2009年1月8日木曜日

精密工学会誌 創立75周年記念特集号

 本日,精密工学会誌 2009年1月号が送られてきました.この号は,75周年記念特集号となっています.200ページを超えており,通常号の2倍のボリュームですが,投稿論文は一切掲載されておらず,全て祝辞や解説などの依頼記事です.
 2006年末からWGを立ち上げ,私が責任者として内容の企画を進めました.執筆者をリストアップして内諾をもらうまでに,2007年末までの一年間を費やしました.取りまとめ役の私としては,ここまででもかなりきつかったです.しかし,2008年10月からが新たな修羅場となりました.100件を超える依頼原稿の管理で,事務局の担当の方に酷なまでの作業を強いることになってしまったのです.私や部会長の先生も,フォローに忙殺されました.今思うと,原稿を査読した現編集委員の方々も,たくさんの原稿を短期間で処理されたのではないでしょうか.この作業も大変だったと思います.WG委員の方々にも,督促の作業を手伝ってもらうなど,最後までお世話になってしまいました.海外の学会との交渉では,恐れ多くも現会長にまで助けていただきました.
 最後は,妥協して終わらせた感じでしたので,今月送られてくる会誌を見るのが怖いというのが,正直な気持ちでした.しかし,実物を見てみると,ボリュームで圧倒しているからだとは思いますが,よい仕事をしたと思えるものになっています.ほっとしました.終わり良ければ,すべて良し,実感です.
 今,この仕事を振り返ってみると,プロジェクトを進める責任者の苦労がよくわかりました.そして,私自身が力不足で,人間としてまだまだ未熟であることを痛感しました.もっと皆さんに気持ちよく仕事してもらえるようにできたのではないかと反省しています.
 この仕事では,本当にたくさんの方に協力していただきました.とても言葉では伝えることができないほど,感謝の気持ちでいっぱいです.心よりお礼申し上げます.できれば,関係者で集まって,打ち上げなどしたいです.是非,やりましょう.

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