2010年7月24日土曜日

型技術協会 第105回技術交流会

に参加するために,昨日は黒田精工長野工場に行って来ました.昨晩,宴会で深酒したため,投稿できませんでした.すいません.
 9:30分立川発のあずさ9号で終点の松本まで移動しました.松本まで来たのは初めてですが,急特で2時間30分,やはり遠いです.駅から降りたときには湿度が低いように感じ,少し涼しいと思いましたが,直射日光はかなりきつかったです.日本中,どこもそれなりに暑いということですね.
 今回の会場となった黒田精工は,優れた精密加工技術・精密計測技術を基礎とした,精密金型とそれを使った精密部品の製造で有名な会社です.今回の企業側からの話題提供も,モーターの主要部品であるモーターコアの製造技術に関するものでした.モーターの製造には,極薄の鉄板を高精度に積み重ねる高度な技術が要求されます.かしめやレーザーファステックの他,接着技術を採用した最新の製造技術について解説がなされました.今回の参加者は43名と盛況でした.自動車関係の人が多かったのですが,これは電気自動車用モーターの製造が目的だと思われます.
事実,ホンダのハイブリッド車INSIGHTのモーターコアは,この製造システムで作られているそうです.質疑応答も,これまでにないほど突っ込んだ議論がありました.
 中国でも,そこそこの金型が作られるようになってきましたが,今回のモーターコア製造用の積層精密プレス金型は,まだまだ中国で作ることはできないだろうと思います.製造プロセスについては,包み隠さず説明されていましたが,おそらく,真似しようとしてもたくさんの関門があるのでしょう.見られても作れないものが,本当の高付加価値製品だと思います.
 夜は大町温泉郷にある宿に移動して,大宴会となりました.久しぶりに,温泉らしい温泉を楽しむことができました.

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