2014年6月4日水曜日

大学院オープンラボ2014

 今日の電気通信大学では,大学院入学希望者を対象にした 「大学院オープンラボ」 が開催されました.私の研究室も,13時30分から16時30分までの3時間,東4号館5階513室にて,研究内容を公開しました.

 今日は,「第10回産学官連携DAY」 も併催されていて,企業の方も研究室を見学することができたハズなのですが,見学者のほとんどは,キャリア教育の一環で見学を義務付けられた電通大の学生ばかりでした.大学側の目論見とは違うかもしれませんが,私はこれでもよいと思っています.

 大学に入学してから,研究室がどういうところなのか知る機会を自分から求める学生は,あまりいないと思います.正直言って,私自身もそうでした.なので,こうやって強制的に見学する機会を与えることは,悪いことではないと思っています.今回の見学で,大学の研究室の活動に興味を持った学生もいるハズですし,これをきっかけに自分で研究室のことを調べる学生も出てくるでしょう.自分の将来の卒業研究を見据えながら勉強すれば,モチベーションも上がるのではないでしょうか.

 しかし,ここで学生に対して強く主張しておきたいことは,最初に良いと思った研究室だけをウォッチし続けるのではなく,興味が沸かないというような研究室も含め,出来るだけ多くの研究室を見学して欲しいということです.もちろん,見学してもつまらなかったという研究室も出てくると思いますが,どんな研究室の内容からでも,何かしら新しい知見が得られるハズです.もしかしたら,より自分に向いた研究室に出会えるかもしれません.このような多くの可能性を放棄するなんて,あまりにももったいないと思います.自分の大学のことを,もっとよく知りましょう!

 学生がいてこその大学で,学生からそっぽを向かれては,組織としての求心力を失ってしまいます.今日は本当にたくさんの学生が見学に来てくれました.3時間の公開中,見学者が途絶えることが一度もありませんでした.こんなことは,私の記憶にはありません.嬉しいというより,ほっとしています.また,説明員を務めてくれた研究室の学生が,自分の研究内容を堂々と説明する様子を見ながら,静かな喜びを感じていました.やっぱり,研究室を公開するのはよいことだ.

 次回の研究室公開は,平成26年7月20日(日)のオープンキャンパスです.多くの出会いを楽しみにしながら,しっかり対応したいと思います.

0 件のコメント: