2009年9月18日金曜日

東芝機械 御殿場工場見学

 今日の午後は,日本機会学会が主催する「多軸複合工作機械の高度化技術に関する研究分科会」に参加するために,東芝機械 御殿場工場に行ってきました.12時30分に三島駅北口に集合した後,まず,工場を見学するためにバスで御殿場に移動しました.東芝機械は,大型の工作機械を製造するメーカーとして有名です.これまで,この会社を見学する機会がなかったので,今回の分科会は楽しみにしていました.
 工場に到着後,4班に分かれて見学会が行われました.一番天井が高い建物の中で製作が進められていた門形のプラノミラーは,組みあがったときの最大高さが15メートルにもなるということでした.これは4階ぐらいの高さに相当することになるでしょうか.工場のクレーンは13メートルまでしかないということなので,室内で完全に組み上げてみることはできない,ということでした.これまでに私が見た中で,一番大きな工作機械でした.
 見学終了後,再びバスに乗り込み,近くの御殿場高原ホテルに移動して,東芝機械の方の講演を4件聴講しました.一番興味深く聞いたのは,3軸加工機での傾斜穴の加工を可能にする「モグラドリル加工機能」でした.傾斜穴を加工するには,5軸加工機のインデックス機能を活用することが真っ先に思いつくのですが,このモグラドリル加工機能は,3軸加工機でもある程度の傾斜穴は加工できるということが売りのようです.しかし,私見としては,5軸加工機もラインナップしているメーカーが,3軸加工機のこのような機能を提供するのは,何か矛盾していると思いました.ただ,質問してみたところ,モグラドリル機能はあくまで付加的な機能だということでした.
 講演会の後,8階のレストランに移動して,技術交流会となりました.今日は海鮮料理が中心で,新鮮な魚を使った刺身や寿司に舌鼓を打ちました.飲み物も地ビールの「御殿場高原ビール」のピルスの生が振舞われました.このビールはとってもフルーティな味わいで,結局,今日はこればっかり飲んでいました.
 帰りに三島駅の売店で,3種類の地ビールと2種類のうなぎの骨唐揚を購入して帰京しました.うなぎの骨は,研究室コンパに提供する予定です.

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