2013年8月27日火曜日

保守であれ,革新であれ

 最近,色々な組織が伸び悩み,「革新」 の時だと言われています.その槍玉にあがるのが,「保守」的な立場での振る舞い.「保守」 というと,悪いイメージが浮かびますが,【岩波書店 広辞苑第五版】で調べてみると,「旧来の風習・伝統を重んじ、それを保存しようとすること。」 という意味の他に,「たもちまもること。正常な状態などを維持すること。」 とあります.守ろうとしている対象が正しいものであれば,「保守」 という振る舞いは,決して悪いことではないのです.

 確かに,保守的と見られる人の中には,既得権を手放したくないので,変化を望まないという利己的な人もいるでしょう.このときの既得権が,組織に害を及ぼしているものであるならば,「革新」 によって,このような権利をはぎ取らなくてはいけない.

 しかし,最近の私の周辺では,「革新」 という名目で,何の落ち度もないのに,不当な対応をされる知人が増えてきているように感じています.リストラみたいなものでしょうか.自分がリストラされたら,どう思いますか? 悔しくて,情けないでしょうね.

 「革新」 を進めようとしている皆さん,皆さんが改革しようとしている組織という土台は,先輩方が活動という土を積みながら踏み固めてきたものです.皆さんが,その土台を愛おしんで利用しようとするならば,組織をより高い世界に導くでしょう.しかし,もし,あなたが,過去を踏みにじるような態度で土台に乗ろうとするならば,組織という土台は粉々に崩れ,多くの人が大切なものを失うことになるでしょう.

0 件のコメント: