2012年3月31日土曜日

地元の寿司屋で憩う

 今日の夜は,夫婦で地元の寿司屋に食べに行きました.私が贔屓にしている調布の店は,蕎麦屋,焼き鳥屋,鰻専門店,創作料理の店などがあります.数は少ないですが,どれも自慢の店ばかりで,Twitter や Facebook のオフ会でも利用してきました.
 私は,蕎麦や寿司が大好物なのですが,これらの店に入る時は,敷居が高く感じるものです.シャイな私は,なかなか踏み込めなかったのですが,数年前から通える蕎麦屋を持つことができました.この調子で,通える寿司屋も開拓しようということで,調布に住むようになってから気になっていた寿司屋に行く決心をいたしました.
 最初に単品で,生サバ刺,穴子寿司,まぐろビンタ焼き(まぐろのほほ肉)などを注文してみました.店の名物だという穴子寿司も美味かったですが,生サバの刺身が新鮮で甘みがあって絶品でした.これは,寿司ネタが期待できるということで,二人で食べたい寿司を一貫ずつ注文して食べることにしました.妻が,納豆巻とイクラの軍艦巻き,私が,かんぴょう巻とヒラメのにぎり.にぎりも美味かったですが,その場で巻いてもらった海苔巻きは格別ですね.最後に,シマアジとアジのにぎりを一貫ずついただきました.
 寿司は,1人4品食べただけでしたが,お腹いっぱいで大満足でした.寿司だったらいくらでも食べられるような気がして,ついつい食べ過ぎてしまうのですが,本当の寿司は,そんな風に食べるものではないのだということが,この歳の今日になって,やっと分かったような気がします.地元での食の楽しみが,また一つ増えました.

関連ランキング:寿司 | 調布駅布田駅国領駅

2012年3月30日金曜日

第33回IJAT編集委員会

 今日は,Editorの一人となっている International Journal の編集委員会に出席するために,虎ノ門の東海大学校友会館(霞が関ビル35階)に行って来ました.この会議室からは,今日は大変な騒ぎだったであろう首相官邸と国会議事堂を見下す,もとい,見下ろすことができます.今月購入したデジタルカメラ,FUJIFILM X10 を使って撮影したのが,以下の写真です.
 よく撮れていますね.15時から始まった委員会は粛々と進行して,予定通り17時過ぎに終了しました.本当は直帰してもよかったんですが,卒業する学生に最後のお別れができるかもしれないと思い,大学に立ち寄ったんですが,直帰した方がよかったですね.今年度の仕事は今日で最後となりました.来週からロケットスタートで開幕ダッシュを図りたいと思います.

2011年度追い出しコンパ

 平成24年3月29日木曜日の夕方から,今年度で研究室を退室する学生を追い出すためのコンパを開催しました.昨年度の追いコンは28日と遅かったですが,今年度の追いコンはさらに遅くなりました.Twitterなどで,卒業・修了したと思われる学生達が,引越しや入寮で忙しくしている様子を見ていると,うちの研究室の卒業生は大丈夫なのか? もしかして,就職しないのかしら? などと,よくわからない心配をしていました.本当に「まだ働きたくない」なんて言う学生もいましたが,やるときはやってくれると思うので,聞かなかったことにしたいと思います.
 今日の料理は,蟹や海老を大量に使った鍋,弁当屋特製のオードブル,長野県特産のイナゴや蚕の佃煮,新プレミアムモルツ,東京の地酒,長崎の麦焼酎など,今年度最後の研究室コンパにふさわしい,大変豪華なものでした.
 追い出される学生には,研究室特製の名刺入れがプレゼントされました.昨年から始まったこのプレゼント,卒業生は大事に使っているといるなど,大変好評なようです.これからも続くといいですね.私も,ある家電製品をプレゼントしてもらいましたが,これについてはユーザー・レビューという形で,後日紹介したいと思います.
 来週からは,この顔ぶれの半分が居なくなるのかと思うと,寂しいですね.勤務地が関東になりそうな人が多いので,卒業後も研究室に顔を出して欲しいと思います.

2012年3月28日水曜日

翔べ!新幹線

 昨晩は岡山に宿泊し,今日は大阪方面に用事があったので,新幹線 ひかりレールスター 700系に乗って,大阪方面に移動しました.4列シートの指定席,オフィスシート,サイレンス・カー,個室(コンパートメント)など,車内設備がとっても充実しているという評判を聞いていたので,一度は乗ってみたいと思っていました.今回はオフィスシートに座ってみましたが,評判どおりの居心地の良さでした.総合的に評価すれば,東海道新幹線のグリーン車より快適かも知れません.通常料金でこんな車両に乗れるなんて,うらやましい限りです.
 関西方面での用事を終え,新大阪から通常の5列シートの車両に乗り,定位置としている通路側C席に座って帰りました.これまで何気なく利用していた新幹線ですが,昨日,田中鉄工所で航空機の部品と同じ工法で加工された700系の部品を見せてもらってから,ずいぶんと印象が変わりました.新幹線は飛行機の変種なのかも知れません.翼を付けたら飛んでいくでしょう.
 新幹線を他国へ輸出しようという計画もあるようですが,新幹線は輸送システムとして運用方法ごと輸出しないと,うまくいかないのではないでしょうか.世界に自慢できる高速輸送システム「新幹線」,これからは乗ることが楽しみになりそうです.

型技術協会 第11回金型多軸加工研究委員会

 平成24年3月27日火曜日は、型技術協会の第11回金型多軸加工研究委員会に参加するために、岡山県にある(有)田中鉄工所に行ってきました。この会社は、岡山県の総社市と倉敷市に工場を持ち、航空機、鉄道車両、建設機械などの大型の加工物を、大型の多軸工作機械20~30台をフル稼働させて加工している会社です。工場も見学させていただきましたが、建機用の大きなタイヤの金型のベース、船のターボチャージャーの部品、チップマウンタのボディ、工作機械の主軸頭、パラボラアンテナの部品など、実に多種多様な大型の部品を加工していました。
 説明の中で、特に印象に残ったのは、新幹線の車両の加工に関する話でした。昔、NHKの番組で、新幹線の車両を加工している会社が紹介され、新幹線の車両は職人さんが板金で作っていて、大変な技術が要求されるというような説明があったのを覚えています。しかし、700系以降の車両は、航空機の部品と同様に、無垢材からの削り出しになっているそうです。板金職人の育成が難しくなってきたことや、同じものを作るのが難しく、量産に対応できないことなどが理由だそうです。必然的なことだと思います。
 その他、現場の話を色々と聞かせていただき、大変勉強になりました。生産に関する技術は現場にあるということを再認識した一日でした。

関連ランキング:寿司 | 新西大寺町筋駅田町駅大雲寺前駅

2012年3月26日月曜日

新年度に向けて一歩を踏み出す?

今日の午前中,先週行われたJSME RC249研究分科会を欠席した委員に,当日配布した資料を発送するために郵便局に行って来ました.毎回,30通前後の配達を依頼するのですが,窓口の対応が一定でないところが不思議でした.郵送費を別納にするための書類を書かされることが多いのですが,書かなくてもよい時もありました.今日は,書類を書かされることなく,お金を払っただけで済んだのでラッキーでした.この発送作業も,12回目の今回で最後です.幹事の仕事の完遂に向けて,一歩一歩前進していることを実感しています.
 午後は,来年度のスケジュールを確認しました.まず,大学の行事や講義の予定を,Googleカレンダーに入力しました.学科・専攻が改組されてカリキュラムが変更されてから,私が担当する講義は後期に偏ってしまいました.月曜2限に学部の「生産システム工学」,火曜1限に大学院の「知的生産システム特論」,水曜3-4限に「マシンデザインⅡ」,土曜2限に夜間の「生産システム工学」.後期のカレンダーは,講義の予定だけで真っ赤になってしまいました.前期は,金曜6限の「CAD演習」の他,「キャリア教育演習」と「echnical English - Basic English for Science」にスポット参加するだけです.やりたいことは,前期にしておかなければなりません.
 こんなことを投稿している真意としては,9月まで比較的余裕があり,10月以降は忙しいので,参加できるオフ会は9月までということです.友達の皆さん,ご配慮のほど,よろしくお願いいたします.

2012年3月25日日曜日

アマチュアリズム考

 皆さんは,「アマチュア」 という言葉を聞くと,どのような印象を持たれるでしょうか.私の愛読書に,「日本ラグビーの変革者・大西鐵之祐 知と熱」 という本があります.この本の中で,大西先生のアマチュアリズムの定義が紹介されています.

「アマチュアリズムは自由な行動で、金に対しても、政治的な圧力に対しても、名誉に対しても、そんなものには自分を売らないという考え方です。」

 プロは,仕事の対価としてお金をもらいます.しかし,お金をもらったら,結果を出さなければなりません.組織としての結果に貢献するために,自分がやりたくないこともやらなければならないでしょう.それが,自分自身の理想や目標と違っていても,逆らうことは出来ません.

 アマチュアは結果にこだわらなくてもよいという人がいますが,それはアマチュアではないと思います.アマチュアは,何事にも束縛されず,純粋に自分の考えで道を極めようとする人のことです.それでも,プロと同レベルの結果にこだわっている.むしろ,プロよりも厳しいハズです.

 結果にこだわらないのなら,その人はアマチュアではなく,単なる趣味の人です.ましてや,他人や組織から金銭や物資などの支援を受けているのに,結果にこだわらないという態度は,背任行為だと思います.

 私は,大西先生の定義に大変感銘を受けた人間です.大学の活動にも,大西先生の定義を当てはめています.
 自分自身は公務員として給料をもらっているので,文科省⇒大学からの指示に逆らうことはできません.
 学生は自由ですが,活動費や設備などを提供してもらったら,プロと一緒です.完全な自由はありません.なんらかの義務が生じるでしょう.それが嫌ならば,援助を受けている組織から抜けるしかありません.

 自分の理想に従うために,他人の考えに拘束されず,自分自身で自分を鍛え,プロに負けない結果を出す.結局,アマチュアが一番かっこいいのではないかと思うのです.