2012年8月24日金曜日

大学院に進学するということ

 大学院入試のピークも終わり,進路が決まる人が急増する時期ですね.合格した皆さん,おめでとうございます.最近は倍率も2倍を越えるなど,精神的にかなりきつい期間だったと思います.今月いっぱいぐらいは,ゆっくりしてよいのではないかと思いますが,一点,私見を述べさせていただきたいと思います.

 私は,大学院は何かを探したり試すところではないと考えています.色々なことにトライするのは,学部まで.大学院は,何かを全うするところです.それは,研究以外にあり得ません.研究する気のない人は,大学院に進学してはいけないのです.これからは,最低でも2年半は研究第一の生活です.充実した大学院生活を送りながら,研究活動を全うしてください.

 残念ながら,不合格となった人,進路に不安を感じているかもしれませんが,今からでも就職先を決めることは,不可能ではありません.確かに,TVCMなどでよく見かけるような大企業に入るのは難しいと思いますが,聞いたことがなくても,面白そうな仕事をしている会社はたくさんあります.大学院で無為に過ごす2年間より,充実しているかも知れませんよ.

 来月からは輪講も再開し,卒論や修論の発表に向けて,研究室の雰囲気も,だんだんせわしなくなってくると思います.予定されている学会が6つもあるなど,かなり多忙になりそうですが,焦ることなく,毎日の仕事を全うしていきたいと思います.

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