2012年8月13日月曜日

北鎌倉の古寺を巡る(2)

 今日は,一人で北鎌倉の古寺を参拝しました.前回,夫婦で北鎌倉を訪れてからひと月 ⇒「m-shige's log: 北鎌倉の古寺を巡る」,すっかり鎌倉の魅力に取り憑かれてしまったようです.

 今日も北鎌倉駅で下車して,最初に向かったのは,歩いて5分ほどのところにある「東慶寺(とうけいじ)」でした.このお寺は,前回,近くにある「浄智寺(じょうちじ)」を訪れた時に立ち寄ってもよかったのですが,このお寺の別名は「縁切寺(えんきりでら)」で,その由縁を知れば,夫婦や恋人の男女が一緒に来るのは,ちょっとはばかられますねぇ(笑)
 今は,「縁切りの寺法」は廃止となっているということで問題はなさそうですが,私は結構信心深い人間なので,一人で参拝することにいたしました.境内の竹林が見事でした.

 次に訪れたのは,鎌倉五山第一位にして,我が国最初の禅寺である「建長寺(けんちょうじ)」でした.鎌倉学園の隣にあるお寺が建長寺だったんですね.鎌倉学園は,私の高校受験の時の併願校でした.縁なくお世話になることはありませんでしたが,懐かしく思いました.そして,自分の建長寺に関する記憶のいい加減さに,絶望です…

 前回参拝した「円覚寺(えんがくじ)」も大きな禅寺でしたが,やはり建長寺の方が建物の規模が大きいように感じました.受付からすぐみえる三門も大きいですね.

 ご本尊を安置してある仏殿の後ろにある「法堂(はっとう)」が公開されていました.木造建築では,関東最大のものだそうです.

 「竜王殿」とも呼ばれている方丈の裏にある庭園を見ながら一休みしました.

 梵鐘は,建長7年(1255年)に鋳造されたもので,国宝だそうです.そういえば,円覚寺の梵鐘も国宝でした.梵鐘は災害に強いようですね.

 建長寺を後にして,最終目標としていた鶴岡八幡宮に向かう途中にある「円応寺(えんのうじ)」に立ち寄りました.このお寺は,ご本尊の「閻魔大王」をはじめ,亡者が冥界で出会う「十王(じゅうおう)」をお祀りしています.実は,今日の巡礼で一番印象に残ったのは,このお寺の各王の解説でした.帰宅してから,よく復習しておきます.頂いた御朱印も豪快でした.

 これまでに何度も訪れたことのある「鶴岡八幡宮」ですが,大石段の周りがすっきりした感じで,大きな違和感を覚えました.原因は,2年前に強風で倒伏した大石段の左にあった「大銀杏」です.以前は,下の写真のアングルからは,大銀杏に邪魔されて,上にある本宮を撮ることは出来ませんでした.私の大好きな戦国武将である上杉謙信公も見たであろう,歴史的な大木が無くなってしまったのは,本当に残念なことです.
 それでも今日は昔と変わらない大勢の参拝者で,本宮の賽銭箱にたどり着くまでに,行列して待たなくてはなりませんでした.

 本当は鶴岡八幡宮の参拝を最後に,鎌倉で食事して帰る予定だったのですが,何気なく源氏池の島内にある「旗上弁財天社(はたあげべんざいてんしゃ)」に立ち寄ったために,新たな巡礼が始まってしまいました.この巡礼については,後日,報告したいと思います.

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