2009年3月6日金曜日

型技術協会理事会

 今日の午後は,型技術協会の理事会で,慶應義塾大学日吉キャンパスでした.14時半からの理事会の前に,数人のパネラーを招いた懇談会が行われました.
 やはり話題は最近の不況に集中しました.一番印象に残ったのは,黒字倒産という現象です.不景気に色々と対応するために資金を銀行から調達しようとしても,銀行もキャッシュを持っていないため,貸したくても貸せない,その結果,中小企業は何もできずに倒産する,ということもあります.確かに,このケースに当てはまる倒産企業も見られます.
 実力のある企業が消えてしまうと,その代わりの企業を見つけるのは容易ではありません.この不景気も,いつかは好転するでしょうが,そのときに部品を生産する中小企業がなくなっていては,大企業もどうしようもありません.「既に手遅れかもしれないが,今からでも国の積極的な介入が必要だ」ということですが,あまり期待はできませんね.
 それしにても,消えたキャッシュは,どこにあるのでしょうか?最後まで生き残った大きな企業が,溜め込んでいたということになるのでしょうか.

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