2021年11月9日火曜日

嫌われた監督

というノンフィクションを先週の土曜日に購入しました.中日ドラゴンズで8年間監督を落合博満氏のノンフィクションです.横浜ファンの私ですが,当時のドラゴンズの不気味で憎たらしいほどの強さは強く印象に残っています.雑誌の紹介記事でこの本のことを知って,すぐに買おうと決意しました.約500ページという大作でしたが,日曜日には読了してしまいました.私はのノンフィクションが好きですが,久しぶり夢中になって読んだ本でした.土曜日に途中まで読んだ後,日曜日に続きを読むのが楽しみでしたから.

 読み終わって真っ先に思ったことは,プロ野球の監督という仕事は本当に大変だということでした.でも,何十人もの部下を持つ管理職の人も同じなのかもしれません.10人程度で構成される研究室の運営で苦労している程度の自分には,とうてい理解できないレベルなのだと思います.

 あと,プロフェッショナルとは何かということについて考えさせられました.野球のプロチームなのですから,試合に勝って優勝することが第一の目的であることに間違いはありません.でも,そのためのプロセスによる付加価値まで求められている.おかしなことですね.ベイスターズには,どんなことをしても勝ってくれることを一番望んでいます.イベントやアイテムなんかに興味はありません.イニング間のパフォーマンスなんかやらないで,野球だけ見せて欲しいです.あ,いつの間にかベイスターズの話になってしまった.いかんいかん.

 一番心に残ったのは,落合さんの以下のことばでした.

「心は技術で補える。心が弱いのは、技術が足りないからだ」

 不安だったら,やるしかありませんからね.

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