2012年10月6日土曜日

パナソニック(株) モノづくり本部 を訪問

 平成24年10月5日金曜日の午後,大阪府門真市にあるパナソニック株式会社の 「モノづくり本部」 を訪問しました.私が編集委員となっている 「型技術」 誌の巻頭にインタビュー記事があるのですが,今年12月号のインタビュイーが,パナソニック株式会社 生産革新本部の新本部長となり,そのインタビュアを私が務めることになって,今日の訪問になったというわけです.私が大学院生だった頃,当時は生産技術本部と呼ばれていたここを見学させていただいたことがあり,約20年ぶりの再訪となりました.生産革新本部も,今月から 「モノづくり本部 生産技術開発センター」 となったということで,時代が動いていることを感じます.

 今回は取材なので,日刊工業新聞社の方2人が同行しました.入口の左の奥に,小さな神社を見つけました.「白瀧大明神」 ということですが,おそらく,工場を建てるときに,敷地内にあった神社を移設したのでしょう.今回の取材がうまくいくように,3人でお参りしておきました.

 インタビューは14時からの約束でしたが,事前に所内を見てもらった方が取材もしやすいだろうという先方のご配慮で,13時半から所内の様子を見学させていただきました.金型を生産するための工作機械,成形を実証するための成形機など,よい機械がきちんと管理されて使われていました.成形サンプルが展示されているショールームに案内されて説明を受けましたが,フィルムインモールド成形や,独自の温調金型によるハイサイクル&塗装レス成形などの「加飾成形技術」,カメラレンズやデジカメの鏡筒などの「精密モールド技術」,パナソニックの主力製品となっている電池の極板などの「精密プレス技術」などに力を入れていると感じました.

 インタビューでは,生産技術開発センターと成形技術開発センターの概要について説明していただき,本部長の方の略歴を聞いたあと,扱っている金型や成形技術などについて,見学させていただいた内容を確認する形で,質問をさせていただきました.開発した技術が外販にも繋がるように取り組んでいるということで,どの技術も完成度が高いと思いました.なんだか,私が興味を持った部分だけ,取り留めのない質問をしているようなインタビューになってしまいました.まとめる編集者の人は苦労しそうです…

 取材を通して感じたことは,やはり,量産家電で世界を相手にしてきた企業の取り組みは流石だということです.今年は,国内の家電メーカーは厳しい状況が続いていますが,生産技術はやるべきことをしっかりやっている.問題は,その生産技術を生かすことができるような製品を開発できるかだと思います.ワクワクするような新しい家電製品,難しいとは思いますが,期待したいです.私も,考えてみます.

 取材は15時に終わり,時間があったので,3人で本町駅の近くにある摂津国一宮の 「坐摩神社(いかすりじんじゃ)」 と,その近くにある 「難波神社(なんばじんじゃ)」 を参拝しました.大阪も神社が多くていいですね.後学期が始まって,色々と心配事が増えたので,それぞれがうまく解決するようにお願いしておきました.

 色々と充実した出張となりました.ちょっと,元気出ました.

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