2011年11月7日月曜日

人間の研究が一番大切

が,今日7日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『どれほど手間や時間をかけて開発しても、人に喜んでもらえなければ意味がない。牛や馬がお金を出して買ってくれるわけでもない。人が買ってくれるのである。だから、よい製品を作るためには、第一に人間自身の研究が欠かせない。』 という解説が添えられていました.あまりにも当たり前のことばなので,ことばそのものにコメントする気はありません.逆に,人間性ばかりに注目してきたことの弊害の方が問題になってきているように感じています.
 「世界にひとつだけ」とか「Only One」とか唄う曲が,ずいぶん長い間もてはやされていますが,個人が世界にひとつなのは当たり前のことです.問題は長所と短所です.長所はもちろん大歓迎ですが,短所は長所の背反であることが多いので,完全にダメとは言い切れません.長所と短所のバランスで個人が形成されているのだと思います.しかし,「間違い」と「短所」と混同している人があまりにも多い.「あの人は,あれを頑張っているから,これは大目に見てあげよう」 とか,絶対におかしいですよ.どんな理由であれ,間違いが認められることは絶対にありません.間違いとは許されるものではあっても,認められるものではないのです.
 なんだか,今日のことばとはまったく関係のない話になってしまいました.本田宗一郎さん,すいません…

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