今日の午前中は,東大本郷で国際会議実行委員会の幹事会だったのですが,雑談の中で最近の不景気のことが話題になり,これまでの円高で企業が挙げた利益はどこにいったのか,という話になりました.どこかに貯めこまれているのなら,こういうときにこそ放出して雇用を維持するべきで,そういうことをしないで非正規社員を大量に解雇するなんておかしい,ということです.企業にも色々と事情があると思いますが,本当にどうしようもないのでしょうか.
大学に戻ると,ネットニュースでアメリカのクライスラー社が,ほとんどの工場の操業を一ヶ月間停止することを決めた,というニュースを見ました.GMとクライスラーの合併話も復活したとのこと.Big3には破綻も視野に入れた動きも見えるようです.一つぐらいは消えそうです.
加工貿易で成り立っている日本にとって円高はありがたくないので,経済界などの要望を容れて,無理やり円安にしてきたのですが,相手のアメリカがあの調子では,もう不自然な円安は維持できないようですね.産業,政治,経済,どれもこれまでのやり方が通用しなくなり,大きな転機に来ているように感じます(つづく,かもしれません)
2008年12月18日木曜日
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