2015年11月7日土曜日

JSME RC266 第10回研究分科会

に出席するために,平成27年11月6日金曜日は,「大阪大学・吹田キャンパス」 に行って来ました.空が高く感じる,素晴らしい秋晴れとなりました.キャンパス内で,今年一番の紅葉を楽しむことができました.

 午前中は,堺筋本町駅近くにある 「大阪企業家ミュージアム」 を見学しました.10時の開場前に受付に一番槍,入館料300円を支払い,無料の音声ガイドをゲット,プロローグシアターで 「大阪の企業家精神のルーツ」 を単独で鑑賞した後,隣の主展示エリアに突入しました.「大阪を舞台に活躍した企業家たちのチャレンジとイノベーションを、明治以降3つの時代ブロックに分けて紹介。イノベーションが行われた産業分野別に展示されており、企業家たちが、社会・経済の発展にいかに重要な役割を果たしてきたかを知ることができます。」

 105人の企業家の業績を説明するパネルと展示品が並んでいるだけなのですが,今でも社会に貢献し続けている大企業の多くが,大阪を発祥の地としているという圧倒的な事実を知り,愕然としました.紡績業,貿易業,金融業,建築業,鉄道業,重工業.化粧品,洋酒,レジャー,ショッピング.そして,なんといっても,家電製品と食品.「東京企業家ミュージアム」 なるものを作ったら,どういう構成になるんだろう? 是非,検討していただきたい.それにしても,現在の私達の豊かな生活は,一握りの偉人達の功績が本当に大きいのですね.現状にのみ固執している自分が,小さく思えました.

 13時から始まった研究分科会では,最初に 「産学連携若手育成プログラム(CIA4YI)」 として,参加者16名(企業8名 大学8名)が4グループに別れ,「各工作機械関連技術の世界的な動向と,今後我が国がどのように展開すべきか」 というテーマで昨日から検討した成果について発表しました.グループB 「機械要素技術」 では,私の研究室のISI君が颯爽登場! 最後のまとめを発表していました.ちょっと疲れた様子でしたが,良い経験になったと思うので,これからも頑張って欲しいです.

 続いて,阪大の3名の先生方から,それぞれ話題提供がありました.どなたもよく知っている先生なのですが,恥ずかしながら,その研究内容を拝聴する機会がありませんでした.どれも専門的な内容で,完全に理解できたものは一つもありませんでしたが,突き抜けたテーマばかりであることはよく分かりました.何処の誰が何をしているのか知るということは,とても重要なことだと思っています.

 最後の研究室見学では,これまでに経験した中で,一番レベルの高いクリーンルームの内部に入れていただき,大いに感銘を受けました.そして,その作業環境が,自分には絶望的に不向きであることを実感しました.すごい!と思える仕事に出会っても,そこで力を発揮できるとは限らないということです.自分の弱みを正しく理解し,自分の強みを生かしていきたいです.

 大阪が東京より先行していた都市だったという事実を,これまできちんと認識していなかったような気がします.東京旅行のように,本気の大阪旅行をしてみなくてはいけないね.大阪ビギナーである妻の意見を容れて,検討してみたいと思います.

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