2012年11月2日金曜日

出張講義のために横浜山手へ

 平成24年11月2日(金)は,出張講義のために,JR根岸根岸線山手駅から歩いて15分のところにある 「神奈川県立横浜緑ヶ丘高等学校」 に行って来ました.題目は「産業を支える工作機械」,工作機械の素晴らしさを伝えたいという気持ちでした.午前中に空き時間があったので,昨日から開催されているJIMTOF2012の開場である東京ビッグサイトに移動し,「第15回 国際工作機械技術者会議」 に参加しました.最初の講演は,東工大の名誉教授であるI先生の講演でした.I先生,相変わらず元気ですね.年齢を感じさせない内容と歯切れのよいトークに圧倒されました.

 I先生の講演の終了後,すぐに移動しなければなりませんでした.JR根岸線山手駅に着いたのは正午前で,駅近くでお昼を食べるところを探しましたが,小汚いラーメン屋しか見当たらず,仕方なくそこに入りました.しかし,ここのラーメンが予想以上の美味しさで驚きました.食べログは辛口のレビューが多いですが,個人的には,ここの醤油とんこつのラーメンは,◎(にじゅうまる)です.また来てみたいと思いました.

 そして,肝心の出張講義ですが… うーん… どうだったのでしょう? まず,大学と同じインフラを県立高校に期待することはできないということが分かりました.常設のプロジェクターやマイク,PC音源の入力⇒スピーカーへの出力,エトセトラエトセトラ… 県立高校の環境整備は,大学以上に厳しいようです.
 そして,大学の専門を高校生に伝えることの難しさについて,色々と考えさせられました.今回は,「産業を支える工作機械」 という題目で,工作機械の歴史や概念,工作機械の基本である剛性設計(静剛性,動剛性,熱剛性)について説明しました.講義終了後,一人の学生に感想を聞いてみたのですが,分からない単語がたくさんあったみたいです.自分としては,高校生の負担にならないように配慮したつもりですが,理系志望の彼らでも,機械科の知識を得る機会は少ないということを痛感しました.確かに,高校で物理や化学は習いましたが,機械について学ぶ機会はありませんでした.その点では,電気の方が,高校生にとって身近なのかもしれません.高校生に特化した講義内容を練りあげなければいけないと思いました.

 講義終了後,近くにある(と言っても,歩いて20分もかかりましたが…)「本牧神社(ほんもくじんじゃ)」 を参拝しました.いつか参拝したいと思っていた神社でしたが,こんなに早く機会が訪れるとは思っていませんでした.鳥居や本殿は最近建てられたものでしたが,正面が海を向いていて,背面が林という立地が◎(にじゅうまる)です.また,参拝したいと思いました.

関連ランキング:ラーメン | 山手駅

0 件のコメント: