2012年2月14日火曜日

平成23年度修論審査会初日

が,今日から明日まで行われます.本研究室からも,修士2年筆頭 (と言っても,一人しかいませんが) のコイケさんが, 「6-DOF Haptic Deviceを用いた工作機械操作インターフェイスの開発 ―力覚援用による工具の誘導―」 という論文題目で発表を行いました.発表の時間には,研究室関係者以外の人が大勢いて,彼の人気を再認識しました.発表自体は,ふてぶてしいと思うくらいに場慣れしているので,まったく心配していませんでしたが,質疑応答などの真面目なやり取りで人から厳しいことを言われると,何も反論せずに黙ってしまうのは悪い癖ですね.まぁ,彼もまったくカラーの違う研究室で卒論をして,修士課程から私の研究室にやって来て以来2年間,最低限のことはやってくれたと思います.私からのコメントは,「とにかく,自分のリミッターを外すことだな」 色々とお疲れ様でした.後は,後輩の指導と,次年度への引継ぎをよろしくお願いします.m(_ _)m

2012年2月13日月曜日

型技術者会議2012 第2回実行委員会

に出席するために,今日の午後は芝浦工業大学 芝浦キャンパスに行って来ました.去年はドタキャンしてしまったこの委員会に,今年は出席できて感じるものがあります.同じ過ちを繰り返さない,これは大事なことです.
 今日は主に,特別講演,特別企画,特別セッションなど,一般講演以外の企画内容の確認が行われました.今回の型技術者会議2012では,これまでにない試みがあります.なんと,これまでは1件だけだった特別講演が,2件もあるのです.1件は,小惑星探査機「はやぶさ」でプロジェクトマネージャーを努められたJAXAの川口淳一郎教授の講演.もう1件は,ドイツの自動車メーカのAudi関係者の方の講演で,海外から見た日本の金型に期待することについて.どちらかだけでも,絶対に聴いておきたい内容だと思います.今年の型技術者会議の編成は,大変高度なものとなりました.ちょっと欲張り過ぎて混乱気味ではありますが,きちんと整理して確実に実施し,素晴らしい会議にしたいと思います.

2012年2月12日日曜日

残業&休日出勤根絶宣言

昨日から,仕事とプライベートについて考えています.

 週の始めから,土曜日に出勤することを前提にしてしまうと,平日は追い込んで仕事することなく,土曜日になると,土曜日まで仕事したのだからと,適当なところで終わらせてしまう.こんなことなら,平日に仕事に集中して,金曜日までに仕事にケリをつければよいのです.

 朝の時点から,夜遅くまで残業することを前提にしてしまうと,昼間に追い込んで仕事することなく,夜になると,こんなに遅くまで仕事したのだからと,適当なところで終わらせてしまう.こんなことなら,昼間に仕事に集中して,定時までに仕事にケリをつければよいのです.ましてや,遅くまで仕事するのだからと,朝はゆっくり出勤するなんて,本末転倒です.

 研究室の入室のしおりに ⇒ m-shige's log: 森重研入室のしおり,以下のような項目があります.

4.土曜日は やることがある場合,休みにはなりません.

これは,当たり前のことだと思ってきましたが,土曜日に来ることを前提としているように感じます.いえ,正直,土曜日も来て研究してくれることを期待していました.これは,以下のように改訂したいと思います.

4.日曜日はもちろん,土曜日もお休みです.しかし,やらなければならないことがあれば,休むことはできません.土日にしっかり休めるように,平日は頑張りましょう.

そのため,以下の項目については,徹底したいと考えています.

2.コアタイムは11:00から17:00ですので,その間は在室していてください.

要するに,メリハリですね.でも,この方がシンプルで分かりやすいと思います.来年度から,実行あるのみです.

2012年2月11日土曜日

義母の誕生日会 2012

今日の夕方は,今週の月曜日だった義母の誕生日をお祝いするため,横浜中華街にある「聘珍樓 横濱本店」 に行って来ました.正直,木曜日の朝までは,卒研生の卒論概要完成のメドが立たず,今日の食事会に参加できるか分からない状況でしたが,昨日の夕方に6名全員の完成を見ることができ,予定通り今日の食事会に参加することが出来ました.仕事を予定どおりにこなしたうえで,プライベートも充実させるという,当たり前のことの大切さを実感しています.
 今日は,『“春節”中華街のお正月お祝いコース』 を楽しみました.お正月らしかったのは,デザートの「小豆、蓮の実、百合根の温かいお汁粉」 と「広東焼き餅」 ぐらいでしたが(笑),美味い料理をお腹いっぱい堪能して,お祝いしてあげる側の私自身も元気が出ました.ありがたいことです.明日の日曜日まで静養して,佳境になる卒論の指導に備えたいと思います.



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2012年2月10日金曜日

人をスポイルするということ

今日の午後は,International Journal の編集委員会に出席するために虎ノ門に行く予定だったのですが,来週の月曜日15時が提出期限なので,今日を研究室内〆切としていた卒論概要が終わりそうもない学生がいたので,ドタキャンせざるを得なくなってしまいました.実は,昨年も同じようなことがありました ⇒ m-shige's log: 型技術者会議2011 第2回実行委員会.このとき,「今後,卒研発表会が予定されている週に開催される会合には,一切出席しないことをここに宣言いたします.」 などと,熱血教員を気取っていましたが,どうも勘違いされているようなので,この宣言は撤回することにいたします.

 昨年もそうだったのですが,今回の〆切は事前に連絡していたもので,欠席できない委員会の予定も考慮して決めたものでした.17時までに完成としてはいましたが,14時までアカが入るような学生が居ることは想定していませんでした.今月に入ってから,一切の外出を控えて,卒論&修論の指導に専念してきました.それでも約束の〆切に間に合わない学生のために,重要な役職に就いている委員会を欠席し,信頼を失ってまで対応するということは,そのような学生の非行を認めるということになるのではないでしょうか.これは,「〆切=納期=約束を守る」 という私の教育方針に反するもので,大変不本意です.

 「スポイル【 spoil 】」という言葉,【岩波書店 広辞苑第五版】によると,『そこなうこと。甘やかしてだめにすること。台無しにすること。「子供を―する」』 という意味だそうです.大学生になっても〆切を守れない学生,おそらく,小中高でも〆切を守らなかったのではないでしょうか.しかし,〆切に間に合わないことが許されない時が,必ずやって来ます.取り返しがつかないことになると思います.結局,許し続けることが,「スポイル」 することになるのです.私は,許さないことにしています.私が急に優しくなって,許してくれたと感じたら,見放されたと思ってください.