2013年4月15日月曜日

「とろ鉄」で講義のネタを仕込む

 最近,6月から予定されている「加工学」の講義の準備で忙しくしています.最初の2コマで 「溶接」 と「圧接」 について話す予定なのですが,2週間で,ようやく溶接の全体像が整理されてきたというところでしょうか.自分が説明している様子を想像しながら,この話の流れでは,こういうことも話さなければならないだろう? などと考えていくと,結構時間がかかってしまいます.何もない状態から,90分間話せるように準備するのは,本当に大変なんです.

 しかし,どんな講義でもそうだと(とりあえず,私は)思うのですが,手を動かさず,一本調子で真面目な話を90分も聴いたら,おそらく,寝てしまうのではないでしょうか? なので,私は講義の途中で,何回か雑談を入れることにしています.そうすれば,聴いている学生だけでなく,話している私の方も頭がリフレッシュされて,集中力が回復すると思うからです.そのため,雑談のネタを仕込んでおくことは,とても重要なのです.
 というわけで,研究室の学生居室の本棚に懸架してあった 「とろける鉄工所」 を自宅に引き上げて,最新の9巻まで熟読することにしました.もう,何度も読んだ漫画なのですが,溶接に関する知識が整理されている頭で読むと,これまでにない味わいがあります.おそらく,いくつかのエピソードが,講義の雑談に登場することになるでしょう.

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