.

工作機械関連研究者と日工会役員との懇談会

に参加するため,今日の夕方は東京湾クルーズに行って来ました.日工会の役員と言っても,会長や副会長をはじめ,日本の工作機械メーカーの社長さんばかりです.研究者として完全に下っ端の私は,どうなるのだろうと思っていたところ,世界的なCNCメーカーであるF社の社長さんと同じテーブルにセッティングされてしまいました.私のこれまでの活動の経緯から,どうなることかと心配していましたが,社長さんは日本酒が大好きなとても気さくな方でした.私達のテーブルは,日本酒の話題などで一番盛り上がっていたと思います.日本の工作機械産業がどうなるべきなのか,なんだかよく分からなくなってきました.

2011年12月13日火曜日

型技術協会 第2回編集委員会

に出席するため,今日の午後は人形町にある日刊工業新聞社に行ってきました.この委員会では相変わらず存在感のない自分に絶望しています.この委員会も,来年3月いっぱいで新しい委員長を中心とした新体制に移行することになっています.来年度の体制が気になります.
 委員会終了後,水天宮前駅近くのダイニングバーで忘年会となりました.飲み放題付きで参加費4,000円でしたが,食べ切れないほどの料理が出てくる都内の飲み屋は久しぶりでした.特に,シメとして出てきた4種類の「タジン鍋」が印象に残りました.私のランキングでは,上位から「黒胡椒」,「味噌」,「トマト」,「塩」となりました.最下位になった塩は,もっと味を濃くすれば美味しくなると思います.あと,たくさん入っていたジャガイモは,炭水化物なので中年にはツライかもしれません.楽しい宴会でした.


関連ランキング:ダイニングバー | 水天宮前駅人形町駅浜町駅

2011年12月12日月曜日

7回目の結婚記念日

 本日で,私達夫婦が結婚して7年が経ちました.正式な記念晩餐会は,今週の土曜日の開催を予定しています.今朝の朝食のときは,記念日のことは一言も話題にならなかったので,夕食はいつもどおりなのだろうと思っていましたが,ちょっとしたサプライズのつもりで,食後のデザートにショートケーキを買って帰ったところ,同じことを考えていたらしい妻も高級プリンを買ってきてしまい,二人で苦笑いしてしまいました.さすがに,二つのデザートを一度に食べるのはもったいないということで,プリンは明日の朝食のデザートに回すことにしました.明日の朝食は,豪勢なものになりそうです(笑).
 ケーキと一緒に,2年前に大学の同僚から引越し祝いとしていただいたままだったスコットランド産の高級シングルモルト・ウイスキー 「GLENMORANGIE AGED 15 YEARS」 を,夏の京都旅行でサントリー山崎蒸溜所を見学した時⇒ 「m-shige's log: 京都旅行2011夏(9. ウイスキー匠の技講座)」 にもらったテイスティング・グラスで楽しみました.最初は氷も水も入れずにストレートで飲んでみようと試してみたところ,スモーキーな香りからは想像できない,恐ろしいほどの飲みやすさで,結局,最後までストレートで飲んでしまいました.美味しいケーキを肴に,高級スコッチをストレートで楽しむ.とても贅沢なひとときでした.色々と思い出に残る結婚記念日となりました.これからも楽しく暮らしていきます.

2011年12月11日日曜日

信用を失うということ

 信用を失うのは一瞬です.それまで,まったく意識していなかったのに,突然,相手の不誠実さに気がついて,それまでの信用があっと言う間に消えてしまう.
 例えば,ある店の店員の仕事ぶりや接客態度があまりにもひどく,ずっと不快感を感じていたとします.ある時,なんで自分はこんな店のものを買おうとしているんだろう?という疑問が突然湧いてきました.確かに,大手チェーン店のものよりも美味しく,10円以上安いし,ポイントシールもくれるけれど,それがこの不快感を帳消しにするほどのアドバンテージだろうか?おそらく,問題の店員はアルバイトだと思うけれど,明らかにろくな接客教育もしていないであろうアルバイトに接客させる店のやり方にも疑問を感じる.客の気持ちよりも,人件費削減の方が重要なのでしょう.
 本当は,地元の店を応援したいのですが,妻とも相談して,大手チェーン店のものも試してみようということになりました.残念無念です.