2012年5月14日月曜日

能ある鷹は爪を隠さず

が,今日14日の『日々のことば 本田宗一郎「夢」』のことばでした.『「能ある鷹は爪を隠す」ということわざがある。しかし、実際に手腕を示さなければ、本当に手腕があるのかどうかは分からない。また、このスピード時代に手腕を出し惜しみしていては、遅れをとってしまう。能ある鷹は爪を隠さず誇示しなくてはならない。』 という解説が添えられていました.私は,このことばも,元のことわざも,あまり好きではありません.良いイメージが沸かないのです.iPad版大辞泉によると,「能ある鷹は爪を隠す」 の意味は,「実力のある者ほど、それを表面に現さないということのたとえ。」 だそうです.爪を見せるとか,見せないとか,無意味だと思います.

 出来るというなら,実際にやって,結果を見せるべきだと思います.私は,プロセスを評価しないことにしています.結果が出れば,それまでのプロセスは,良いプロセスだったのだと思います.今日のことばで言えば,「爪」はプロセスみたいなものですね.よい爪を持っていても,狩りに失敗したら無意味です.折れた汚い爪でも,狩りが出来ればよいのではないでしょうか.鷹が爪を隠すのは,獲物に強さを悟られないようにするためだそうです.これは,鷹の生死に直結しているので,必然的なことだと思いますが,人間が能力を隠しても,何も良いことはないでしょう.格好なんか気にしないで,全力で目の前の仕事に当たるだけだと思います.

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