2020年2月19日水曜日

牧野フライス製作所見学ツアー 初日

 令和2年2月19日(水)から1泊2日で,電通大と農工大の3研究室合同で,牧野フライス製作所の神奈川と山梨にある工場を巡る機会をいただきました.

 初日の今日は,11時にJR橋本駅に集合予定のところを10分遅れで出発して,およそ30分で厚木事業所に到着,社食をごちそうになりました.やっぱり,会社の鯖味噌は美味いですね?

 12時45分から,S.I.T(Strategy ob Information Technology)本部長の方から会社紹介がありました.現社長の井上さん,若いとは聞いていましたが,なんと52歳! 私とほとんど同じ世代であることを今頃になって知ることになりました.すごい人は本当にいるのだと改めて認識した次第.
 企業理念「Quality First」100人のお客様に100通りの機械,マインドセットはシステムインテグレータに近い.マキノの歴史: MAX工場(1983)→ 高速MC(1989-1991)A55 → 航空機部品向け(2000)MAG4.
 最近はソフトウェアに力を入れているということで,機械に合わせたデータ生成.「GIスムージング」「クラウドCAM」PathAnalyzer(フィードレート).トレーニングを要さないUI「ATHENA」などなどなど,ざっくりと理解できました.

 研究室OBのTKYS君のアテンドで,14時15分まで厚木工場を見学しました.まず,G棟の機械課を見学,Pallet Transfer System PZ1,Motor Bracket Machining System MODULE MMC-2などの自動化設備について説明してもらいました.続いて,テーブルユニット関連部品を加工しているB棟を見学,±1℃の環境,きさげ,自己調整機能付きレベリング装置などについて説明してもらいました.さらに,V-77&99およびDシリーズ,IQシリーズを組み立てているA棟を見学.やっぱり,会社によって現場の雰囲気は違いますね.

 再びバスに乗って第3工場に移動し,15時15分まで主軸の生産設備を見学しました.ベアリング洗浄機,クラス10,000のクリーンルーム,ダイナミックバランス調整,ベアリング与圧,主軸やベアリングケースの加工システム,主軸頭加工システムなど,学生にもわかりやすく主軸の凄さを説明していただきました.やっぱり主軸は工作機械のキモですねえ.

 三度バスに乗ってマキノJに移動し,ターンキーエンジニアリングによって生産課題を解決する仕事について見学しました.これからの工作機械メーカーは,このような仕事が増えるでしょうね.

 宿泊するホテルにチェックインしたあと,学生たちが泊まる愛川寮へ移動して懇親会となりました.卒業生2人と話をしましたが,2人とも元気に働いているようでよかった.とてもとても.ただ,研究室の方が会社より厳しかったというのはどうなのかな? まあ,逆よりは良いと思うことにいたします.明日見学させていただく,山梨の工場も楽しみです.

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