長崎原爆の日2020

　今日は８月９日，長崎原爆の日でした．日曜日だったので，10時50分からNHKで放送された「長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典」の中継を6年ぶりに見ることができました．冒頭，原爆投下時刻の午前11時2分から西方に向かって１分間の黙祷を捧げました．

　長崎市長の「平和宣言」は，途中，被爆体験の語り部活動を続ける被爆者に拍手を送る時間が設けられたことが印象に残りました．被爆者代表の方の「平和への誓い」は，ご高齢にもかかわらず，自身の体験を伝えようと必死の様子が胸を打ちました．日本の事務次長が代読した国連事務総長のあいさつは，核兵器が使用される可能性が危険なほど高くなっている現状を強く訴えるものでした．自分が知らない事実がたくさんありました．自他ともに，本当に遺憾です．

　中継の最後の純心女子高等学校による 被爆50周年記念歌「千羽鶴」の合唱は，シンプルな歌詞が心に染みる大変素晴らしいものでした．調べてみたところ，この合唱はずっと行われているみたいです．今回は新型コロナウイルスの影響で合唱の規模が縮小されたとのことでしたが，歌詞が鮮明でとてもよかったと思います．そのうちYoutubeで配信されるみたいなので，また聴いてみたいです．

　改めて，最初の広島も，最後の長崎も，まったく違いはないと思いました．かみさんは長崎に行ったことはないみたいなので，必ずいつの日か夫婦で長崎を訪れたいと思います．