2009年2月6日金曜日

研究の位置づけ

 今日で今年度の修士論文審査が終わりました.発表した学生のみなさん,お疲れ様でした.
 可能な限り,他の研究室の学生の発表も聞かせてもらいましたが,よくやって発表もよくできた人,よくやったのに質疑応答がまずかった人,さぼっていて質疑応答もダメだった人,色々な人がいました.
 これまでに何度も書いてきましたが,一番もったいないのは,やることはやったのに最後の発表でしっかりアピールすることができず,評価も低くなることです.でも,発表と質疑応答も,もちろん評価対象になっているので,やはり力不足だったということになります.
 聞いていて思ったのは,自分の研究の位置づけを考えていない人が多いということです.自分の仕事をアピールするのなら,既存の技術と比較して優位点を示したり,他人がやっていないということを強調するのは大事なことです.そして,そのためには定期的にかなりの時間を割いてサーベイをする必要があります.これも研究者としては大事なことだと思います.
 残るは卒論発表会ですか.来週の今頃,私の研究室は大騒ぎですね.もうひとふんばりです.

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