2014年1月25日土曜日

卒論概要レジュメの初診について

 再来週の提出〆切に向けて,卒論概要レジュメのチェックが始まりました.A4用紙に2コラムで2ページと,分量はそれほど多くはないのですが,発表会の時に一番読まれる資料なので,しっかりとしたものにしなければなりません.そして,この卒論概要レジュメの初診が,指導教員である私にとって,最大の関門となっているのです.

 まず,最初から淡々と読み始めます.序論やシステム構成などが書いてある1ページ目左コラムの部分は,あまり問題になりません.
 問題は,研究手法の説明が始まる1ページ目右コラムから2ページ目左コラムまでの部分です.この部分がすらすらと読める文章になっているということは,まず,ありません.読むというより,解読するというような感じになり,ペースががっくりと落ちます.1ページのチェックが終わったところで,それ以上の解読を,頭が拒否するような状態に陥ることもあります.
 そんな時は,とりあえず,最後の結論の文章をチェックしてみます.思考がリフレッシュされるだけでなく,レジュメのゴールを再認識することができます.
 それでもまだ,頭が働かないという時は,実験の部分をチェックします.この部分は,実験とその結果が淡々と書いてあるだけのハズなので,比較的楽に読み進めることができる期待大です.すると,2ページ目右コラムのチェックが終わっているではないですか!
 ここまで来れば,残りは2ページ目左コラムのみとなり,ゴールが見えたような気分になります.誤解が冷めやらぬうちに,とにかく読んでいきます.相手が強敵で,挫けそうになる時は,チョコレートをかじりながら頭をごまかし,なんとか切り抜けます.
 そして,チェックが終了.脱力感とともに,無力感と達成感,怒りと喜び,様々な感情が湧き上がります.一つのレジュメをチェックするのに,だいたい90分ほどかかります.朝一からチェックを始めると,空腹感を覚えます.「おい,まだ,10時だぞ」 そこで,通勤途中で買っておいたコンビニおにぎりでエネルギーを補給し,次の闘いに挑むのです.

 こんな生活をしていたら,太ってしまうのではないか? と思われそうですが,まったく太りませんね.逆に,痩せてきたぐらいです.修論も卒論も,論文本体とレジュメの初診はすべて終了しました.今後は再診となりますが,再診にかかる労力は,初診の半分以下なので,ヤマは越えたように感じていますが,まだまだ油断はできません.2月12日の卒論発表会が終わるまで,最大船速で突き進みます!

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