湘南デザイン見学

　今日の午後は，修士論文のチェックの合間を縫って，型技術協会金型多軸加工研究委員会の見学会として，湘南デザイン株式会社を見学してきました．前から一度，見学したいと考えていたので，ちょうどよい機会でした．最寄り駅は橋本なので，調布からは急行で20分ちょっとです．大学から1時間で会場に到着しました．だから参加できたんです．
　幅広く高い造形技術を持っていることで有名な会社で，私が研究対象としている5軸制御工作機械もたくさん所有していますが，ほとんどがドイツ製の機械でした．大きな複合加工機もありましたが，これもドイツD社のものでした．日本で複合加工機というと，M社が真っ先に思い浮かびますが，D社のものを選んだ理由はミーリング主軸の剛性ということでした．以前，日本の複合加工機のミーリング主軸は，一般的に剛性が低いと聞いたことはありましたが，実際に導入の時点でマイナスポイントになっているということですね．これは日本の工作機械メーカーの課題と言えるでしょう．
　また，この会社はH社のF1マシンの部品をたくさん作っていたのですが，前に投稿したようにH社はF1から撤退してしまったので，今は大変だ，ということでした．そういえば，レース用オートバイの部品を作っている会社をいくつか知っていますが，そういう会社も大変でしょうね．
　17時に大学に戻り，ずっと修士論文のチェックをしています．ちょっと，厳しいですね．提出は明日なんですが...