2011年4月7日木曜日

森重研はVer.1.5へ

 本日の13時から,今年度第1回目の研究室ミーティングを行いました.初回は研究室の運営方針について,私自身が説明することにしています.ちょうど一年前にVer.2.0 にアップグレードすることを宣言した私の研究室の運営方針ですが,今年度になってVer.1.5 へダウングレードすることにいたしました.どういうことか説明するのはとても難しいのですが,あえて何かに例えるとするならば,WindowsをXPからVistaにしてみたら,どうも使い勝手が悪いのでXPに戻してみよう?みたいな?感じです.大事なことは,昨年度とは違うということです.
 14時40分からは,学生支援担任の一人として新2年生のガイダンスに参加しました.ちょうど一年前,彼らと一緒に極寒の白樺湖に研修旅行に行ったことが,昨日のことのように思い出されます.時が経つのは早いものです.司会をされたYI先生の話が印象的でした.1年卒業するのが遅れると,就職したらもらえたであろう初年度給料1年分の300万円と,学費&生活費の100万円,合計約400万円が宇宙に消えることになるそうです.
「400万円かぁ… 住宅ローンの前倒し返済に突っ込んだら,ずいぶん楽になるだろうなぁ…」 などと,個人的な妄想が膨らむほどの額ですね.しかし,良く考えてみると,給料をもらえる年が減ることになるので,もらえなくなる金額は定年直前の額ではないでしょうか.そうすると,損害はもっと多額になるような気がします.1000万円ぐらいでしょうか?ただ,YI先生もおっしゃっていましたが,延びた1年間の内容にもよると思います.自分を高めることによって,逆に生涯獲得額が上昇する可能性もあります.逆に何もしなければ,生涯獲得額全体が地盤沈下することになるでしょう.
 今年度の学科ガイダンスのキーワードは 「bidirectional」 双方向 となっています.大学の名前にも由来しているコミュニケーションを意識したものです.実は,これは今日一日のキーワードだった気がします.双方の出来ること出来ないことを認識しあい,双方にとってプラスとなる答え,Win-Winとなる仕組みを実現しようとする姿勢,これが大事なのではないでしょうか.

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