2016年3月5日土曜日

JSME RC266 第12回研究分科会

に出席するために,平成28年3月4日金曜日は,長崎市飽の浦町にある 「三菱日立パワーシステムズ株式会社・長崎工場」 に行って来ました.日中は,外でもコートが要らないほどの暖かさでした.

 まず,特大会議室で 「長崎工場の概況説明」 を拝聴した後,最初に史料館を見学しました.「日本最古の工作機械」 として国の重要文化財に指定されたという 「竪削盤」 に出会いました.上野の 「国立科学博物館」 に展示してある 「竪削盤」 と比較してどうなんでしょう? じっくり検討して,後期の生産システム工学の講義で披露したいと思います.また,ここ長崎造船所の第二船台で建造された当時世界最大,最強の超弩級戦艦 「武蔵」,進水式の時に発生した津波で湾内の家屋は床下浸水したという逸話を聞き,その弩級ぶりに改めて驚かされました.非常に充実した史料館でしたが,今回は30分しか見学できなかったので,明らかに消化不良でした.一般にも公開しているということなので,次回はプライベートでじっくり見学したいと思います.

 続いて,タービン工場を見学.自分の研究テーマに関連する製品としてよく知っているので,構造などについては目新しいことはありませんでしたが,これほど多数のタービンを生産している設備を見学する機会はありませんでした.予備知識を深めることができたと思います.

 続いて 「香焼(こうやぎ)工場」 に移動して,車中からLNG船やLPG船などの大型船が建造されている様子を見学した後,高台にある展望台から18層,乗客3,000人,内装工事だけで2年を費やしているという大規模マンションのような豪華客船が建造されている様子を見て溜息が出ました.いつの日か世界一周の旅に利用したいと夢見ている 「飛鳥Ⅱ」 も,この造船所で建造された船だったんですね.

 最後に,ボイラ工場を駆け足で見学.世界各国のユーザからの要求に合わせて,効率よくボイラを制作・納品する技術について勉強しました.製造中の船舶,タービン,ボイラなどは,すべて特定のユーザからの受注品ということで,撮影は一切禁止でした.圧倒的なスケール感をお伝えできなくて残念!

 18時半から,市内にある賑やかな割烹のお店で懇親会となりました.今回の見学で,RC266研究分科会は最終回となりました.私は,全12回全手に出席することができました.魅力的な企業を見学する機会が多く,毎回楽しみにしていました.主査,副主査,幹事の先生方には,大変お世話になりました.心より御礼申し上げます.次回の研究分科会は272になったということですが,引き続き参画させていただけるのであれば,もう少し主体的に取り組ませていただきます.

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