2009年1月7日水曜日

工作機械業界の新年賀詞交歓会

 今日の夕方,日本工作機械工業会が主催する工作機械業界の賀詞交歓会が,都内のホテルニューオークラで開催され,私も招待されていたので参加して来ました.
 始めに会長と来賓の挨拶がありましたが,それ終わると乾杯をすることなく,いきなり懇談に移りました.挨拶は無しで乾杯だけというパーティは記憶にありますが,このような趣向は初めてです.少し,拍子抜けしました.
 やはり気になるのは急激に落ち込んだ業界の業績の今後の見通しです.工作機械メーカーの役員の方数人と話をしましたが,しばらく厳しいことは間違いないが,これからどうなるか予想できない,という意見がほとんどでした.景気が急激に回復するかもしれないし,逆に不況が長引くかもしれないということです.また,輸出相手国のアメリカや中国などの影響も大きいので,日本の会社ががんばれば必ず良くなる,というわけでもありません.でも,バブルやITバブルの経験から,同じような不況になってもしばらくは耐えられるように,各メーカーが体力をつけているということなので,悲壮感のようなものはあまり感じませんでした.でも,現場の人が感じていることは違うかもしれませんね.とにかく,耐えるしかないということでした.
 中締めの時も挨拶する人はなく,完全に流れ解散でした.工作機械業界の皆様,本年もよろしくお願いいたします.苦しいかと思いますが,大学の教員として雇用は維持していただきたいと思います.

0 件のコメント: