2012年5月10日木曜日

平成24年度 第1回 『型技術』 編集委員会

に出席するため,今日の午後は,人形町の日刊工業新聞社に行って来ました.今年度の編集委員会は,委員長もKO大学のOY先生に代わり,私も編集委員となって2期目となりました.冒頭の自己紹介で,「前期は学習モードみたいなものだったので,今年度からは貢献できるように頑張ります」などと,やる気がありそうなことを言ってしまったため,12月号のインタビュー記事のインタビュイーに指名されてしまいました(笑) どなたか,パナソニック 生産革新本部長に質問したいことがありましたら,連絡いただけると幸いです.

 不景気の影響のためか,学協会の活動は厳しい状況が続いています.私は,二つの学協会で,セミナーや見学会などを企画する委員会の委員となっていますが,どちらも集客は厳しい状況です.この編集委員会で企画する「型技術」誌は,型技術協会の会員へ配布されるなど,主要な会員サービスの一つとなっているので,ないがしろには出来ません.

 会員に配布される型技術誌の他に,書店などで購入された部数の集計結果によると,5軸加工やプレス成形技術など,特定の技術に関する特集を扱った号は,ある程度の部数が出ているようですが,誤解を恐れずに言わせてもらうと,環境対策などのように漠然としたテーマを扱った号の売れ行きは,あまり芳しいものではないようです.

 ある学協会で開催したセミナーについて,参加者から頂いた意見の中に,「聞いてみたい講演はあるけれど,一つか二つ程度.その割には参加費は高いし,他の講演を聞く時間も勿体無いので,結局,参加しないことになってしまう」という意見をいただくことがあります.これは,型技術誌の特集にも言えることだと思います.一部の記事を読むためだけに,一冊購入する気にはなれません.立ち読みで済ませてしまうでしょう.

 個人的には,色々なトピックをかき集めたものよりも,特定の技術にしぼった特集の方が有用だと考えています.事実,自分がこれまでに購入した工業雑誌で手元に残っているものは,特集の内容が自分の教育研究に関係するものだけです.ただし,販売部数が伸びないから掲載しないというわけにはいきません.伝えるべきと考えられる技術については,販売部数を度外視して取り組む必要があると思います.

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