2017年8月21日月曜日

A55の弱電系が心配...

 今日の15時前,研究室で使っている横形マシニングセンタに不具合が発生しました.起動時に原点復帰を行うと,早送りで原点に突っ込んでオーバートラベルになってしまうというものです.

 これまでに何度か同じような症状が出たことがあり,その時は 「OT解除」 で軸を逃して原点復帰をやり直せば何とかなったのですが,今回は何度やり直してもダメでした.全軸原点復帰機能を使わずに,1軸ずつ原点復帰してみようとしました.最初のZ軸が一度だけ成功しましたが,次の軸では失敗してやり直しとなってしまいました.自力ではどうにもならないと判断し,東京コールセンタに電話してサポートをお願いすることにしました.

 オペレータの女性に状況を説明すると,混んでいるので折り返し連絡するということになり,居室で待機していたところ,30分後に担当者から電話がありました.指示されたとおりパラメータの数値などを調べてみましたが,特に問題はないとのことでした.試しに再挑戦してみたところ,何も無かったかのように原点復帰が完了してしまいました.電話を待っているうちに自然に治ってしまったというわけです.いったい,どうなってるんでしょう?

 担当の人によると,よくあることだけど,原因を確定するのは難しいとのこと.おっしゃっていること,よく分かります.というわけで,しばらく様子をみることになりましたが,ハンドルを指定できなくなるとか,シングルブロックのボタンが点灯したままになるとか,電源を投入したまま時間が経てば治るという問題がいくつかあったことを思い出しました.引き続き,とっても心配です.

 このマシニングセンタは平成6年に導入された代物なので,今年で23歳ということになります.構造的には問題ないと思いますが,弱電系の劣化が心配になってきました.マシニングセンタのリプレイスを本気で検討しなければいけません.

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