2009年1月13日火曜日

聞く耳を持つということ

 今日,先週査読されて戻ってきた投稿論文の修正を検討しました.この学会の論文のレフリーは二人で,その内の一人から質問が4件ほどありました.質問内容を始めて読んだときは,厳しい文章に少しカチンときました.少し頭を冷やして考えようと思い,週末から昨日にかけて,ぼんやりと考えていましたが,落ち着いてみると,まったく指摘されているとおりです.
 英語抄録の内容が抄録の体裁を成していない. 背景を長々と書いているだけで,研究の説明が少なすぎました.結論もありませんでした.用語の説明に誤りや不備がある. 本当でした.恥ずかしいものばかりです.よく見てくれています.副題から予想される結論になっていない. これは致命的です.いったい何を考えていたのでしょう.副題を考え直しました. 参考文献が少ない. よく指摘されることです.三つほど追加しました.
 どれも常識的なことばかりで,指摘されなかったら,いい加減な論文になるところでした.査読してくれた方に感謝です.好きで厳しいことを言う人はいません.こういう人は貴重です.私もこれから始まる卒論や修論のチェックを,しっかりやろうと思いました.

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