2011年8月22日月曜日

何ごとも 上りがあれば 下りあり

が今日22日の『日々のことば 本田宗一郎「挑戦」』 のことばでした.『上ることばかり考えていると、下り坂を迎えたときに対処できない。何ごとも上りがあれば下りがある、そう考え、調子のよいときほど 下り坂に備えて準備しておかなければならない。』 という解説が添えられていました.私は,この解説の受け取り方は,二つあると思います.
 一つは,昔からよく言われているように「貯える」というやり方.しかし,新規の仕事が軌道にのらなければ,いくら貯えがあっても,いつかは尽きてしまうと思います.ちなみに,研究者に貯えなんて無意味ですから,このやり方は絶対に当てはまりません.
 最近,色々な人や本に感化されて,調子がよいときほど挑戦するべきだと思うようになりました.そして,イノベーションを起こして事業化し,その利益をもとにして新しいコトに挑戦する.これは研究者にも当てはまります.素晴らしい研究成果をあげれば,得られた名声や資金をもとに,新しいテーマに取り組むことができるからです.
 しかし,調子がよくなくても挑戦はするべきですね.そうしないと,いつか終わりが来てしまいます.今日,昨年度の「自己点検・評価シート」を書いていて,論文や著作の数が減少傾向にあることに気が付きました.決して調子がよいというわけではない今の自分,挑戦しないといけませんね.

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